B.B.B. 学園編
61の馬鹿 〜歌え!種割歌姫ラクス・クラインの如く〜



怒零湖ドレイコ工業2年の一大イベント……合唱コンクール編!遂に開幕!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・音楽室
松葉まつは隆美「はい、私は真っ裸じゃないッ!しばくぞ!」
一同「だから、誰もそんなこと思ってませんて!!」
隆美「え〜〜、では、今から、合唱コンクールで歌う曲を決めたいと思います」
一同「唐突だな……」
隆美「いつもはクラスごとに競うんだけど……今年は違うの。何でも県大会に出場予定の優勝候補として名高い
 高校がよくわからないけど辞退したらしく、それで、代わりに出場することになったのよ」
馬鹿「……そんなこともあるんだな……」
凌霄花しのぎ・そうか「……と、いいますか……なぜに音楽の専門みたいな高校の代わりが工業高校なんですの?」
隆美「うん、何でも、その高校の代表みたいなお偉いさんが屋台で愚痴を零していたんだけど……」
馬鹿「なるほど、その愚痴が朔の夜叉に入り、そして、椎造が……」
隆美「あ〜〜、うん、大体あっているけど細部は違うわね」
一同(大体あっているんだ……)
隆美「そのお偉いさんがいた屋台ってのが、朔の夜叉の一員が経営する屋台だったのよ……」
一同「……」
馬鹿「……朔の夜叉って一体何をやっているんだよ!?」
※本当にな……
隆美「で、トントン拍子に話が進んで、今回、晴れて出場することが決まりました!」
狗訴くそ「いや、先生、いくらなんでも急すぎます……」
隆美「そうそう、木美きび先生からの言伝で『優勝しなかったら殺す』だそうよ……」
一同「……」
一同、沈黙……
生徒「無理難題な上に死亡フラグ立ちまくりじゃないかぁ!!!!」
隆美「じゃ、曲目だけど……」
そして、何事もなかったかのように話を進める先生。
隆美「……シューベルトの魔王と、トルコ行進曲と……」
馬鹿「ちょ、ちょっと待って下さい……」
金盞花こがね・せんか「いくらなんでもその選択肢はどうかと……」
隆美「大丈夫!魔王はカズラがいるから本当に楽譜通りに弾くことが可能なはずよ」
一同「そっちができてもこっちは出来ないでしょうが!!」
一同、最もな意見を言う。
隆美「……はぁ、やっぱりそうか……じゃあ、仕方ないわねぇ……銀河鉄道999と宇宙戦艦ヤマトと
 ルパン三世のテーマとどれにする?」
一同「そして、その選択肢も何かオカしいです!!」
隆美「じゃあ、今の世代、知らない人もいるかもしれないから歌ってあげるわね」
カチッ
と教卓に隠されたスイッチを押すと……
ガガガガガガッ
天井からミラーボックス、壁が下にスライドしてカラオケマシンが出てくる
一同「……何!?このカラオケボックス的な音楽室は……」
隆美「カラオケってたまに込んでいたり気に入ったマシンがなかったりするから作ってもらったの」
一同「……」
一同……呆れる……
隆美「じゃ、銀河鉄道999行きます」
チャラッチャラッチャ〜〜ン♪チャラッチャラッチャ〜〜ン♪(銀河鉄道999の出だしのつもり)
隆美「さぁ〜逝く〜〜んだぁ〜〜〜♪そのツゥ〜〜ラァ〜を引っさぁ〜〜〜げてぇ〜〜〜〜♪新しい〜〜時代ぃ
 〜〜はぁ〜〜ナイトメアの〜時〜代ぃ〜♪」
盞花せんか「先生、歌詞が盛大に違いますッ!!」
隆美「うわっ!まさか知っている人がいるだなんて……」
偽馬鹿「盞花せんかはそういうのに詳しいからね」
そして、曲を止める隆美。
隆美「……じゃあ、これはどう!?」
て〜ってってて〜れってってってって〜ん♪てれれってててて〜ってってんて〜〜ん♪
ちゃ〜ら〜ららら〜ら〜ららら〜ら♪てれれってれれってれれれ〜れれれ〜っ♪
てれれってれれってれれれ〜れれれ〜って〜〜ん♪(宇宙戦艦ヤマトの出だしのつもり)
隆美「さらばぁ〜〜〜この世よぉお〜〜♪旅立ぁ〜〜〜つ船はぁ〜〜〜三途のぉ〜〜〜河を逝くぅぅう〜〜〜♪
 渡ぁ〜〜〜しぃ〜船ぇ〜〜♪」
一同「だから、それも違うわぁ!!!」
……今度はみんなして分かった。
※ところで、ルパン三世のテーマの替え歌は思いつかなかったので割愛してよろしいでしょうか?(をい)
……あ〜〜、合唱コンクールでは何を歌うことになるのか……


続

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