それは、ある日突然起きた事件・・・
食堂
ササ「え〜〜っと、というわけで、これより第一回料理バトルを開催します。」
唐突に始まった料理バトル・・・
ササ「まずは審査員のみなさんです。挨拶をどうぞ。」
フィル「あ、どうも、みなさん。フィルです。」
司「司です。よろしくお願いします。」
天然蛍（あましか・けい）「オーダー。アーティチョークを使った料理！」
一同「アーティ・・・チョーク！？」
蛍（けい）の叫びに一同ざわつく
蛍（けい）「あれ？！こういう番組じゃないの！？」
一同「違うから！」
それに、その台詞は審査員の方が言う台詞じゃないよ・・・と一同。
※余談ですが、アーティチョークってのは・・・薊（アザミ）のオバケみたいなものと考えていただければ大丈夫かと
ササ「ちなみに、料理バトルの優勝者は食堂のタダ券１０枚つづりを進呈。これは応募するしかないじゃん！」
※ちなみに、既に料理人の方の応募は締め切られています・・・
続いて料理人の紹介へと進む
氷菓子茜薙（ひがね・せな）「氷菓子茜薙（ひがね・せな）だ。・・・そういえば、疑問なんだが、エプロンの下には服を着ていてもいいのか？」
一同「ブハッ！？」
まさかの質問に一同吹く。
そういえば・・・他の貪藻矢射妥←（ダイヤモンド）作品に出てきた天蓋（てんがい）の徒（あだ）の１人も下着＋エプロンで調理実習に励んで・・・
突っ込まれたらこれが常識じゃないの？とか思っていた・・・という描写があったような・・・やっぱり、
天蓋（てんがい）の徒（あだ）のデータベースって何か問題があるのではないだろうか？
・・・ともかく、ササらが茜薙（せな）の間違った知識をただしている間に料理人の紹介は進む
リズ「リズです。今日はみんなのために腕をふるっちゃうからね。」
リズは剣捌（さば）きが上手だからな・・・きっと包丁でもそれは変わらない・・・と一同
レイン「レインです。食堂のタダ券がもらえると聞いたら出ないわけにはいかない。」
一同「・・・」
料理の腕に若干疑問を覚える一行であった・・・
・
・・
・・・
ササ「え〜〜っと、では、料理バトルを始めてもらいます。食材、調味料などはは中央のテーブルにありますが
　足りない場合やそもそもここにない場合は売店で買ってね。」
一同（売店に行けば何でも売ってるの！？）
ササ「では、開始！・・・あ〜〜っとひとつ言い忘れてたけど、制限時間は２時間だよ。」
一同（それ、一番重要！！）
忘れちゃだめだよ・・・と一同は思うのであった・・・
茜薙（せな）「ふむ、では、早速始めるとするか・・・」
大根を大量に持っていく茜薙（せな）
一同（あんなに大根持って何を作るんだ！？）
一方のリズは・・・チョコとバナナを真っ先に確保する
リズ「♪〜〜」
一同（・・・や、やっぱり、チョコバナナ！？）
そして、レインはというと・・・
レイン「・・・」
自分に割り当てられた厨房から動かない・・・よく見ると料理の本を広げているみたいだが・・・
うつら、うつらと舟を漕いでいる模様
フィル「レイン・・・？」
レイン「はっ！？」
気になったフィルはすかさず声をかけてみたりする
レイン「・・・ねぇ、フィル、あなたがここに書いてある材料とか作り方を私にしゃべってくれない？」
フィル「へ！オレ！？」
まさか審査員に助けを求めるなんて・・・と一同は思う・・・
その頃、リズはというと・・・
リズ「こんなものかな？」
ジュ〜〜〜〜ジュ〜〜〜〜
チョコバナナで使うためにチョコを湯煎にかけつつ天麩羅（てんぷら）を揚げている
一同（やっぱり、チョコバナナは譲れないのか・・・）
と、一同は思ったのであった・・・
・・・ちなみに、天麩羅（てんぷら）を揚げ、チョコバナナを作成した後は、ササっと蕎麦（ソバ）を湯で、天麩羅蕎麦（てんぷらソバ）として完成
させる。
リズ「まだ時間が残っているわね・・・よし！余った時間で何か作ろう。」
と、いうわけで食材置き場へ出向くリズ
その頃、茜薙（せな）は・・・
茜薙（せな）「むむむ、味噌は白味噌と赤味噌、どちらがいいのだろうか・・・？あと、麹（こうじ）は残らないほうがいいの
　だろうか・・・」
何やら真剣に悩んでいる・・・
茜薙（せな）「はっ！よくよく考えたら柚子味噌も作らねば・・・」
と、柚子と砂糖も確保しつつ辺りをうろうろとする茜薙（せな）。
茜薙（せな）「はっ！？そういえば鰤（ブリ）が無いではないか！？」
更に、そのまま鰤（ブリ）を求めて売店へ・・・
一同、彼女は一体何を作るのだろう・・・とちょっと不安・・・
※その前に鰤（ブリ）が売っている学園の売店って・・・一体どんな売店なの！？・・・どこかから仕入れ居ているん
　ですかササ・・・
その頃・・・レイン＋フィル（強制参加）は・・・
フィル「えっと・・・醤油小さじ２杯と、砂糖を小さじ１杯、みりんを小さじ１杯に・・・」
レイン「待って待って・・・もう一度初めから・・・まず、料理酒はどれだけいるの？」
フィル「・・・へ！？料理酒は・・・使わないよ・・・」
レイン「あれ？・・・そうだっけ！？」
体育とは違って簡単にいかない料理・・・そして、見かねたフィルが思わず言う。
フィル「・・・あ、あのさ・・・レイン・・・やっぱオレがやった方がいいんじゃないかな？」
レイン「だめよ！優勝者にタダ券がもらえるのよ・・・フィルが優勝したら私がもらえないじゃない」
フィル「・・・そ、そう・・・」
『あう〜〜、優勝したらタダ券貰ってもレインにあげるよ〜』と心の中で思ったフィルであった・・・
ササ「さ〜〜て、料理時間も残り半分だよ。」
と、ここでササのアナウンス・・・リズは天麩羅蕎麦（てんぷらソバ）とチョコバナナの他にもう一品何を作るつもりなのか
レイン＋フィルは料理を作り終えることができるのか・・・そして、茜薙（せな）は一体何を作るつもりなのか・・・
・・・審査員のみなさんは食べる前からちょっと胃に危険を感じ始めている・・・


続