つくがく de SS
課外活動の8・前篇
ここ、ツクール学園・・・日々数多のクリエイター様が作ったキャラが伝説を作る学園・・・そして・・・
中倉新八「と、いうわけで、みなで芝居を行いたいと思うのでござるが・・・」
天然蛍「三国志!」
新八「ふむ、史実に基づいた芝居がいいということでござるか?」
蛍(の発言に新八は語る。
氷菓子茜薙(「・・・いや、待て、蛍(・・・『しばい』は『仲達』の方じゃなく、『演劇』だ!」
そんな中、すかさず蛍(のボケに突っ込む茜薙(
蛍(「え!?そうなの・・・」
一同、呆れる・・・最中・・・
うら美「でしたら、ミュージカルなどどうでしょう?・・・私、歌いますよ?」
既にマイクを持参しているうら美。
新八「”みうじかる”・・・とな!?」
蛍(「あ、オペラもいいよね・・・蟹座(の怪人とか・・・」
一同「・・・聖闘士!?」
蛍(も便乗するのだが・・・何か違う・・・
セナ「・・・とりあえず、まず、演劇にするか、ミュージカルにするか、オペラにするか、方向性を決めよう。
多数決でいいよね?」
一同「異議な〜〜し」
・
・・
・・・
茜薙(「・・・と、いうわけで、多数決の結果、演劇となったのだが・・・」
黒板に書かれた演劇という文字をチョークで丸く囲む茜薙(
蛍(「じゃ、次はチケットをどうするかだね。松、竹、梅の3種類でいいよね?・・・それと、値段は松竹梅の
順にドル、ホンコンドル、ジンバブエドルでいいよね?」
一同「それはまだ早い!」
ってかなぜドル縛り!?・・・ってかジンバブエドルってどんだけ紙幣を持ってこさせる気だ!!と一同は大いに
突っ込む。
フィル「・・・えっと・・・話を進めていいかな?」
本を片手に挙手してフィルが囁く。
蛍(「うん。い〜〜よ。」
一同(お前が言うな・・・)
フィル「・・・とりあえず、次は演劇のジャンルを決めた方がいいと思いますが・・・」
異論が無いようなので、進めるフィル
フィル「古典か、童話か、現代か・・・近未来とかSFとか、結構いろいろとジャンルはあるけど・・・」
茜薙(「うむ、折角なら、オリジナルな話にしたいな。」
茜薙(の発言。
うら美「でしたら・・・燃え上がる東京・・・その中での壮大なラブロマンス・・・などいかがでしょう?」
一同、それは・・・うら美が誕生した秘話なのでは!?と心の中で思う
レイン「空手を取り込んだサッカー・・・相手はおクスリで強化された人間のチームで・・・ってのは?」
いやいや、少林○ッカーじゃないんだから・・・と心の中で呟く一同。
フィル「本を食べちゃうくらい・・・」
一同「はい!?」
ボソリとフィルの呟き・・・に一同は暫し沈黙
フィル「・・・あ、あう〜〜〜〜・・・今のは無かったことにしてください。」
本で顔を隠しながらフィルが叫ぶ。
※そういえば、もうじき映画が放映か・・・
蛍(「じゃ、俺が脚本書くね。」
一同「待てぇい!!」
一同、お前に任せたら何が出来るかわかったもんじゃない・・・と止めにかかる。
蛍(「え〜〜!?折角昨日見た夢をシナリオに活かそうと思ったのに・・・」
茜薙(「・・・一応聞いておくが・・・昨日はどんな夢を見たのだ?」
一応念のために聞いてみる茜薙(
蛍(「え〜〜っと・・・」
・・・そして、蛍(の回想ははじまる・・・
ある世界に、1人の破壊神がいました・・・彼は最強の力を持っていながら、争うことを嫌い、世界の片隅で
ヒッソリと暮らしておりました・・・
一方、その世界は・・・栄華を極めておりましたが、それ故に人々は退屈し・・・やがて、人々は退屈を潰す
ために神を殺して遊ぶことを覚えました・・・
・・・そして・・・これはそんな神殺しの男が・・・噂を聞きつけ、最強の破壊神に挑む物語・・・
蛍(「って夢を見たんだよ・・・」
一同「・・・」
蛍(が言い終えると一同沈黙
蛍(「あれ!?」
新八「拙者、その物語、なかなか面白そうでござると思ったのだが・・・」
セナ「うん。私も・・・」
と、いうことで、満場一致で蛍(が脚本を書くことに決定した。夢を全て覚えていられるというスキルが初めて
役に立ったような・・・そんな気がした・・・
茜薙(「・・・とりあえず、任せるぞ、蛍(」
蛍(「任せて!みんなの期待を裏切らないマルチエンディングな台本を作るよ」
一同「待てぇい!!」
マルチエンディングな演劇って何だ!と一同はすかさず突っ込みを入れる。
蛍(「あれ?!・・・ひょっとしてセリオエンディングとかイルファエンディングとかの方が正しいの?」
一同「そういう意味じゃない!!」
何、その個別キャラ攻略ルートみたいな名前・・・
レイン「いや、マルチエンディングって・・・どうやって実現するのよ」
蛍(「客の入り具合によって・・・」
茜薙(「なるほど・・・それで、何度も見てください・・・とリピーターを増やす作戦か・・・」
フィル「あ、あの・・・演劇ってただでさえ台詞を覚えるのに苦労する・・・と思うからマルチエンディング
なんて・・・やめた方が・・・いいと思います」
と、納得しかけた茜薙(を前にフィルがぼそっと呟く・・・
さて・・・演劇のジャンルとシナリオが決まって・・・あと、残っているのは・・・?
続
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