B.B.B. 学園編
159の馬鹿 〜我儘な女王再臨す 前編〜



それは、ある日の出来事
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
木美きび椎造「おし、今日もてめぇら……死なない程度に地獄を見ろよ!」
と、おきまりのセリフを叫んだそのとき……
ガッシャイ〜〜〜ンッ
一同「うわはぁ!?」
突如窓ガラスをぶち破り登場するは……奠泥まつでいビウム
ガキインッ
カズラめがけてとび蹴りをかましたビウムは……しかし、カズラにガードされる……
奠泥まつでいビウム「でも、あまいっ!」
ぎゅおんっ
首輪でつないだヘンタイ交換留学生での一撃
ずどごああああっ
だだんだんだんっ
そのまま盛大に吹き飛ぶも、体勢を立て直すカズラ
※ヘンタイ交換留学生は無事なんでしょうか!?
初雪そゆきカズラ「……」
一同「な……なな……一体……何事ぉお!?」
椎造「……そうか、分かったぞ、カズラ……貴様、故郷に盾突いたんで処刑されるんだろ」
カズラ、ビウム「そんなわけはない」
馬鹿(ハモったぞ……)
カズラ「これは軍事演習」
ビウム「そう、ターゲットはカズラ、あなた……あなたを倒せば演習は終了」
馬鹿「斃せば……って……斃せなかったらどうなるんだ?」
カズラ「それでも終了」
ひや信子「……つまり、どっちかが負けるまで戦うってこと?」
カズラ「そう」
椎造「フッフッフッフ……いいだろう!この勝負、俺も出る!」
一同「ちょっと待てや!」
ビウム「そんなことできるわけないであろう、これは天蓋てんがいあだの軍事演習だ……」
椎造「チッ……つまらねぇ……」
一同(つまらねぇ……ってアンタ……)
馬鹿(ってか……出てもカズラに瞬殺されるのがオチじゃ……)
信子(あ、それありえる……)
椎造「だったら、とっととグラウンドへでやがれ!今日は特別授業だぞ!」
一同「またかいッ!」
怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
ビウム、カズラ「……」
双方、対峙する……
ビウム「さっきのは小手調べにすぎん」
カズラ「……そう……」
ビウム「それに……スペックは私の方が上だ……天蓋てんがいあだの最高傑作と言ってもそれは当時の出来事でしか
 ない。……現在もそれが通じるとは思わないことだ!」
カズラ「……やってみればいい」
ビウム「後悔するなよっ!」
ゴギュンッ
一瞬でカズラの間合いに侵食し、
ビウム「終わりだっ!」
ゴガギイッ
そのまま両膝蹴り……を繰り出すが、左片手で止められる
ビウム「な……」
カズラ「あなたは数値だけしか見ていない……」
ごがううああっ
ビウム「くっ……」
そして、右の拳がビウムを狙う……
ババッ
ザザザザッ
瞬時に後退し、拳を回避するビウム
カズラ「でも、甘い……」
ひゅおっ
ビウム「なっ!?」
肉薄……
ズドムッ
ビキビキビキビキビキッ
そのまま拳打……辛うじて回避したビウム……そして……グラウンドに亀裂が走る
馬鹿「……すげっ……」
ビウム「くっ……そんな……」
信子「カズラの方が断然スペックが上の気がするよね、ダーリン」
馬鹿「……」
・
・・
・・・
ビウム(……個々の存在情報は常に更新されていくから信頼できる情報のはずだ……だったら何故……)
※そもそも、カズラよりもスペックが上な天蓋てんがいあだの人々の目的がカズラを倒すこと……だとすれば……
 カズラは誰よりも強いってことになるのだが……やっぱりそこが『最高傑作』たる秘密!?
ビウムがたじろいでいると……
*「そう、確かに数値上はカズラよりビウムの方が30%増し……でも、当時もカズラよりスペックが上の
 存在はいたのよ……だけど、カズラだけが『最高傑作』と呼ばれた……この理由が……わかるかしら」
一同「どうわっ!?」
突如ナゾの女が登場し、喋り出す……
この女は……一体!?そして……カズラはなぜ最高傑作なのか……すべての謎は次回、読者Aアナタ
が考えてくれます。
※マテェヤ!!

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