B.B.B. 激闘編
149の馬鹿 〜雪辱リベンジ!…黒帝団! その11〜



LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まった。現在、馬脱まぬけじょうと、奴柱どじ奈那子ななこと、狗訴くそ区段間くだんまと死合っており、嘘阿呆は卯鎌うかまと死合い、
偽馬鹿は羅星斗らせいとと死合い、馬鹿はH・Tと死合っている……
天四斗あまよと、郊外・ルクシオール建設予定地
馬鹿「擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
キュドゴゴゴゴゴゴゴッ
H・Tに反撃の暇を与えない猛攻……蒼き閃光の横薙ぎが無数に走る
馬鹿「どうだッ!!」
シュオオオオオオオッ
蒼い粒子が落ち着くと……
H・T「それで終わりか……辜磊刄寰こらいじんかん!」
ギョルルンッ
意志を持つ剣閃が馬鹿に迫る
馬鹿「ちいっ……」
※ちなみに、H・Tは自分の周りの空気を辜磊搶攘こらいそうじょうにて石化させ、蒼き横薙ぎを防いだ
 そうです。(だから何さ……)
H・T「踊れ!踊れ!!絶望に踊れ!!」
馬鹿「擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
キュドゴガアアアアッ
……しかし、意志持つ剣閃は……蒼き横薙ぎに掻き消される
H・T「ぬううう……」
互角の戦い……と、言うか、両者の攻撃は互いに意味を成さない不毛な戦い……
馬鹿(このままでは埒が明かないぞ……)
四星天剣(……)
馬鹿(どうする……四星天剣!?)
四星天剣(……フン……焦るな……)
馬鹿(……)
四星天剣(常に心を平静に……)
馬鹿(……平成だけに平静か……)
※うぉい!ギャグ言っている場合か!?……余裕だな……馬鹿……
H・T(……そろそろ潮時か……)
バッ
距離を取るH・T
馬鹿「逃がさん!!擾悪跫鍔吼じょうおきょうがくこう!」
ゴギャアアアッ
H・T「クッ……」
一気に間合いを詰め、H・Tを両断にかかる
ドンッ
H・T「ッ……」
キュラキュラキュラキュラキュラッ
蒼き光に包まれ、巌華爛曦げんからんきが宙を舞う
馬鹿「詰めだ!」
チキッ
そして、刀を突きつける馬鹿
H・T「……フフフ……フフ……」
途端に笑い出すH・T
馬鹿(……何だ!?……まさか……巌華爛曦げんからんきにも意志があり……呼べば……来るとか!?)
四星天剣(……)
しかし、H・Tが叫んだのは別の単語だった……
H・T「奈那子ななこ!」
ヒュゴアッ
奴柱どじ「うおうっ!?」
H・T「撤収だ!」
零零奈那子ななこ「OK」
偽馬鹿「逃がすと思うか!?」
鏈属帆卯鎌うかま「……笑止……思わんよ……」
嘘阿呆「大人しく……斃されろ!!」
奈那子ななこ「撤収♪」
黒帝団の一員が一箇所へ集う
狗訴くそ「馬鹿が……一網打尽だッ!」
奈那子ななこ光媒つ灯火エーテルライトッ!」
ガカアアアアッ
一同「くっ……何ぃ!?」
強烈な閃光……そして光が止んだ時には黒帝団は忽然と姿を消していた……
馬脱まぬけ「……逃がした……」
木美きび椎造「……てめぇら、何逃がしてんだ……」
一同「先生!?」
椎造「まだ解体作業が終わって無いだろ!」
嘘阿呆「真っ先に言うことがそれですかい……」
椎造「いいか!とっととトンでも技で解体作業を終わらせろ!」
偽馬鹿「……」
一同「……はぁ……」
・
・・
・・・
ズズ〜〜ン
そして、馬鹿達の活躍(?)により……ビルが崩壊し……
椎造「おっし!やろうども!ルクシオールを建設するぞ!」
黒服ズ「オオ〜〜〜!!」
馬鹿(……どこからやってきたんだ……コイツら……)
偽馬鹿「……帰るか……」
嘘阿呆「……だな……」
と、いうわけでとぼとぼと帰る馬鹿一行……
馬鹿(……黒帝団……H・T……)
……次に馬鹿一行と黒帝団とが鉢合わせるのは……最終決戦の時を予定。
※何だ!?その予定は……!?
……兎にも角にも……黒帝団の雪辱戦は終わった……


END

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