つくがく de SS
課外活動の6
BGM ギャラクシーエンジェルXより『うらみ〜ます〜』
うら美「ごきげんよう。貴方の代わりに怨み怨まれうら美ちゃん・・・うら美でございます。」
すす〜〜っと突如うら美が登場する。
うら美「今回は、皆さまからの情報をもとに、私がツクール学園の四不思議・・・もとい見所を紹介してみたいと
思います。『ツクール学園の四不思議』・・・実に中途半端ですねぇ・・・折角ならつきみや様と相談して
七不思議企画を立ち上げればよかったのに・・・」
文句を言いつつ実はつくがくラジオがあることを知り、折角だから乗っ取ってみようと参上した次第のうら美。
うら美「では、まず1つめ・・・音楽室の怪奇!」
四不思議 其の壱:時折夜半、丑三つ時あたりに音楽室から不気味な呪文のような歌が聞こえてくる
『私、聞いちゃったんです。真夜中、音楽室から呪文のような不気味な声が・・・
誰もいないはずなのに・・・おかしいなと思いつつ、音楽室へ入ったんです・・・
そしたら、そこには誰もいなかったんです。
そして、あの謎の声もいつの間にか消えていたんです
・・・あの不気味な呪文のような声は・・・何だったんでしょうか?
匿名希望さんよりの情報』
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うら美「・・・『不気味な呪文』のような歌声なんて・・・歌っている人に失礼ですよね・・・全く・・・
誰でしょうねぇ・・・こんな七不思議を作った人は・・・」
ひょっとして、この怪奇の元凶はうら美なんじゃないのか!?
うら美「2つめ・・・髪の長い女の怪」
・・・しかし、何事も無かったかのように進めるうら美
四不思議 其(の弐:学園のどこかに髪の毛で人を苦しめる妖怪が出現する
『私、見てしまったんです・・・
ある日の放課後・・・教室から何か叫び声とか聞こえるなぁ・・・なんてその教室をのぞいてみたら・・・
身長よりも長い髪の毛で男子生徒をつかみ、宙に浮かせて尋問している女性の姿を・・・
あ、あれは・・・一体!?
匿名希望さんよりの情報』
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うら美「・・・ゾっとしない話ですねぇ・・・ああ、今のはあまりイイ気分の話ではないという意味と
私、既に死亡してますので、そんな話を聞いても身の毛がよだたないと2つの意味を込めております。」
あ〜〜、それ、多分、茜薙(だ・・・いや、正確には茜薙(の宿っている槃導邏(の能力と言いますか・・・
槃導邏(には髪の毛マジックハンドという第3の腕を持っていまして、その神を宿す茜薙(も槃導邏(と同じように
髪の毛マジックハンドを使うことが可能なのです。ちなみに、髪の毛マジックハンドは槃導邏(がその神の力を
持ってして自在に動かせる器官であり、通常、槃導邏(をその身に宿した人間は使用できないのですが、
茜薙(は天蓋(の徒(の力を使って再現しているのです。
※ちなみに、斬られてもすぐに再生します。これは槃導邏(の神の力でもなく、天蓋(の徒(の能力でもなく
『エロい人は髪が伸びるのが早い』ことから。
うら美「・・・さて、では3つめ・・・売店の怪音」
四不思議 其(の参:誰もいない売店で時折ピー、ガガーと言う機械音と、それと意思疎通している声が聞こえる
『あれはわしが売店に行った時なのだが・・・
ちょうどササ殿が店から出払ってしまい店には誰もいなかったはずなのだ。
・・・しかし、確かに無人の店から・・・ピーガガーピーという機械音と、それと意思疎通しているような
会話が聞こえたのだが・・・あれは・・・一体!?
ラジオネーム:ど根性〜さんよりの情報』
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うら美「・・・謎の機械音・・・なんて奇怪(な・・・なんて思ったそこの貴方・・・私はそんなこと、微塵にも
思っておりませんよ。」
・・・と、言って、次の不思議へと移るうら美
うら美「その4、背後にある気配」
四不思議 其(の肆(:ふと気がつくと、何の気配も無く背後にヌボ〜〜〜っと出現する影
『俺は罠の気配とか、危険な気配とか、人の察知とか、そういう能力に秀でているんだが・・・
背後を取られ、そして声をかけられるまで気配に気づかない・・・
そんな存在がこの世に存在するなんて・・・今思い出すだけでも震えが止まらない・・・
ラジオネーム:777番目の男さんよりの情報』
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天然蛍(「へぇ・・・それは、恐そうだね・・・」
うら美「!!!?」
突如、何の気配も無く蛍(が登場しビックリするうら美
うら美「私、幽霊になって初めてこんなにビックリしましたよ・・・まさか、私以上に気配を消して登場できる
人間がいたなんて・・・」
※そういえば、今まのでの怪奇現象って・・・どれもこれも、ある生徒が卒業したら起こらなくなっちゃうの
ような・・・まぁ、蛍(の場合、卒業しても間違って・・・ってか卒業したことを忘れて学園にやってきそう
だけど・・・
蛍(「ってなわけで、七不思議・・・八不思議と・・・これからも学園にまつわる怪奇現象を募集していくよ
・・・」
うら美「・・・さりげなくパーソナリティーに入って来てるんですね・・・図々しい・・・」
蛍(「はい、と、いうわけで、つくがくラジオ『うらけい』もそろそろお別れの時間になりました。次回の放送も
辞表を長くして待っていてね・・・」
※辞表じゃなく、首だ!
うら美(・・・そして、勝手に締めるんですか・・・)
仕方ないですね・・・と締めに入るうら美
うら美「・・・EDテーマは・・・かたよ・・・」
・
・・
・・・
うら美「くの鳥です。『片寄せ波』、『片翼のイカロス』を思い浮かべた貴方・・・近日中にいいことがあります
よ・・・いえ、なんとなくですが・・・」
蛍(「ばいば〜〜い。」
こうして・・・この度、うら美によるつくがくラジオが不定期に放送されることとなったのであった・・・
END
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