B.B.B. 学園編
65の馬鹿 〜向日むかいび葵の雪辱戦リベンジ! 前編〜



前回、馬鹿をかけた女の戦いで信子に負けた向日むかいび葵……今回はそんな葵のリベンジの物語
向日むかいび葵「ふふん……前回は負けたけど、今回はそうはいかないんだから!今回こそ馬鹿のハートをゲット!
 アンドターンよぉ!!!」
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
ガラガラッ
葵「信子ぉおお!!」
ひや信子「んぅ!?」
ズカズカズカズカッ
葵「もう一度馬鹿をかけて勝負よぉ!!!」
信子「……今度も負けないンだから!!」
馬鹿「あの……俺の意志は!?」
木美きび椎造「ほぉう……雪辱戦か……」
三角関数みかど・せきかず「面白い!!」
馬鹿「いや、だからぁ……」
・
・・
・・・
と、言うわけで、またしてもクラスの机をいろいろと移動し、馬鹿をかけて信子と葵の女の戦いが始まった
葵「フフン、ツンデレメイド喫茶で修行した私の力……なめないでね」
馬鹿「どうでもいいけど、ツンデレは好きじゃないんだが……」
葵「……」
呆然……
金盞花こがね・せんか「ってか前の段階でそれが分かったんじゃないのかなぁ?」
葵「えええ、えええい!とにかく!!絶対に負けないんだから!!覚悟なさい!!信子ぉ!!!」
信子「ふふ〜〜ん、返り討ちにしてあげるんだから!!いいこと、人の恋路を邪魔するヤツは……竜馬に
 蹴られて生きながら無間地獄を彷徨うものなのよ!!」
※イヤだなぁ……それ……凄まじく……
関数せきかず「では、まず第1の関門!……料理対決!!」
馬鹿「……あ、今度は言葉で落とす……みたいな勝負は無いんだ……」
椎造「当たり前よ!間違ってツンデレを極めてきた葵にツンデレの嫌いな馬鹿にどんな言葉をかけるってんだ?」
一同「……」
関数せきかず「なお、今回の料理のテーマは……『馬鹿でも食べられる辛い料理』!!」
葵「ふふん、負けないわよ!!」
椎造「但し、前回出たトムヤンクンは禁止です。だって馬鹿が食べられるからね」
信子「え〜〜!!?」
関数せきかず「では……はじめぇえ!!!」
トントントントンッ
葵、信子、互いに料理を作り始める
葵(馬鹿でも食べられる辛い料理……フフン。見てなさい……)
信子(ダーリンの食べられる辛い料理はぁ……)
そして……数十分後……料理は終わり……
葵「これぞ本場!愛のカレー南蛮」
どっげ〜〜〜ん!!
信子「何の!こっちだって……愛の豚キムチうどん!!」
しゃらんら〜〜ん
椎造「ほぉう、奇しくもうどん対決か……」
葵、信子「さぁ!どうぞ召し上がれ!!」
馬鹿「じゃ……じゃあ……」
双方一口、二口……
椎造「さて、判定は……?」
馬鹿「ん〜〜っと……どっちも食べられる……みたいな……」
葵、信子「と、言うことは!!?」
椎造「ま、引き分けってことかな?」
葵「納得いきませんわ!!!」
信子「ふぇ!?」
葵「だったら本当はどっちが辛いのか調べてください!!それで勝負を決しましょう!!いいこと!!?」
関数せきかず「フム、なるほど……確かにそれは最も……」
椎造「おっし!じゃ、便利な万能道具!カズラえも〜〜ん!!」
一同「うぉい!!」
初雪そゆきカズラ「……」
もぐもぐ、むぐむぐ……
双方の料理を口に含み……暫く沈黙……
一同「……」
カズラ「……計算結果……」
一同「ゴクリ……」
固唾を呑んで見守る中……下された判決は……
カズラ「……僅差で愛の豚キムチうどんの方が辛い」
※律儀に料理名を言わなくてもいいんだけどなぁ……
葵「んなっ!!やっぱ今の無し!取り消し!!引き分け!!」
一同「おいおい……なんちゅうわがままな……」
椎造「いいだろう……言い出したのは葵だ……よってこの勝負、引き分けと見なす!」
一同(そんなんでいいのかよ……)
関数せきかず「おっし、じゃ、次、最後の種目に移るぞ……」
一同(もうかよ……)
さてさて……次の種目で決着つくのか……
と、いうか、馬鹿は信子一筋だから、勝ち目はないかと……


続

前の話へ 戻る 次の話へ