B.B.B.
62の馬鹿 〜歌え!火炎爆撃ファイヤーボンバーの如く〜



ひょんなことから合唱コンクール(県大会)に出場することになった怒零湖ドレイコ工業J2の面々……しかも、出る
からには『優勝しないと殺す』との椎造の脅しもかかり……どうなることやら……
※どうでもいいけど、『ファイヤーボンバー』の当て字は間違っちゃいないけど間違っていると思う。
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・音楽室
松葉まつは隆美「じゃあ、最後はルパン三世のテーマ、これはあまりにも有名よね?……視聴者のみなさまが歌詞を
 つけたってことで……」
生徒「へぇ〜〜〜」
隆美「じゃ、ミュージックスタート」
ててんてれれってって♪て〜んてんてんてんててんてんてんて〜んてんてんてんててんてんてん♪
て〜れれれれれ〜♪(ハッ)て〜れれれれれれれ〜……
と、曲が流れだすと……
金盞花こがね・せんか「待ってください!曲がルパン三世のテーマじゃなく、セクシーアドベンチャーです!」
隆美「うわっ!わかる人がいるなんて……」
偽馬鹿「だから、盞花せんかはそういうことに詳しいから……」
さっきも言ったよな……と偽馬鹿は思う……
隆美「くっ……これはとんだ誤算だわ……」
生徒「……で、ちなみに本当のルパンのテーマは?」
隆美「まぁ、いつかCD買いなさい。歌手はピートマックJrよ」
一同「そんな情報いいですからッ!」
・
・・
・・・
で、ややあって……
隆美「あ〜〜、と、いうわけで、曲目は銀河鉄道999に決定しました。みんな?いいの!?いまならまだ
 変更が可能よ……『勇者王GGG マイソロジーバージョン』に」
一同「なぜに変更可能な候補がそれなんですかッ!?」
隆美「空ぅ〜〜間〜〜〜歪〜〜〜曲ぅ〜〜〜ゴォ〜〜〜ルディオ〜〜ンクラッシャァー!!!」
そして突如叫び出す隆美。
盞花せんか「だから、歌詞が違いますッ!!」
隆美「説明しよう、ゴルディオンクラッシャーとは叩いた衝撃で空間を歪曲させる究極のガジェットツール
 なのだ」
盞花せんか「知らない人が聞いたらそうなんだ〜〜って思ってしまうかもしれないデマを堂々と語らないでくださいッ」
※ど〜〜でもいいけど、話……全然進まないね……(まぁ、いいけど……)
隆美「じゃあ、みんな、感情移入して歌えるように銀河鉄道999の鑑賞でも……」
一同「今から見るの!?」
一同、授業がつぶれそうでラッキーと思っていたが……
隆美「……と、思ったけど、よくよく考えたら……今あるのは登場人物が猫になっている銀河鉄道の夜の
 アニメ版だけだったわ」
一同「をいをい……」
※ちなみに、その『登場人物が猫になっている銀河鉄道の夜のアニメ版』は実際に存在する……ハズ。
 (ハズって何?)
隆美「じゃ、これ以上無駄な時間を費やしている暇はないわ……合唱コンクールまであと1週間……さぁ!
 今から死に物狂いで特訓するわよ!」
馬鹿「ちょ……ちょっと待って……あと1週間で本番って……」
隆美「ええ、だから、みんなが歌いやすいようにアニメソングをセレクトしたのよ」
一同(本当かなぁ?)
隆美「さぁ、歌うわよ、みんな……放課後、ここへきて練習しても構わないわ。木美きび先生の命令がある以上
 優勝しないと……私がマイクでみんなを斬り殺します」
一同「マイクでどうやって人を斬り殺すんだぁ!!!」
※いや、その前に『殺すな』と叫べてめぇら……
・
・・
・・・
そして、一行は……銀河鉄道999をマスターすべく歌い出す。
*「さぁ〜行く〜〜んだぁ〜♪その〜顔〜〜〜をぉ〜上ぁ〜げてぇ〜〜♪」
*「……君ぃ〜を遠ぉ〜〜〜くぅ〜〜で〜〜〜見つめてぇ〜〜〜るぅ〜〜〜♪」
*「……別ぁ〜〜れ〜も〜愛ぃ〜〜の〜ひとつだぁ〜〜とぉ〜〜♪」
馬鹿「……くぅ、英語の歌詞ってなかなか歌いにくいな……」
ひや信子「大丈夫、そんなときはごまかしてそれらしく歌えば結構それっぽく聞こえるよダーリンッ」
馬鹿「いや、それ、いいのか!?」
凌霄花しのぎ・そうか「……木美椎造あの人のことですから、それはやめた方が……」
……そして一行は……コンクールを目指す……


続

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