Eighter -Grand Harmonise-
52nder 〜星天せいてんとの最終決戦 A〜



#0
紅の墓標にて完全復活を遂げた四堕天しだてん……かくて、Eighter+αとの最後の死合は始まった!!
かくて、かれんが陽天ようてんとケリをつけている頃、かんなはというと星天せいてんと死合っていた

#1
歴史の墓場、紅の墓標
歳刑星天さいぎょうせいてん「完全復活した我を相手にどう闘う?歳殺月天さいさつげってん?」
ジキッ
空間を歪めて刀を取り出し、かんなを睨みつつ問う
白拍子かんな「……勿論……全力であなたをたおします」
ゴアッ
チキッ
月天げってん覚醒状態で真の碧聖刃シアンセクレイドを構えるかんな
歳刑星天さいぎょうせいてん「……フン……やってみろッ!!歳刑穿錐さいぎょうせんすい!」
ギョルアアッ
邪悪な剣気で具現化された蛇の尻尾がかんなに襲い掛かる
かんな「ムダです」
パアンッ
だが、かんなに触れる事無く蛇は消滅する
歳刑星天さいぎょうせいてん(なっ!?)
驚愕……しかし、それも一瞬……すぐさま平静を装い叫ぶ星天せいてん
歳刑星天さいぎょうせいてん「……フフフ……・面白い!!……やはり月天げってんはそうでなくてはなぁ!」
ゴアッ
言い終えるなりかんなに飛び掛かる星天せいてん
かんな「はっ!」
ギインッ
ギリギリギリギイッ
そんな星天せいてんを受け止めるかんな
歳刑星天さいぎょうせいてん「ぬおおあああ!!!!」
かんな「はっ!」
ドオオンッ
だが、競り負けたのは星天せいてん。そのまま弾き飛ばれる
ザザザザザッ
歳刑星天さいぎょうせいてん(フフ……)
チキッ
ニヤリとしながら刀を構え直す星天せいてん
かんな「……」
何がそんなに可笑しいんですか?とかんなが尋ねる……速く本気を出したらどうですか?とかんなが続けると
星天せいてんが咆える
歳刑星天さいぎょうせいてん「我と同じくらいの力をもつキサマを殺せる!……フフ……これほど面白い闘いも珍しい……
 と、言うわけで……死ねぇあ!!……歳刑縛滅さいぎょうばくめつ!」
ギョルアアッ
一瞬の隙を突き、かんなを邪悪な剣気で具現化させた蛇で絡め取る
ギギギギギッ
かんな「……」
蛇がかんなを絡め取る
歳刑星天さいぎょうせいてん「さらばだ!月天げってん!」
ギュドゴアアアアアッ
一気に距離を詰め、一刀両断にかかる星天せいてん
バシュッ
ギインッ
歳刑星天さいぎょうせいてん「な……何いぃ!?」
だが、蛇の呪縛を解いて星天せいてんの刀を受けるかんな
かんな「はっ!龍咬舞刃りゅうこうぶじん!」
キュインッ
歳刑星天さいぎょうせいてん「ぐうっ……」
ザザザザザザッバシュアアアッ
歳刑星天さいぎょうせいてん「うごう!?」
間髪居れずにかんなの光の龍が解き放たれ、星天せいてんを掠める

#2
歳刑星天さいぎょうせいてん「……ぬううう……」
ジリッ
かんなの裂帛の気迫から繰り出された光の龍に、流石に怯む星天せいてん……
かんな「いつまでも余裕を鎌している暇はないですよ……」
私にもあまり時間が無いんです……とっととケリをつけましょう……とかんなが咆える
歳刑星天さいぎょうせいてん「ならば、我がキサマに時間を与えてやろう!歳刑噬陸さいぎょうせいりく」
あの世で永遠に時間をくれてやるわ!有難く受け取るがいいッ!と猛る星天せいてん
グアオッ
邪悪な剣気で具現化された蛇が相対するもの全てを飲み込んでいくのだが……
かんな「鳳鸞舞刃ほうらんぶじん!」
ドゴギャアアアアアアッ
炎の鳥で応戦するかんな
かんな、歳刑星天さいぎょうせいてん「ハアアアアアアアア!!!!!」
ガカアッ
ゴグゥオオオオ〜〜〜〜ンッ
鳳凰と蛇とがぶつかり合い、爆発が巻き起こる
かんな「くっ……」
ザッ
流石に爆発の余波で退くかんな……だが、そこに追撃をかける星天せいてん
歳刑星天さいぎょうせいてん「ええい……ふざけおってぇえぇ!!!」
ゴガッ
かんな「はっ」
ヒュオッ
星天せいてんの突進を回避しつつ次の攻撃に入るかんな
歳刑星天さいぎょうせいてん「ぬああああ!!!」
ガッ
左手で真の碧聖刃シアンセクレイドの刃を受け止める星天せいてん
かんな「っ……」
歳刑星天さいぎょうせいてん「我を誰だと思っている!四堕天しだてんで1番禍々しい存在……歳刑星天さいぎょうせいてんだぞ!!!」
貴様がどんな力を持っていようとも・・我が禍々しさの前では無力ッ!とかんなを見下す星天せいてん
ぐぐぐっ
そのままかんなを持ち上げた星天せいてんは、一気にかんなを投げ飛ばす
ギュンッ
かんな「……それとこれと、どういう関係があるって言うんですか!?」
ドガンッ
ザザザザザザザッ
受身を取りつつかんなが叫ぶ
歳刑星天さいぎょうせいてん「フン……キサマの持つ聖なる力も我が邪悪な闇の前では無力!……そういう……」
ブシュアアッ
歳刑星天さいぎょうせいてん「ぬ……ぐう!?」
それがまだ分からんか!……と言いかけたその時、真の碧聖刃シアンセクレイドを受け止めた左手から血が噴出す。
咄嗟に左手の傷を見ながら忌々しげに叫ぶ星天せいてん
歳刑星天さいぎょうせいてん「……小癪なことをぉお!!」
かんな「はっ!」
ヒュンッ
その間に間合いを詰めて斬撃を繰り出すかんな
歳刑星天さいぎょうせいてん月天げってんんんんん!!!!!」
ギイイイインッ
執念が勝り、受け止められる
歳刑星天さいぎょうせいてん「ぬ……ぬおおおおおおお!!!!」
ギリギリギリギリギリギリッ
禍々しい殺気が膨れ上がり、かんなが圧されていく
かんな「く……くぅ……」
歳刑星天さいぎょうせいてん「ムダな足掻きだ!所詮人間如きに……神はたおせん!!!!」
かんな「……そんなこと……やってみないとわかりませんよ!!」
歳刑星天さいぎょうせいてん「ほざけぇえ!!!!」
ガギンッ
ギギギギインッ
激しい攻防戦……かんなは無事に星天せいてんを退ける事が出来るのか!


続

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