B.B.B. 学園編
148の馬鹿 〜狂瀾きょうらんの学園祭…! その5〜



怒零湖ドレイコ工業3年に1度の大殺界!(違うから!!)学園祭の季節がやってまいりました……コスプレあり、
脱衣あり、なんでもありのこの狂瀾きょうらんの学園祭……どうなるのかなぁ!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・文芸部部室
ひや信子「ここが文芸部の……」
一同「……」
人でゴミゴミしていた……
偽馬鹿「な……何!?これ!?」
金盞花こがね・せんか「あ、来たんだ……」
嘘阿呆「……これ、どうなってんの!?」
盞花せんか「いや〜〜、どこから聞きつけたのか作家さんの本を買いたいって人が押し寄せて……大変なんだから」
一同「……」
盞花せんか「しかもタダでさえ大変なのに、カズラと沙華さかと来たら朝からずっと同人誌読みふけっていて……仕事
 してないのよ……」
一同「……」
盞花せんか「と、言うわけで、何か欲しい同人誌があったら優先的に売るけど……」
馬鹿「いやいや、そんなの分からないし……」
盞花せんか「あ、そう……」
偽馬鹿「……つ、次行こうぜ……」
馬鹿「そ、そうだな……」
と、言うわけで一行は次なる大地……第2情報室へと足を運ぶ。
※『次なる大地』って大げさな……
怒零湖ドレイコ工業・第2情報室
嘘阿呆「おっ!?ここはそこそこ……じゃね」
偽馬鹿「うん……まぁ、殆どの生徒はコスプレ喫茶か……脱衣麻雀に行っているからなぁ……」
紅玉真珠まじゅ「さぁ!そこの貴方たちも私と彼との愛の結晶をプレイしてみてね!」
ずずいっとCDを渡す真珠まじゅ
馬鹿「いや、あの……」
真珠まじゅ「卒業するまでに感想をくれればいいから。あ、でも、もし卒業するまでにクリアできなかったらその時は
 クリアできたときに感想を送ってね」
信子「は……はぁ……」
嫩草わかくさ鋭郎「ちなみに、バグの報告も随時受け付けているよ。すぐ修正パッチを配布するし、いくつかバグが
 たまったところでアップデートするから……」
真珠まじゅ「なんならそこでプレイしていくってのはどうかしら?……まだ席は空いていたわよね?」
鋭郎「うん、あと10席足らずだけどね……」
馬鹿「あ、いえ、他にも見回って来たいところがあるので……また、今度……」
真珠まじゅ「あ、そう……それじゃ仕方ないわね……」
と、言うわけでどうにかその場を逃れようとする一行
真珠まじゅ「あ、そうそう、プレイ後の感想とかを送ってくれなかったら……私の授業の成績を0にするから」
一同「まてぇや!!」
トンでもない脅しがかかった……
・
・・
・・・
そして……それからしばらく色々と見回って……
馬鹿「えっと……あとドコがあるんだ!?」
信子「……保健室ではざま先生のスヴァらしきクスリの世界……」
偽馬鹿「パス!」
信子「物理室で恥女先生の……」
嘘阿呆「いや、それいかないから!」
信子「じゃ、化学室で核の歴史とゲッターの歴史とか……」
狗訴くそ「……いや、遠慮しておこうぜ……」
信子「え〜〜っと……他には……あ、第1情報室でワタシとルパンってのがやってるみたいだよ」
一同「……何!?そのルパンオフィシャルマガジンのコーナーみたいな企画……」
と、そのとき……
生徒「おい!大変だぞ!!」
生徒「ああ、分かってる……売り上げ泥棒だろ!?……すでにI科がやられ……今、E科に魔手が……」
2年生の生徒の叫び声が聞こえる……
馬鹿「……売り上げ泥棒!?」
偽馬鹿「そいつぁ聞き捨てなら無いな……」
生徒「ああ、だが、それだけじゃないんだよ……その、売り上げ泥棒のことなんだが……」
その時、馬鹿一行は思った……そんなアフォなことをするのはこの怒零湖ドレイコ工業でたった2人しかいない……
と……
生徒「台力たいりき先生と木美きび先生が撃退してるんだよ!!」
一同「な……んだってぇ!!!?」
あまりに意外な展開に一同唖然……
……じゃあ、一体……売り上げ泥棒の正体は……誰なのか!?


続

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