B.B.B. 学園編
128の馬鹿 〜伝説な人と紛失怪書アンソロジー!〜



天四斗あまよと威隻いせき研究所
ある日、そこにいかにも魔女……な恰好の女が訪れた
※自称16歳110ヶ月の黒崎サンです。
四又よまた百合「あら、レジェンドさん……こんな場所に何の用ですかね?」
黒崎魔拿まな「私はレジェンドじゃなくって魔拿まなよぉ〜〜」
百合「失礼しました。レジェンド・オブ・マナ様」
魔拿まな「失礼と思うならぁ……ちゃんと名前で呼んでぇ〜〜」
※レジェンド・オブ・マナって……ゲームじゃないんだから……
威隻法腱いせき・はっけん「フン、伝説に事欠かないお前にレジェンド以外の称号が似合うか!?」
魔拿まな「だからってぇ〜〜、レジェンドはイヤ〜〜〜プロヴィデンスがいい〜〜!」
※何でだ!?
法腱はっけん「黒魔術に神の意志があるわけなかろう……」
※ってか威隻いせき博士の性格が何か変わってない!?……う〜〜ん、気のせいですってばよ!
法腱はっけん「……で、ZGMF−X666Sレジェンド……今日は何の用でここに来たんだ?」
魔拿まな「だ〜〜か〜〜ら〜〜、ZGMF−X13Aプロヴィデンスがいいんだってばぁ〜〜」
※ってかMSかよッ!!
・
・・
・・・
と、まぁ、キラ君にやられるMSの話はおいといて、なぜイタい魔女がこの研究所に来たのか……その話を
進めたいと思います。
魔拿まな「今日、ここに来たのはぁ〜〜〜え〜〜っと……う〜〜んっと……」
法腱はっけん「……四又よまた君。ちょっとお茶を沸かしてくるから……思い出したようなら教えてくれ」
百合「はい」
そして、法腱はっけんは研究所の中へ……
その後、暫く(※20分くらい)して……ようやく用件を思い出す不思議魔女
魔拿まな「ああ、そうだった!!大事な大事な魔導書がなくなったの」
百合「……そんな大事なことをどうして忘れることができるんですかねぇ?……」
魔拿まな「だってまだ16歳と110ヶ月だもん(はぁと)」
※25歳と2ヶ月……
百合「……なるほど、つまり、若年性アルツハイマーにより記憶できない……ってことなのねん」
魔拿まな「う〜〜、ひどいぃ〜〜〜」
二宮紫苑しおん「時に、レイの乗るMSレジェンドさん……無くした魔導書というのは……よもや……」
※だんだん魔拿まなからかけ離れていっているぞ……
魔拿まな「うん。禁章・万魔伝ばんまでん紫苑しおん「そんな特A級の危険度を持つオーパーツをなくしたんですか、アナタ!?」
魔拿まな「うん。なくしちゃった♪」
法腱はっけん「な……なぁにぃいい!!?」
ドダバダドダバダッ
『オーパーツ』そして、『無くした』という単語に反応して法腱はっけんが飛び出してくる。
法腱はっけん「ままま……まさか……それとついになる禁章・泯命伝みんめいでんまで無くしたなんて
 いわないだろうな!?」
魔拿まな「大丈夫ぅ〜〜、それはこっちに……」
と、マントの中に手をつっこみ……
魔拿まな「あ……あれぇ!?……おかしいなぁ……こっちにあったような……え〜〜っと……う〜〜ん
 っと……」
ゴソゴソとマントの中を探り出す魔拿まな
一同「……」
魔拿まな「あ、思い出した。枕代わりにしてたんだぁ♪」
ゴソゴソっと帽子の中から魔導書を取り出す
百合(……頭に乗っけていたんなら普通気づくでしょうに……)
紫苑しおん(……もう、この人と関わるのヤだな……)
法腱はっけん「……と、ともかく……一刻も早くそれを回収しなくてはな……」
百合「野放しにしていいものではありませんしね」
法腱はっけん「ああ、私が管理していたオーパーツが紛失したなどと断じて許せんからな!」
一同「……」
紫苑しおん「どこで無くしたか……分からないですよね。絶対」
魔拿まな「うん。わかんない♪」
百合(うわっ、即答……)
紫苑しおん(……ま、予想していたんだけど……はぁ……)
一同を頭痛が襲う……
……無くした魔導書……それは後に意外な場所で発見されるのだが……今はまだ別の話である。


続

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