B.B.B. 学園編
155の馬鹿 〜図書館戦争開幕! 中編〜



……それは突如始まったフザけた企画……『図書館戦争』に触発されたのか、椎造、抜君ばつぐんは、図書館に
あるものだけをつかって戦争ごっこを開催する……色々な制約がつく中……カズラに勝算はあるのか!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業、図書室
曼珠沙華まんじゅ・さか「カズラ……勝算はあるの!?」
初雪そゆきカズラ「……あえて制約を1つ科した……これで相手は書籍を破壊されても復元は出来ない…… 
 しかも、こちらに制約を科したつもりで相手は満足している……それが勝算」
生徒「いや……それが勝算って言われても……」
こっちも苦しいんじゃないか……と思う一同……だが、カズラは続けて語る……
カズラ「……書籍を傷が付かないように強化してはいけないという制約は無い……」
一同「!!!?」
※そう、勝負は始まる前に既に始まっていたのだ!先ほどの制約を許可されればされたでOK、されなくても、
 カズラにはこの方法があったのだった……
・
・・
・・・
木美きび椎造「行くぞ!」
台力抜君たいりき・ばつぐん「おうともよ!……魔拿まな!……お前もここにある魔導書でなんとかなるんだろうな!?」
黒崎魔拿まな「任せてぇ〜〜〜、こう見えても私は世界でただ12人しかいないという公認A級魔女……」
椎造、抜君ばつぐん「おおっ!?」
魔拿まな「……だったらいいなぁ……って思っているんだからぁ……」
椎造、抜君ばつぐん「……」
魔拿まな……お前、マジークに行って公認A級魔女のすごさを思い知って来い……そして、カル/テキ一なる二者に敗れて
 『許す!』とでも言われて来い!(マテ。それ何てディータ!?)
椎造「……ま、まぁ、ともかく……作戦通りにいくぞ!」
抜君ばつぐん「おうよ!……魔拿まな、全てはお前にかかっている」
魔拿まな「任せてぇ〜〜〜」
椎造、抜君ばつぐん「行くぞおらぁっ!!!」
ダダッ
そして、戦争は始まった!!!
魔拿まな「……炎ぉお〜〜〜」
ボウアアアアッ
生徒「どうわっちゃ!?」
突如自分たちのエリアに炎が出現して戸惑う一行
馬鹿「やれやれ……魔法とはまた厄介な……」
偽馬鹿「フン、だが、あまり効果はない……問題無いぜ?」
嘘阿呆「おうよ!」
椎造、抜君ばつぐん「どおおおおあああ!!!」
そして、椎造と抜君ばつぐんはアロンダイト、シュベルトゲーベルを構えて突撃してくる
偽馬鹿「あいつら……書籍を傷つけたらイカンとかいいつつ傷つける勢いでやってくるじゃねぇか……」
ひや信子「自分たちの領地の書籍以外は傷つけてもいいってな解釈なんじゃないのかなぁ!?」
馬鹿「……まぁ……ありえそうだけど……」
椎造「どけぇ!ザコに用はないッ!」
抜君ばつぐん「カズラはどこだぁ!!!」
ドドドドッ
馬鹿「……」
偽馬鹿「……単にカズラに対して鬱憤を晴らしたいだけかよ……」
カズラ「……私はここにいる……」
そして、カズラ、堂々と参上
椎造、抜君ばつぐん「そ……こ……かぁッ!」
ズドガアアンッ
一足飛びにかかった両者……迫るビームソードを両手で受けるカズラ
カズラ「そんなもので、私は止められない……」
椎造「笑止ッ!十分に貴様の足止めはできているッ!」
抜君ばつぐん「こっちにはもう1人いることを忘れるなっ!行けッ魔拿まな!」
魔拿まな「はいは〜〜い……雷ぃ〜〜〜」
チュギョオオオアアアアアアアッ
馬鹿一行のエリアのいくつか本棚に雷が直撃し、燃え盛る
椎造「ハッハッハッハッハッハッハ……」
抜君ばつぐん「これで、貴様らの敗北は必至!!」
偽馬鹿「何を言ってやがる!まだ勝負はこれからだぜ!」
椎造「フン……だったら教えてやる……貴様らが勝利出来ないわけを!」
抜君ばつぐん「今の攻撃で燃えた本は……こちらの領地に始めからある本の冊数より多いからだ!」
椎造「どうだ!この頭脳的プレイは!」
一同「つくづく卑怯な……」
椎造、抜君ばつぐん「フッ、勝負とは即ち、勝てば官軍、負ければ判官贔屓ほうがんびいきッ!」
カズラ「……そう……」
……だが……まだ、勝負はついてはいない……


続

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