B.B.B. 学園編
135の馬鹿 〜強襲…AI人形! 中編〜



ある日学校に瀬戸際博士がやってくる……その目的は日本、裏社会で1番の実力を持つ漢、木美きび椎造の戦闘
データの収集だった!?……かくて、彼の作ったメイドロボとの戦いの火蓋が切って落とされ……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
瀬戸際正朔せいさく「さて、このFRHIのAMDだが、一番苦労した部分はなんと言っても髪の毛!!見よ!この華麗
 なるアニメヘアー!!」
フィギュアにあるような固まった髪の毛……
金盞花こがね・せんか「……いや、普通にパテで固めた髪の毛にしか見えないんですが……」
正朔せいさく「フン、愚か者め……見た目は固まっているように見えるが、ちゃんと1本1本掴むことが出来るのだ
 ぞ!」
盞花せんか「あ、本当だ……すご〜〜い。不思議」
と、盞花せんか、近場で触ってみる……
馬鹿「ってか何故にそんな無駄な技術を!?」
正朔せいさく「それはだな……2次元のものを3次元に興すとき、髪の毛をカツラみたいな感じに再現するのが俺的
 に納得いかんのだ!!アニメなキャラは3次元でもアニメ然とした髪の毛の形状を持ちつつ、1本1本触る
 ことが出来るべきである!!」
一同「……」
※なに熱く語っているんだ……このオッサン。
正朔せいさく「リカちゃん人形みたいな髪の毛のフィギュアなど言語道断である!!」
一同「あ〜〜、そうですかい……」
木美きび椎造「講釈たれるのはそこまでだ……とっとと始めるぞ……」
・
・・
・・・
そして、一行はグラウンドへ……
椎造「久しぶりに……隠し二刀双身刀コレを使うか……」
スラララッ
1本の大太刀に2本の双身刀!……抜刀と納刀が凄く面倒な刀を持ち出す椎造
生徒「……アイツ……いつになく真剣じゃねぇか……」
正朔せいさく「そうでなくば困るからな……行け!アーク!」
アーク「はいです」
ギュイイイィィィィ〜〜〜〜ン
一同「ってちょっとまてぇ!!!」
アーク(AMDの名称)が手にしているものは……
偽馬鹿「チェーンソーかよ……」
正朔せいさく「しかもオールカオサイト製である!」
馬鹿「さらに待て!」
正朔せいさく「これは人間が初めて神を殺すことに成功した兵器だ。つまり、科学が神を凌駕した象徴!」
盞花せんか「ゲームじゃないんだから……」
椎造「ハッ!何でもいい……だがなぁ……近代兵器が古代兵器を必ず凌駕しているとは……限らん!」
ドガギンッ
そして、両者は激突する……
椎造「おおおおああ!!!」
ドギャギャギャギャギャギャギャッ
一同「……」
猛攻の椎造……負けじとアークも攻防を繰り広げる……
馬鹿「……普段カズラに瞬殺されているから呆気なく敗れるかと思ったけど……」
偽馬鹿「こうしてみると……強い……」
カオサイトで出来たチェーンソーをまともにうけることが出来るわけが無く、それゆえにブレードの部分では
無い部分を双身刀にて受けつつ攻撃を繰り出す椎造……対するアークも現代科学では再現不可能な滑らかな
動きで椎造についていく……
初雪そゆきカズラ「……彼は……生徒には本気で武力を行使しない……そこだけは褒めるべき場所……」
一同「……はい!?」
淡々とカズラが喋る。
正朔せいさく「……流石だな……西と東日本の裏社会のアジトに単身で殴り込みをかけ、両者をひざまずかせた実績は
 伊達じゃないってことか……」
一同「なんですと!!?」
椎造「おおおああ!!双小太刀二刀流……迴天兼舞陸臠かいてんけんぶろくれん!」
ドッギャギャギャギャギャギャギャッ
アーク「くっ……うっ……」
ズザザザザッ
回避……と同時にチェーンソーが左右3回、合計6回の斬撃に会いバラバラに斬り裂かれる
馬鹿「んなっ!?ダイヤの10倍を誇る物質を……切り裂いただと!?」
偽馬鹿「あの刀……何で出来てるンだ!?」
カズラ「……真砂砂鉄……」
一同「は!?」
……カズラの言う真砂砂鉄とは日本刀を作る最上級の砂鉄……つまり、椎造の持つ刀は普通の刀なのだ
……では……どういうことなのか!?


続

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