B.B.B. 学園編
136の馬鹿 〜強襲…AI人形! 後編〜



怒零湖ドレイコ工業へやってきた瀬戸際博士……椎造の戦闘データを入手せんと自信作、FRHIのAMDをけしかける
……そして、死合は始まった!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
アーク「……あ〜〜」
木美きび椎造「フッ……」
チェーンソーを破壊され、ちょっと呆然とするアーク
馬鹿「……ダイヤの10倍の硬度を持つカオサイトを普通の刀で破壊したってのか!?」
金盞花こがね・せんか「でも、ダイヤもポイントからの攻撃には弱く、ノミの一撃で四散することがあるってゴルゴ13で
 やってたよ」
一同「……」
瀬戸際正朔せいさく「何だ?カオサイトの一番簡単な破壊方法を知らんのか!?……」
馬鹿「はい!?」
正朔せいさく「信念だ!!信念を込めれば簡単に破壊できるんだぞ!」
偽馬鹿「いや、博士……そんな致命的な弱点、大声で叫ぶとダメなんじゃ……」
椎造「ハッ……機械人形ごときが……俺の敵ではないわ!!」
ヒュゴガウウッ
そして兇刃は迫り……
ガシイイッ
一同「んなぁにぃ!!?」
椎造の信念がこもった刀……その刃を簡単に受け止めるアーク
アーク「……確かに私はカオサイトで出来ていますが……それでも擬似的に信念を持っているので……
 ありますよ!」
ズドオオンッ
椎造「はっ!?」
そのまま双身刀2本ごと椎造を弾き飛ばす
ズダダンッ
吹き飛ばされつつ受身を取る椎造
椎造「……フフン……おもしれぇ……俺を本気にさせたのは……東西の裏社会への殴り込みをかけた時
 以来だな……」
ぐおおおおおおっ
椎造の殺気が膨れ上がる
馬鹿「なっ……アイツ……」
盞花せんか「ここにスカウターがあったら壊れている……って感じね……」
一同(普段、あんな恐ろしい漢に授業とか指導を受けていたのか!!?)
椎造「うおおおお!!!」
ドドドドッ
アーク「くっ……くう……」
ザザザザッ
防戦一方のアーク
偽馬鹿「……すげぇ……」
正朔せいさく「……くっ……やはりか……」
馬鹿「どういうことですか!?博士……」
正朔せいさく「ヤツが普段全力を出さないのは……ヤツの全力に耐えうる兵器が存在しないからだ……」
一同「んなっ!!?」
正朔せいさく「それゆえに手加減せざるをえなかったのだよ……つまり、ヤツは素手が最強!!」
突然暴かれた重要情報に一同唖然……
盞花せんか「『だが、この○○だけは違うぞ〜〜』ってのは無いんですかね?」
一同「おいおい……」
椎造「おりゃあああはああ!!!」
ゴガッガガガガッガガッ
アーク「ぐ……ぐうう……」
段々サンドバック状態になっていくアーク……さらにT−1000型とかT−X型が銃弾を受けた後みたいな
痕が続々と出来ていく
正朔せいさく「ぬぅ……いかん……性能限界……か!?ヤバイな……」
椎造「終わりだ!眠れぇ!!」
ズゴガアアアッ
椎造渾身の右ストレートがアークのボディーを貫く
アーク「あ……ぐ……!?」
バチバチバチ……
ゴトン……
椎造「フフフ……フハァ〜ッハッハッハッハ……さぁ……次のターゲットはどこのどいつだぁ!?……」
ギロリと睨む椎造……
椎造「お前だよ!!」
一同「にしおかすみこかよ!!」
とか突っ込んでいる場合じゃなく……
椎造「はぁッ!」
ドッ
と、すかさず次のターゲットを決め、飛び込む椎造
一同「う……うああああ!!!かかか……カズラさんお願いします」
初雪そゆきカズラ「……分かった……」
ゴガインッ
椎造「ンげふぅうぅ!!?」
ぽてっ……
正朔せいさく「ふむぅ……この戦闘データは有効に使わせてもらおうじゃないか……」
そして、正朔せいさくは何事もなかったかのようにアークの亡骸を持って去っていった……
一同「……」
がばぁっ!
一同「うおっ!?」
そして椎造は起き上がり……
椎造「おのれカズラぁ!!!」
カズラ「……まだやる!?」
ズゴゴゴゴゴッ
椎造「……き、今日は……このへんで……」
……と、言うわけで、今回は終わり……


END

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