B.B.B. 学園編
138の馬鹿 〜帰って来た漢!? 後編〜



ある日教室に現れたのは……天蓋てんがいあだの民。彼女は……3年前に連れて行った交換留学生を返却に来たと
言うのだが……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
馬鹿「……確かに3年ほど前に……あの恥女先生によって天蓋てんがいあだに飛ばされた漢がいたな……」
木美きび椎造「そういえばそんな面白いこともあったなぁ……」
一同(いやいやいや、面白くもなんともないですから!)
ひや信子「でもなんで首輪なんてされてるの?……ダーリン?」
馬鹿「いや、そこで俺に聞くのか!?」
最もな突っ込みで……
奠泥まつでいビウム「うむ。3年間の教育……勉強……?……まぁ、何でもいい。とにかく、その
 成果だ」
一同「成果って……成果って……」
偽馬鹿「天蓋てんがいあだってどんな教育方法を取っているんだ!?……」
ガラガラッ
と、そこへ……カズラ登場。
ビウム「遅かったではないか。観察者よ!」
初雪そゆきカズラ「……」
椎造「おい、そこの宇宙人!……とっととこのヘンタイをお引取り願え!」
カズラ「……」
じ〜〜〜っと首輪に繋がれている生徒を見るカズラ……
カズラ「……何をしたの?……」
ビウム「見ての通り、3年間教育を施したのだ」
カズラ「……厳密にはまだ3年たっていない」
一同「まずそこを突っ込むのか!?」
ビウム「まぁ、よいではないか。恒久の時空を過ごす我らに3年も4年もさほど変わらん。気にするな」
カズラ「……質問を変える……3年間……何をさせられたの!?」
一同「……はい!?」
ぐいっと首輪を引っ張り……
ビウム「この漢の望む通りの教育を施した。それだけだ」
一同「あいつの望む通りぃ!?」
ぐさ〜〜〜っと冷たい視線が首輪を付けられている生徒に突き刺さる。
カズラ「……それは教育じゃなく、調教。……あなたは教育を間違えた……今すぐ帰って教育し直すべき
 ……」
ビウム「ぬぅ……?」
椎造「おい!そこのヘンタイ!!」
*「私ですかぁ!?」
一同(うわぁ……自覚してんのかよ!)
椎造「……てめぇ……何か言うことあるか!?」
*「もちろん……ロリっ娘女王様は神だッ!!……ああ、女王様、もっと躾けて下さい」
一同「……」
ヘンタイのヘンタイ発言に一同唖然……
ガラッ
朱汰陰唖殷しゅたいん・あいん「んまっ……それは聞き捨てなりませんねぇ……」
元凶・恥女先生登場
一同「アンタが出張ると話がややこしく……ってかオカしくなるから出てってくれ!!」
唖殷あいん「いいこと。ただバカみたいに女王様に躾けてもらうだけじゃダメよ。男の子なんだからたまには立場を
 逆転してみないと……」
*「ふむ。なるほど……」
一同「マテマテ!!ちみっこい少女をこき使うってのはいくらなんでもマズイだろ!」
唖殷あいん「ふふん。問題ないわ。だって彼女は人間じゃなく、宇宙人ですもの!」
一同「差別だ!それは!」
カチャッ
と、そんな折、無言でヘンタイにつけていた首輪を外し、自分につける
ビウム「ふむ、つまり、これからはお前が我のご主人様となって躾けてくれればいいのだな!?」
一同「だから、そこも実行するんじゃない!!!」
偽馬鹿「あの恥女の言うことは百害あって一利なし!とにかく……聞き流してやってくれ」
ビウム「……うむ。分かった」
ガチャッ
再びヘンタイに(コイツ、名前でないのかよ……)に首輪をかけるちみっこ女王。
椎造「おい!そこのロリ!」
ビウム「ろり……それはロシアの距離の単位か!?」
※露里ってな単位がある……6へぇ〜〜
カズラ「……あっているが違う……」
椎造「うるせぇ!ともかく、ウチにそんなヘンタイなど要らん!だからとっとと星へつれて帰って飼い殺して
 おけ!!」
ビウム「うむ。分かった」
一同「そこも分からないで!!!」
ひゅお〜〜〜ん
……そして、ビウムは天蓋てんがいあだに帰っていった……
一同「……」


END

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