B.B.B. 学園編
72の馬鹿 〜世にも深淵アビスな『駅伝』〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ……今回は一文字違いが大違い!箱根駅伝編!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
台力抜君たいりき・ばつぐん「おおし!てめぇら……今日は唐突に箱根駅弁をやってみたいと思う」
一同「はぁ?!駅伝!!?……また唐突な……」
木美きび椎造「おい!誰が駅伝なんてフザけた競技を行うといった!箱根駅弁だ!駅弁!大体何が悲しくてチーム
 でマラソンしなきゃならんのだ……クソ詰まらんだろうが!」
一同「そっちの方がフザけてるだろうが!……大体箱根駅『弁』って何ですか!?」
※ってか椎造は箱根駅伝をけなしすぎです。
抜君ばつぐん「ルールは至って簡単、チーム対抗戦で箱根近隣の駅弁を食いまくる!」
椎造「より多くの弁当を食べたほうが勝ちだが、原則として同じ弁当はカウントされない!そして、判定方法
 だが、弁当の包み紙で判定する。つまり、包み紙は捨てずにとっておけよ!!」
抜君ばつぐん「と、言うわけだ……まぁ、1チーム6〜7人くらい居ればいいだろ……」
と、言うわけで早速チーム編成
抜君ばつぐん「あ〜〜、ちなみに俺は椎造と組む!異論は無いな!?」
生徒「いや、ある、無い以前の問題で2人でいいんですか?」
椎造「フッ……たかが2人と侮るなよ!」
ちなみに……馬鹿は奴柱どじ馬脱まぬけら+カズラ、偽馬鹿は嘘阿呆らと狗訴くそらとチームを組んだ……
馬鹿、偽馬鹿「久しぶりに……勝負か!?」
・
・・
・・・
そして、一行は箱根へ……
抜君ばつぐん「おおっし!てめぇら!いざ、箱根駅弁開始ぃい!!」
一同「おおおお!!」
ドドッ
一斉に駅弁を買いに奔走する一同……
※はたから見ると物凄いヘンな集団だ……
生徒「おばちゃん、弁当」
駅員「あいよ」
生徒「フッ……甘いな……」
一同「は!?」
生徒「そこの綺麗なお姉さぁん、弁当を2つ1つ分の値段で!」
駅員「はぁい♪」
一同「……」
椎造「やるな……だったらこっちは……」
抜君ばつぐん「先日予約しておいた駅弁の包み紙セットを……」
駅員「はい、こちらに……」
一同「そりゃイカサマだあ!!!」
椎造「ハッ!勝てば官軍、負ければ判官贔屓!これぞ格言!」
一同「この外道!」
今のところ、椎造、抜君ばつぐんコンビがイカサマを使い、リードしているようだが……そのころ、偽馬鹿は……
凌霄花しのぎ・そうか水瓶すいへい!」
水瓶すいへい英司「はっ、お呼びでございますか?お嬢様……」
霄花そうか「皆に駅弁を買うから各自違う駅弁を選びなさい……あ、それと包み紙は私に……」
英司「かしこましました」
財閥嬢の力を駆使して駅弁を買うことを決意する霄花そうか
……さらに、そのころ、馬鹿は……
初雪そゆきカズラ「……弁当を各1つずつ……」
紫陽花「……いや、買うのは構わないんだけど……そんなに食べれないと……」
カズラ「問題ない。余った分は私が全部食べる」
……万能宇宙人、カズラの力を得て駅弁荒稼ぎ
・
・・
・・・
そして、一同は再び一箇所へと集合する……
椎造「おっし!ではこれより判定を行う」
抜君ばつぐん「各自駅弁の包み紙を持って来い」
生徒「おっし!」
と、数人が駅弁の包み紙を持っていくと
椎造「おらあ!!」
バッ
いきなり強奪
生徒「んな!?」
抜君ばつぐん「フッ包み紙の数など前もって数えておけばもって来る必要なんざねぇ!」
一同「こンの外道ォ!」
椎造、抜君ばつぐん「と、言うわけだ……俺たちはこれで28の駅弁をゲットだぁ!」
霄花そうか「アマイですわ!こっちは32!!」
椎造「ぬあ!?……しまった……財閥嬢の力を忘れていたぜ!」
カズラ「……こっちは36……」
抜君ばつぐん「ぐはっ!!?カズラの存在も忘れていたぁ!!」
……と、言うわけで、この勝負……馬鹿チームの勝利……
椎造、抜君ばつぐん「ぬぬぬぬ……おのれ!これで終わったと思うなよぉお!!!」
一同(まだ何かしでかす気か……)
と、言うわけで第1回箱根駅弁は馬鹿チームの勝利に終わった……のだが、別に第2回の開催予定は無いので
……


END

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