B.B.B. 学園編
59の馬鹿 〜破壊王…その伝説 前編〜



馬鹿のクラスには破壊王と呼ばれる生徒がいる……今日はそんな破壊王に纏わる伝説を紹介しよう……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
ドガシャアアッ
木美きび椎造「ああ?イキナリドアを破壊するとはいい度胸じゃねぇか!誰だテメェ!」
一同「クラスの生徒の名前くらい覚えてください!!」
椎造「俺は生憎そんなものには興味がねぇんだよ!」
一同「ちょ、マテコラ!!」
椎造「で、何故ドアを破壊したのかワケを聞かせてもらおうじゃねぇか……破壊王、手森賞万でもり・しょんまんよぉ!」
一同「知っているじゃねぇか!!」
手森賞万でもり・しょんまん「フッ……この俺は破壊王……そんな破壊王に壊せないモンなんて無いぜ!」
一同「どんな理由だ!!」
賞万しょんまん「壊して欲しいものがあったら俺に言ってくれよ……友情関係だろうが何だろうがたちどころに破壊して
 みせるぜ!」
※友情関係をも破壊するって……おいおい……
椎造「フム……だがしかし……コイツに本当に破壊できないモンってのは無いモンか……」
馬鹿(また始まったよ……)
偽馬鹿(ああ……また授業を潰して特別授業だって言い出すんだろうぜ……)
椎造「おし!第一回破壊王選手権を開催する!」
一同「第一回って……」
ひや信子「選手権ってことは……誰でも参加できたりするんですか?」
椎造「無論だ!」
信子「ダーリン、頑張ってね」
馬鹿「うえ!?俺も出るの!?」
賞万しょんまん「フッ……いいぜぇ……俺に破壊できないモンはねぇってことを思い知らせてやるぁ!」
・
・・
・・・
何だか妙な成り行きで破壊王選手権に出場することになった馬鹿……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
椎造「おっし!じゃ、まず鋼の棒な……」
実習棟から鋼の棒を失敬してきた椎造
賞万しょんまん「おりゃあ!!」
バキャッ
馬鹿「でえい!」
ボキッ
初雪そゆきカズラ「……」
パキンッ
3人、難なく破壊する……
一同「って何故にカズラまで参加してるんだ!!?」
カズラ「……いい対抗馬になるといわれて……」
一同「さいですか……」
一同、結果は見えたな……と思った……
椎造「おし!次行くぞ……核ミサイルの直撃でも破壊できないが、斬鉄剣には弱いという伝説のジルコニウム
 合金!!」
一同「どんな説明だ!!」
賞万しょんまん「おうりゃは!」
バキャッ
カズラ「……」
ベキンッ
馬鹿「……はぁ!」
ガインッ
馬鹿「……む……無理!!」
馬鹿……リタイヤ……
信子「大丈夫?ダーリン?」
抱きっ
馬鹿「ちょ……」
椎造「何だあ?馬鹿……だらしねぇ……カズラを見習え!!」
馬鹿「無理に決まっているだろうが!!」
※宇宙人と同じにしないでください……
椎造「チッ……くだらねぇ……所詮貴様もそこまでの漢だったというわけか……」
馬鹿「何ワケの分からないことを言っているんだよ!!」
カズラ「……次は?」
椎造「おっと……次だったか……次は……斬鉄剣の材質であるクラム・オブ・ヘルメス!!」
どど〜〜んとクラム・オブ・ヘルメスの筒をとりだす
一同「どこから持ってきたんだ!?」
※最もな質問ですが……無視!!
賞万しょんまん「ハッ!」
カズラ「……」
ベキイッ
が、こちらも難なく破壊する2人
椎造「ほう……これで両者は斬鉄剣並の硬度を持つということが証明されたわけだ……」
一同(何の証明だよ……)
椎造「次ッ!斬鉄剣では斬れないとされつつも最終的には斬る事ができたという……パンドラの箱!!」
真っ二つになったパンドラの箱がそれぞれ両者の前に……
馬鹿「……本当にどこから持ってきたんだか……」
賞万しょんまん「うおおりゃあ!!」
賞万しょんまん「……」
ベキシッ
偽馬鹿「しかも、アッサリと破壊するし……」
椎造「やるなぁ……お前ら……」
……さてさて、カズラVS賞万しょんまん……この2人の勝負に決着は着くのでしょうか!?


続

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