B.B.B. 学園編
74の馬鹿 〜世にも陳腐な家庭科!〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業風雲録……24回の今回は調理実習再び……だが、安心したまえ、殺人料理人こと
未知葉呂みちばろ九三郎が指導するのではなく、今回は歴とした料理人が指導……いや、しないな……だって、
今回の教師は『包丁一本でどんな奇跡でも起こす人外』だからなぁ……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・調理室
金盞花こがね・せんか「なっ……これって……GA第3期に出てきた……」
紫色のいわく言い難い物体を前に盞花せんかが叫ぶ
一同「なぜにアニメの中に出てきたモンが現実世界にあるんだぁ!」
それに対し一同叫ぶ!叫ぶ!叫ぶ!
剴原がいばら直樹「フッ……これが俺のミラクルよ!」
そして、自慢げに語る直樹……
馬鹿「……いや、奇蹟が安っぽく見えるんだが……」
初雪そゆきカズラ「……」
一方、カズラはその『何か』の隣におかれているハトのような鳥を見つめ……
生徒「……あの、どうかしましたか?カズラさん……ハトを食べるって珍しいとか……?」
カズラ「……このハトは……リョコウバト……」
一同「はい!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「……リョコウバト!?……ってあの……絶滅したと言われている……」
沙華さか、食い付く
一同「んなにぃい!!?」
バッ
トンでもない発言に一同はそのリョコウバトを見る
生徒「こここ、これが……絶滅した……」
生徒「バカ野郎……このリョコウバトも生きてはなく、死んでいるんだからやっぱり絶滅ってことであって
 いるんじゃねぇか……」
生徒「しかし、このリョコウバトのDNA情報をハトに移植すれば復元が可能なんじゃ……」
直樹「何なら日本狼とかモア、ドードー、T−Rexも出してやろうか……」
一同「せんでいい!!ってか何奇蹟起こしているんですか!!アンタ一体何モンだぁ!、と、いうかT−Rex
 なんか出されても困るだけですッ!!」
一同うがぁっと叫ぶ!
直樹「言っただろ……『包丁1本で奇蹟を呼ぶ漢』……だと!」
偽馬鹿「……俺、頭痛くなってきた……」
馬鹿「……俺も……」
直樹「何!?……それはいかんなぁ……」
シャキ〜〜ンと包丁を構え……
直樹「治してやろうか!?」
眼を輝かせて直樹が叫ぶ
一同「これ以上奇蹟は結構です!!」
だが、これ以上こんな規格外の奇跡を見せられたらたまったもんじゃない一行は即刻拒否。
直樹「そうか……つまらんなぁ……」
一同「普通で結構っす!!」
直樹「……む!?そういえば……デザートが無いな……フム、ここは1つグランダルシェでも作って
 貰おうか……」
盞花せんか「レシピが失われた幻の銘菓……しかもGA第1期に出てきたものをどうやって作れと!?」
直樹「無論、我が包丁1本で!!」
シャキ〜〜〜ン
包丁を天高く掲げ……
直樹「では、まずはレシピを再現したJ2から再現してみようか……」
一同「しなくて結構だぁああ!!!」
一同、なんとか止める……
直樹「全く……奇跡を見たいとは思わんのか……お前ら……」
一同「奇跡の安売りは結構です!!」
・
・・
・・・
凌霄花しのぎ・そうか「……ねぇ、絶滅したはずのリョコウバトを料理に使うのって動物虐待にならないのかな?」
狗訴くそ「そんなことよりも、リョコウバトを使った料理は本当に食べれるのか疑問なんだが……」
そんな中素朴な疑問を投げかける一行……
一同「……」
直樹「フン……そんな時こそ『奇跡を呼ぶ料理人』の腕の見せ所よ!」
一同「ちょ、待ってください!まさか……料理のうまさもその奇跡でどうにかしようってんですか!?」
直樹「お前ら……俺が奇跡だけで料理界を上りつめたなどと思っているようだが、ちゃんと料理の腕も
 特級厨師波なんだぞ……」
一同「へ……へぇ〜〜〜」
と、言うわけで、こうして奇蹟の調理実習は進んでいくのであった……
※なんだか更に続きそうだが……ここで終わりだぞ!(ちょ、そんな終わり方でいいんですか!?)


END

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