B.B.B. 学園編
139の馬鹿 〜世にも忘失な『魔導』〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズその40EVE!!今回は……なぜか魔術!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
木美きび椎造「あ〜〜、今日の体育だがな……フレンドが急に実家に呼び出されたンで……」
一同「ってことはあのフザけた授業を今日は受けなくていんですね!?」
一同、嬉々として叫ぶ
椎造「はぁ?!何をほざいてやがる……」
一同「ほざく……って……」
椎造「そこで真遺憾ながら……」
一同「いえ、全然遺憾じゃありません」
椎造「うるせぇ!黙って最期まで聞きやがれ!」
ぶおんっ!
シュベルトゲーベルで一同を(強制的に)鎮める
一同「ひっ……」
椎造「今日はフレンドのフィアンセ、黒崎魔拿まなに魔導基礎を学んでもらう」
一同「なんでやねん!!!!」
椎造「ああ!?あの魔女は魔術よりも物理攻撃の方が得意そうな節があるから問題なかろう」
一同「それは魔女として問題があります!!」
最もな突っ込みをしだす一同……
椎造「では、今日も1日、死なない程度に……いや、死すら生ぬるい生き地獄を味わえ!以上!!」
・
・・
・・・
怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
黒崎魔拿まな「え〜〜っと……はい。では、魔術基礎の授業を……始めたいと思います。う〜〜んっと……
 その前に、みなさん、魔導書を持ってますか?」
一同「持っているわきゃねぇだろ!!」
馬鹿「そもそもアンタも以前の騒ぎで魔導書を没収されたんじゃ!?」
魔拿まな「あ〜〜……そんなことも5年前くらいにあったわねぇ……」
一同「数週間前だぁッ!!」
魔拿まな「……でもぉ、大丈夫♪、今日は以前使っていた……この……」
ごそごそっと帽子の中を探る魔女……
魔拿まな「あ……るぇ!?……どこいったかなぁ……う〜〜んっとぉ……」
一同「……」
馬鹿「いや、あの、グラウンドにおいてあるその本は!?」
魔拿まな「ああ、出す手間を省くためにぃ……ここにぃ〜〜出しておいたんだったぁ……」
一同(大丈夫かよ!?この人……)
魔拿まな「えへへ〜〜、今日の魔導書はぁ〜〜〜断章・虞犯伝ぐはんでんえ〜〜っと……う〜〜んっと……
 そうそう、お母様から貰った大事な魔導書なの」
一同「今絶対忘れていただろ!?」
魔拿まな「忘れてません」
一同「絶対思い出してた!!」
魔拿まな「そんなことありません。あってたまりますか!」
一同「現に思い出す素振り見せてただろうが!」
ゴドガンッ
魔拿まな「そんなわけねぇだろ!!」
杖で地面を一撃。みなを黙らせる……
一同「……」
魔拿まな「はい。では気を取り直してぇ〜〜〜」
何事も無かったかのように授業(?)を進める魔拿まな
魔拿まな「え〜〜っとぉ……みんな魔導書を持っていなかったんだよねぇ……」
偽馬鹿「普通、魔導書を持っている一般人なんていないと思うんだが……」
嘘阿呆「うむうむ」
魔拿まな「仕方がないからぁ……」
ぶわさっ
一同「ななぁああなな!!?」
突如、断章・虞犯伝ぐはんでんのページがばらける。
魔拿まな「みんな1枚ずつ取ってね〜〜〜」
曼珠沙華まんじゅ・さか「母から貰った魔導書をバラバラにしていいんですか?」
最もな疑問をぶつける魔拿まな
魔拿まな「いいのよ。魔導書にはこういう使い方もあるの。……それからねぇ……この魔導書はぁ……母の
 形見じゃなくてぇ〜〜父の形見なのよぉ〜〜、覚えておいてねぇ〜〜」
一同「さっき『母に貰った』って言ったじゃねぇかあ!!!」
魔拿まな「言ってません〜〜〜!!!そんなことぉおお〜〜〜!!!」
一同(……もう、なんでもいい、これ以上ことを荒立てるのはよそう……)
……と、言うわけで不安に満ち満ちた体育の代わりの魔導基礎の授業は……始まる……
(今回はさすがに続きます……)
※ちなみに……何で抜君は実家に呼ばれたんだろうか!?(うぉい!)その真相は……そのうち外伝にて
 ……明かされるハズ

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