B.B.B. 学園編
137の馬鹿 〜帰って来た漢!? 前編〜



天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業
偽馬鹿「……今日も危険な1日が始まるのか……」
馬鹿「……ってか授業を受けているのって俺たち6人+カズラだけなんじゃねぇのか!?」
ひや信子「……ありえるかも……」
ガラガラッ
とかなんとか言いながら教室へ入ると……
*「遅かったな……お前ら……」
バタムッ
何かヘンな光景があったような……
馬鹿「……え〜〜っと……」
偽馬鹿「最近疲れてるのかなぁ?」
嘘阿呆「……うんうん。そうだ、きっとそうに違いない」
ガラガラッ
と、気を取り直してもう一度今日室内へと入る一行……
*「……ん?何か?」
ピシャンッ
馬鹿「……」
偽馬鹿「……」
嘘阿呆「……」
と、そこへ……
木美きび椎造「あ?何だ?お前ら……教室の前に突っ立って……」
信子「……せ、先生……教室内にヘンな人が……」
椎造「はぁ!?ウチのクラスにヘンな人だと!?……ンなもんゴロゴロいるだろうが……百合三姉妹に、
 破壊王、先生のモノになった生徒に、性別反転した生徒……それから宇宙人に……人外ズ」
※うわぁ……こうして考えてみると……このクラス……ダメかも……(をい)
一同「うぉい!!」
曼珠沙華まんじゅ・さか「とにかく、ヘンな人が……いるんです……と、いいますか……何といいますか……」
椎造「ワケの分からないヤツだなぁ……全く……」
ガラガラッ
と、教室の中に入る椎造
*「ふむ。そのドアは何度も開けたり閉めたりするためにあるのか……」
椎造「……何だぁ!?てめぇは!?」
……ちなみに、教室の内部には……小学生っぽい女の子と……その女の子に首輪でつながれている漢が
いた……
*「私か?私は奠泥まつでいビウム。出身はハーシェル近くだ」
椎造「ああ!?ハーシェルだと!?……」
偽馬鹿「どこだ!?そこ……?」
沙華さか「天王星がウラヌスとなるまえに付けられた名前……」
信子「……天王星……ってもしかして……」
一同「天蓋てんがいの……あだぁ!?」
奠泥まつでいビウム「うむ。そうとも言うな」
椎造「で、何だ?まさかカズラを引き取りに来たってか!?……いいだろう……とっとと故郷に連れ帰れ!
 そうすると俺もいろいろとやりやすくなるんでな……」
一同「うぉい!」
ビウム「残念ながら連れ戻す意志は無い。そもそも初雪カズラという個体は正確には天蓋てんがいあだの民ではない。
 天蓋てんがいあだがこの星の歴史動きを観測するべく送り出した……観察者である」
偽馬鹿「じゃあ……何のためにここに来たんだ?……」
金盞花こがね・せんか「まさか……地球との宣戦布告とか!?」
ビウム「たわけ。そんなもの、1時間もせずに我らの勝利が決まっておるわ」
一同「いち……じか……ん……て……」
天蓋てんがいあだって強ぇ〜〜
椎造「だったら何だ!?……もしやお前もカズラよろしくここに住みたいなどと言い出すんじゃないだろうな
 ……そんなことはたとえ校長が許しても、俺が許さんぞ!!」
一同「マテコラ!そこの学校の影の支配者!!」
椎造「ああん!?何か文句でも!?」
ぶおんっ
困った時のシュベルトゲーベル頼み(おいおい……)
一同「いえ……何も……」
ビウム「……」
馬鹿「……と、とりあえず、あのオッサンは話が平行線を辿ることが必至だから、除外しておいて……
 本題に入ってくれ」
ビウム「うむ。よかろう。今日、ここへ来たのは他でもない。コイツを引き渡すためだ」
ぐいっと首輪を引っ張るビウム
一同「……いや、あの……引き渡すって……どういう!?」
ビウム「何だ?忘れたのか!?……今からちょうど3年前のある日……」
一同「ちょ、ちょっと待って……3年前って……もしかして……いや、でも……えええ!!!?」
イヤ〜〜な思い出が黄泉帰る……もしや……この首輪に繋がれた漢って……


続

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