B.B.B. 学園編
132の馬鹿 〜伝説な人と望蜀女王デザイアクィーン!〜



魔拿まな、持ち前の天然で特A級の危険度を持つ魔導書を無くす……それはひょんなことからカズラの
元へ舞い込み……そして、カズラに異変が!?……
異世界
木美きび椎造「おし!早速だが、カズラをぶっ殺す算段を立てる」
台力抜君たいりき・ばつぐん「おうよ!……」
初雪そゆきカズラ「……そう……」
一同「いっ!!?」
背後に声……そして、振り向くと……カズラがいた……んだけど……
一同「かず……らぁ!?」
……なぜか豊胸だった……
黒崎魔拿まな「そうか……ここは魔空間……望みの設計デザイア・デザイン……この世界への道を開いた
 ものの望みが反映される場所……」
生徒「……カズラって胸がないことを気にしていたんだ……」
ドゴギャアアアッ
生徒「はぎぇほぎゃああ!!?」
突如吹き飛ばされる生徒
一同「……」
馬鹿(カズラの望んだ空間ってことは……カズラに勝つことができないってことなんじゃ!?)
偽馬鹿(あ……俺もそう思ったところです……)
抜君ばつぐん「……魔拿まな……貴様も俺の嫁なら……キッチリサポートしてみせやがれ!!」
魔拿まな「うん。任せてぇ〜〜〜」
椎造「ならば……行くぞ!!!」
椎造、抜君ばつぐん「ほおおうあああ!!」
ドゴギャウウウウッ
シュベルトゲーベル、アロンダイトを構え、突撃する2人
すすっと星輪獄せいりんごくを振りかざすカズラ……
魔拿まな「炎ぉ〜〜」
ゴアアアッ
と、後方から炎がカズラに飛ぶ
カズラ「……」
すっ……
ドドオンンッ
バックステップで華麗に回避……
ゴギャギャッ
そして、迫る2人を弾き飛ばす
椎造、抜君ばつぐん「んごは!?」
ドオオンッ
魔拿まな「あう〜〜〜、何なの!?あいつ……何で私よりぃ〜〜、詠唱がうまいのぉ〜〜!?」
一同(コイツよりは絶対上手に誰でもなれる気がする……)
カズラ「……神に逆らう愚かなものは……消えなさい……」
ひゅおっ
一気に吹き飛ばされた2人に追いつき、星輪獄せいりんごくでトドメを刺そうとする
魔拿まな「私の旦那に手をぉ〜〜、出すなぁ〜〜〜!」
ガギイイイッ
抜君ばつぐんを庇うように飛び込む間拿、そのまま杖にて星輪獄せいりんごくを受ける
カズラ「……」
魔拿まな「どぉだ!たとえ魔術が通じなくても、力はあるのよ!!」
一同「それ、魔導師のセリフじゃねぇ!!」
魔拿まな「うるさぁ〜〜〜い!!」
ドオオンッ
力任せにカズラを弾き飛ばす魔拿まな
ズダダンダンダンッ
しかし、飛ばされつつも華麗に着地し、体勢を立て直すカズラ
カズラ「……」
魔拿まな「……アナタ……何なのよ……万魔伝ばんまでんに操られているってわけでもないし……だったら……
 何故……見たところ魔導師でもなさそうなのに……なぜ……魔導書を押さえ込めてるの!?」
金盞花こがね・せんか「なっ……普通に喋ることも出来たんだ!?」
一同「今そこを突っ込むべきか!?」
※つまり、今までの言動が演技であるってな疑いが浮上しましたよ……
カズラ「……文字に……単語に……記号に……それら一つ一つに力を刷り込み書き込む……この
 書き方、描き方はとても面白い……大変興味をそそられる……」
魔拿まな「一語一句……全てを理解したというの!?まさか……あんた一体何者なの!?」
カズラ「……初雪そゆきカズラ……天蓋てんがいあだの最高傑作……そして、この世界の神!」
馬鹿(最高傑作って……何だ!?)
ひや信子(う〜〜ん、わかんない……)
※ただの交換留学生じゃなかったのか!?……まぁ、いいや……この世界の動きを見るために高性能な
 ヒューマノイドインターフェイスとして作られたんでしょう……
カズラ「……神の名において……黙りなさい!!」
魔拿まな「ふんっ!黙るのはそっちよ!!私の奥義……受けてみなさい!!」
ズゴゴゴゴゴゴッ
殺気をほとばしらせて勝負に出る魔拿まな……でも、奥義は魔術じゃなく、格闘技っぽい……本当にお前魔女か!?


続

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