つくがく de SS
課外活動の12・前篇
これは、ある日のツクール学園で起きたミステリーをつづったファイル・・・
ツクール学園、職員室
ライリス「はうっ!?」
愛夫弁当が無くなっていることに気がつくライリス
ライリス「わ・・・私のお弁当・・・」
・
・・
・・・
と、言うわけで早速ライリスはルインとリズを召喚して弁当の捜索を行うことに・・・
リズ「えっと・・・お弁当が無くなっていた・・・と?」
ライリス「うん、確かに、朝来た時はあったはずなのに・・・」
天然蛍「面白そうだね、俺も混ぜて」
一同「わっ!?」
何の前触れもなく蛍(が登場し、驚く一行
ルイン「蛍(・・・これは遊びでは無いんだが・・・」
蛍(「任せて・・・こう見えても昔、ア○ス探偵局を欠かさず見ていたんだよ」
一同「・・・逆に不安だ・・・」
※それで探偵を気取るのはどうかと・・・蛍(よ・・・
蛍(「とりあえず、まずは現場検証だね・・・」
ルイン「ま、まぁ・・・そうだな・・・」
蛍(「事件は会議室で起きているんじゃない・・・現場で起きているんだ!ってとある会議室殺人事件でも言って
いたしね・・・」
リズ「・・・会議室殺人事件なら、事件は会議室で起きているんじゃないの!?」
ライリス「・・・と、とりあえず、職員室へ・・・行こうか・・・」
と、言うわけで、4人は職員室へ・・・
ルイン「弁当は鞄の中に入っていた・・・?と?」
ライリス「ええ、そうよ。」
蛍(「・・・本当に!?・・・忘れてきちゃったとかじゃないの!?」
ルイン「いきなりそんな推理か!」
ちゃんと鞄に入れてきたわよ、とライリス、それに対し、蛍(は更に告げる
蛍(「じゃ、鞄を間違えたとか」
ライリス「いや、いつもこの鞄で来ているから間違えないよ。」
蛍(「じゃ、実は夢でした・・・とか!?」
ルイン「それ、お前のことじゃないのか!?」
蛍(「う〜〜ん・・・じゃあ、あとは食べちゃったのを忘れちゃったとか・・・」
一同「どういう健忘症だ!」
それに、食べちゃったのなら、からの弁当箱があるはずだが・・・
リズ「・・・ねぇ、蛍(・・・さっきから、自分視点で物事を考えてない?」
蛍(「ん?そうだけど・・・」
一同「・・・」
なんだかどっと疲れて、突っ込みもできない一同。
・
・・
・・・
ルイン「・・・と、とりあえず、もう一度整理しよう・・・犯人は、弁当が鞄の中にあることを知っていた
・・・のかな?」
リズ「その心は?」
ルイン「・・・机や鞄を荒らされた形跡は・・・無かったんですよね?」
ライリス「そうね。だから、弁当が無くなっている・・・という事実が発覚するまで気付けなかった・・・」
ルイン「・・・と、なると・・・もしかしたら、教員の中に犯人が・・・」
一同「!!!!」
流石にザワっとする職員室
蛍(「あ、分かった!」
リズ「嘘っ!?」
そして、蛍(が突如大きな声を出す。もしや犯人が分かったの!?と一縷の望みと・・・蛍(だから、またどうせ
・・・と一抹の不安を抱えながら、蛍(の方を見る
蛍(「そのお弁当って・・・甘いものオンリーだったりする?」
ライリス「そんなわけないでしょ!ちゃんと栄養を考えて作ってもらったのよ!!」
ルイン「・・・蛍(・・・」
芹沢先生(甘党)が犯人じゃないのかな?などと思っていた蛍(であった・・・
※ちなみに、そんなライリスの今日の弁当は鯖(の塩焼きが入っているので、まず、芹沢先生(鯖(がダメ)は
無い。
・・・更に、他に食い意地張っている先生とかいないの?と聞きだす蛍(・・・いくらなんでもそれは無いだろう
・・・と、言うか、教師一同も、そんな先生いません・・・と口をそろえる
リズ「・・・ありゃりゃ・・・捜査は早くも息詰まっちゃった!?」
蛍(「じゃ、あれだ・・・怨恨の線」
ルイン「怨恨?」
蛍(「うん、いつもいつも夫の手作り弁当を見せびらかされてきぃ〜〜悔しい・・・ってな思った独り身の先生が
・・・」
ライリス「・・・別に、見せびらかしてはいないわよ」
蛍(「う〜〜ん・・・じゃあ・・・」
・・・蛍(の迷推理は的を射る答えとなるのか!?・・・
と、言うか、弁当の行方は!?
続
前の話へ 戻る 次の話へ