B.B.B. 学園編
66の馬鹿 〜向日むかいび葵の雪辱戦リベンジ! 後編〜



馬鹿をかけた勝負で信子に負けた女、向日むかいび葵……が、彼女は諦めては無かった……そして、今、彼女の
リベンジが始まったのだが……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
木美きび椎造「さて、次の最後の種目だが……」
一同「また愛の営みだとか言わないですよね?それセクハラですよ」
椎造「まさか……拳で解決してもらうんだよ……」
ひや信子「へ!?えええ!!?そ、それって……」
三角関数みかど・せきかず「ああ、殴り合ってもらう!!」
向日むかいび葵「ウフフフ……負けませんわ!このときのために流派・東萌とうほう腐女子をマスターしました
 のよ!!」
一同「アンタもかい……」
葵「さぁ!覚悟しなさい!!信子!!今日こそあなたの死ぬときよぉ!!」
やる気満々な葵さん……
信子「……いや、あの、いくらなんでも無理なんですが……」
馬鹿「おいおい、いくらなんでもそれはないだろ……」
葵「あなたは黙ってなさい!これは私と信子との生命を賭けた生存競争なのよ!!」
一同(何故に生存競争!?)
葵「さぁ!くらいなさい!!愛の鉄拳!!」
ドゴオオオオオンッ
いきなり殴りかかる葵……そしてそれを何とか回避する信子
信子「ちょ、ちょっとタイム!代理ってアリですか!?」
葵「無しに決まってるじゃないの!!!私はアナタを斃すために生きているのよ!よってアナタの代理なんて
 私が認めません!」
信子「ええ〜〜〜!?」
馬鹿「ちょ、いくらなんでも不利すぎるだろ……」
関数せきかず「ならば、助っ人アリでどうだ?」
葵「ふふん、いいわ!助っ人の10人や20人流派・東萌とうほう腐女子の前では無いも同然よ!!」
椎造「ほぉう……ならば、カズラ!!行けぇ!!!」
一同(うわぁ……何気にヒドい助っ人……)
初雪そゆきカズラ「……分かった……」
カズラ参戦……何だか展開が見えたような気がするけど……気にしない……ってかこの先の展開を読ん
じゃダメだ!!
葵「てぇえ〜〜〜い!!」
ドドドドドドドッ
葵の拳撃が吼える
カズラ「……」
パシッ
バババババババッ
が、しかし、それらは全てカズラに受けられる
葵「なっ!?」
葵(コイツ……できる!!)
ザッ
距離を取る葵
葵「アンタ……タダモンじゃないわね……いいわ……だったら流派・東萌とうほう腐女子の真髄で葬ってあげる
 んだから……」
ゴオオオオッ
葵の拳気が増し……
一同(真髄って……何さ!?)
葵「流派・東萌とうほう腐女子……十二王萌牌じゅうにおうほうはい!!大車輪!!」
フオオオオオオッ
6人の分身を作り、一斉にカズラに襲い掛かる
葵「てええええい!!!」
カズラ「……瞬獄殺しゅんごくさつ」
ガタンッ
一同「あ、停電……」
ドドドドドドドドッ
葵「きゃうん!!?」
チカチカッ
停電が復帰すると……
葵「きゅう〜〜〜」
カズラの足元に倒れる葵……そして宙に浮く光『天』の文字……
一同「……」
※まぁ、当然の結果だわな……
葵「ううう〜〜、そんなぁ……」
椎造「この勝負!信子&カズラの勝利!!よって総合結果、信子の勝ち」
葵「ちょ、待ちなさい!!今のは助っ人がいたからの勝利よ!!よって無効ッ!!!」
一同「またかよ……」
※本当にわがままなやっちゃ……
葵「だいたい何よ!瞬獄殺しゅんごくさつって……あんなの無茶苦茶に程があるわ!」
金盞花こがね・せんか「……6人の分身を作って襲い掛かる技は無茶苦茶とは言わないんですかね?」
葵「そ、それはそれ!これはこれ!!」
一同「おい!」
馬鹿「……いや、だから……俺には信子しかいないわけで……」
葵「く……くぅう〜〜〜!悔しい!!!ええい、覚えてらっしゃい!!信子!それにカズラ!次こそは……
 次こそはアンタ達を打ちのめして馬鹿をゲットアンドターンよ!!」
馬鹿「……お前、人の話聞いて無いだろ……」
そして……葵は再び修行の旅に出たんだとか……むぅ……
※葵も懲りないんですね……ってか人の話を聞かないのね……


END

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