B.B.B.
147の馬鹿 〜狂瀾きょうらんの学園祭…! その4〜



怒零湖ドレイコ工業3年に1度の大波乱!(うぉい!)学園祭が今、始まる!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
生徒「はい、すみませんが、あと10分の待ちになっておりますが、よろしいでしょうか?」
生徒「勿論OK!!」
(本格的?)コスプレ喫茶には長蛇の列が……
馬鹿「……すげぇな……おい……」
生徒「当店のオススメはこちらじゃよ……」
生徒「カタナちゃ〜〜ん、剣翼『羽鎖羅ばさら』出してぇ〜〜〜」
生徒「……えっと……あの……」
生徒「リリィ様〜〜、OKだ!とかNGだ!とか言って〜〜〜」
生徒「お、OKだ!……これでいいのか!?」
偽馬鹿「……何!?……この店……」
生徒「うん、会計は絶賛1250円となる」
……と、言うようにJ3は妙な熱気で充満している……
馬鹿「……ちょ、ちょっと他のクラスとか行って見ようぜ……」
偽馬鹿「あ、ああ……ここにいると気がヘンになりそう……」
ひや信子「あ、ダーリン。私も行く〜〜」
生徒「フンッあんたたちなんてもう来なくていいからッ!」
生徒「キャ〜〜、リリィ様がツンデレよ〜〜」
・
・・
・・・
怒零湖ドレイコ工業、I3
向日むかいび葵「ウフフフフ……ただ今地獄の幽霊屋敷をやっております……ククククク……心臓に自信の無い
 方はご遠慮願います……」
ひんや〜〜〜りとイヤな寒気が漂う教室……
嘘阿呆「……こ……怖ぇ!!素で怖ぇ〜〜〜!!」
と、その時……
生徒「ヒィイイイイ!!!人形がぁ……人形がぁ!!!」
*「ううああああ!!!!?か……影が……追ってくるぅうう!!!?さ……刺されるぅうう!?
 ぼぼぼぼ……ボーダーシャツの切り裂き魔ぁ!!!?」
生徒「も……もう……ヤメテぇえ!!!!!お家に帰りたい〜〜〜!!!」
教室の中から阿鼻叫喚の如く悲痛な叫び声が聞こえる
偽馬鹿「……凄く気になるけど……入ったら元の世界に戻れなくなるような……そんな気がしてならん」
葵「ウフフフ……入場料はほぼ無料です」
信子「何?その『ほぼ無料』って?!」
葵「ひょっとしたら生命を支払わなきゃいけなくなるかもしれないら……んふふふふ……」
馬鹿「つ、次行こうぜ……次……」
信子「うん、そうだね。ダーリン」
と、言うわけでおどろおどろしいI3をそそくさと後にする一行……
続いて一行がやってきたのは……
偽馬鹿「お!?何だコリャ!?」
怒零湖ドレイコ工業、E3……出し物……
一同「脱衣麻雀 〜野郎お断り〜」
馬鹿「……」
麻手壱あさで・ひと「ハッ!ろぉんん!!!」
生徒「ひぃっ……ちょ、ちょっと手加減してよ……」
居手牙いてめ零「フン……私たちに勝てると……思わないことね!!」
街亜弐まちあ・そえ「さぁ!脱ぎなさいッ!」
生徒「うおおお〜〜〜!ついに最後の1枚が!!!」
なにやらアヤしげな声が聞こえる……
嘘阿呆「野郎お断りの割りに男の声が聞こえるんだけど……」
信子「う〜〜〜ん、どうやら対戦相手に漢はお断りみたいだよ。観客が漢で、観覧料をせしめているみたい」
とりあえず信子に中を覗かせる一行
一同「……」
馬鹿「次行こうぜ……」
偽馬鹿「ああ、そうしよう……」
※この学園祭……何でもアリなんですか!?
そして、一行は……
怒零湖ドレイコ工業、調理室
おおとり仙花「あ、来てくれたんだ」
馬脱まぬけ「お、おう……」
狗訴くそ「お菓子フェスタかぁ……」
信子「少しは上達した?」
仙花「任せなさい!成功率が何と!」
一同「何と!?」
一同固唾を呑んで見守る中……
仙花「65%になったんだから!」
一同「5%上がっただけかいッ!!」
剴原がいばら直樹「おし、折角来たんだ!グランダルシェやカズヤ作宇宙カスティラでも食っていけ……」
一同「本当にどうやってそんなの作ったんだぁ!!」
直樹「フッ、我は包丁にて……起こせぬ奇蹟なし!」
一同「……」
あきれ果てる一同であった……


続

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