B.B.B. 学園編
73の馬鹿 〜世にも奇蹟な家庭科!〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ……ふぅ、一体どこまで続くのやら……
まぁ、ともかく、第25段イヴの今回は……家庭科編
一同「も……もしや……また、アノ……」
……ちなみに、未知葉呂みちばろ九三郎は逮捕されたので違います。
一同「よ、よかったぁ〜〜〜」
・
・・
・・・
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・調理室
一同「……」
*「全くこのザマは一体なんですか!?」
調理室は……未知葉呂みちばろ九三郎によって壊滅されたままの状態であった……
※アルェ!?確か製菓研とかいう部活動があったかと思うのですが……彼女らはどこで部活を行っていた
 のでしょうか!?う〜〜ん、我慢して使っていたのか……あるいは別の場所で行っていたのか……実に
 なぞが残るが、今回はそんな話は都合上カット!
生徒「……あの……先生は?」
そして、恐る恐る1人が先生に質問を繰り出す……
*「私か!?……私はな……その巧みな包丁さばきは見るものに感動を与え、そして、神の所業のような手際
 で料理を作り出す……奇跡の料理人……剴原がいばら直樹だ!」
ドドォ〜〜〜〜ンッと派手なエフェクトを自作自演で行い格好つける先生。
一同「が……ガイバラ……ナオキ!!?」
金盞花こがね・せんか「陶芸家と流浪の料理人を足して2で割ったような名前ですね……」
※と、いうか、そこ、名前の元ネタになった2人のキャラを暴露するんじゃないッ!!
剴原がいばら直樹「……人は私のことを『包丁1本で奇蹟を呼ぶ漢』と呼ぶ」
更に自慢する直樹……
一同「は、はぁ……」
生徒「じゃ、先生、早速その奇蹟とやらを見せてもらえますかね?」
と生徒が1人冗談で言うと……
直樹「うむ。いいだろう……」
すっ
と、包丁を一本取り出し
一同「うわっ……まさかっ」
ずざっ
一同、未知葉呂みちばろ九三郎の件で自前の包丁にはビビり、後退……と、そんな折
直樹「見よ!これが包丁一本で奇跡を呼ぶ漢の力よぉ!!」
ズダンッ
シャッキ〜〜ン
一同「んなぁ!!?ななな……なああ!!!?」
一同が驚いたのも無理はない……そう……包丁を一振り……その『たった一振り』で壊滅状態だった
調理室が壊滅前まで復元されたのだ……
一同「あ、アンタ一体……」
初雪そゆきカズラ「……空間回帰、あるいは時間回帰の能力を持っている」
そして、淡々と某ブリーチっぽく解説を行うカズラ
一同(……淡々と説明をするなよ……カズラ……)
※ちなみに、カズラは例によって例の如く下着+エプロンです。(ちょ、誰か正しい知識を教えてやってくれ!
 きっとカズラと同じ班になった男子は料理どころじゃなくなるぞ……)
 ……あ、でも、そんなことを起こす前に、カズラに料理されるのか……ん〜〜ん、綺麗な花には棘が
 あるってことだな。(いや、カズラの場合、棘ってなレベルじゃないからッ!)
ひや信子(あ、だから『包丁1本で奇蹟を呼ぶ漢』って呼ばれているんですね?)
馬鹿(いやいやいやいや、いくらなんでもこれは奇蹟すぎるだろ!!)
直樹「どうだ?私の実力、そして、私の通り名がよくわかっただろ!?」
一同「ええ、もう、これでもかってくらいに……」
・
・・
・・・
直樹「では、今日の料理だが、ハトのワイン和えと丸焼きを作ってもらう」
そして、復元された調理室で早速調理実習が行われることとなるのだが……
一同「何の丸焼きですか!!」
一同、もっともな突っ込みをしてみるのだが……
直樹「知らん!!」
一同「知らんってあのなぁ!!」
だが、フザけた答えしか返ってこない……
直樹「曰く、丸焼きにするとすごくおいしいらしいぞ……んむ、これだ……」
ゴトッ
と机の上に、紫色の妙な果物だか野菜だかよくわからないものを置く直樹
生徒「な……何!?あの見るからにアヤしげな物体は……」
……一体……そのアヤしげな物体は何なのか!?


続

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