B.B.B. 学園編
67の馬鹿 〜世にも憤慨なラグビー〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ……第21段の今回は今回はちょっと異色のストーリーでござ〜〜い
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
木美きび椎造「あ〜〜、今日はてめぇらに嬉しいお知らせと悲しいお知らせがある」
生徒「また唐突ですね……」
椎造「知っての通り、我が工業のラグビー部が全国大会に行ける事になった」
一同「おおう!」
金盞花こがね・せんか「それが嬉しいニュースなんですね?」
椎造「ああ、そして、悲しいお知らせというのは……その最初の対戦相手が不死身ふしみ工業であると
 言うことだ……」
馬鹿「不死身ふしみ工業!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「それって……プロジェクトX D.V.ディバイダーで紹介されたあの……不死身ふしみ工業ですか!?」
椎造「ああ、そうだ。日本ラグビー界で登竜門となっているあのラグビーの名門……絶対無敵完全勝利の
 不死身ふしみ工業……」
馬鹿「……その高校、そんなに強いんですか?」
椎造「何だ?てめぇ、知らないのか!?」
馬鹿「はぁ……」
椎造「いいか、あの高校はなぁ、実力的に言えば中堅くらいだ……だがなぁ、あの高校は不良どもの掃き溜め
 として有名な高校だ……もし、万が一あの高校に勝ち、あの高校の機嫌を損ねようものなら我が高校は
 無くなると思え!」
ひや信子「んなっ!!?」
沙華さか「……絶対無敵完全勝利の裏には『あの高校にだけは勝ってはならない』という掟があるのです」
※登竜門になっているのに勝ってはならないって……矛盾してるぞ……
・
・・
・・・
一方、ラグビー部では……
*「いいか……今回の試合……絶対に勝ってはならんぞ……」
ラグビー部、顧問、羅色愁玖らしき・しゅうきゅうが言う……
生徒「せ、先生……」
台力抜君たいりき・ばつぐん「なぁに、来年があると思えばいいじゃないか!」
一同「いつのまに!?」
生徒「ってか俺たち、3年なんですけど……」
抜君ばつぐん「ふむ。じゃ、留年すれば問題ないな……」
一同「ありまくりですよ!!」
抜君ばつぐん「いいかぁ?てめぇら……もし、あの高校に勝ったら……そのときは貴様ら全員ブチ殺して不死身ふしみ工業
 に捧げるつもりだからな!」
一同「ははは……はいッ!!」
……そして、試合当日
※都合上怒零湖ドレイコ工業の生徒を生徒D、不死身ふしみ工業の生徒を生徒Fとします。
生徒D「みんな、気合入れて負けるんだぞ!」
生徒D一同「おおお!!!」
ピ〜〜〜
試合開始のホイッスルと同時に……一同棒立ち
生徒F「おらおらおらおら!!どけぇ!!目障りだぁ!!」
ズバドンッゴゴンッ
あっという間にハットトリックをされる
抜君ばつぐん「おお、いいぞ、てめぇら……その調子だ!!」
生徒F「ほおぉう……」
ニヤニヤしだす不死身ふしみ工業の生徒
生徒F「何もしなければいいと……そう考えているのか!?ああ!?」
ドバンッ
一同「んなッ!!?」
抜君ばつぐん「自殺点……しまった!!その手があったか!!!?」
あっという間に怒零湖ドレイコ工業が逆転する
生徒D「う……うおおお!!てめぇら……死ぬ気になって自殺点決めまくれ!!!さもないと……台力
 に殺されるぞ!!!」
生徒D一同「いいいい……いえっさああ!!!!」
ドドドドドドドドッ
かくして、壮絶な自殺点争いが始まった……
馬鹿「……こんな試合……初めてだな……」
信子「うん、そうだね、ダーリン……」
※ちなみに一同、観戦しに来ています……(え!?今更こんな説明!?)
生徒D「うおおおお!!!」
生徒F「はあああ!!!」
ドドンッババンッ
怒零湖ドレイコ工業が自殺点を決めれば不死身ふしみ工業も自殺点を決め……勝負は最後まで不透明な泥沼試合へと展開し
……
ピ〜〜〜〜
試合終了……
*「ただいまの結果……215VS214で……不死身ふしみ工業の勝利!」
一同「う……おおおおおお!!!!!」
……かくして、怒零湖ドレイコ工業壊滅の危機は免れたが……なんだかなぁ……


END

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