B.B.B. 激闘編
148の馬鹿 〜雪辱リベンジ!…黒帝団! その10〜



LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まった。現在、馬脱まぬけじょうと、奴柱どじ奈那子ななこと、狗訴くそ区段間くだんまと死合っており、嘘阿呆は卯鎌うかまと死合い、
偽馬鹿は羅星斗らせいとと死合い、馬鹿はH・Tと死合っている……
天四斗あまよと、郊外・ルクシオール建設予定地
馬鹿「擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
キュゴアアアアッ
H・T「辜磊搶攘こらいそうじょう!」
バキバキバキバキバキッ
馬鹿の放つ(四星天剣の力を借りた)蒼き横薙ぎは……石化され、H・Tには届かない……だが、H・Tも
馬鹿の技を石化するだけで馬鹿に攻撃を仕掛けられない……
馬鹿「くそっ……」
※……つまり、H・Tには余裕があるってことだね……(本当か!?)
H・T「……フッ……このままでは埒が明かないなぁ……なぁ、馬鹿……」
馬鹿「……勝負方法を変えよう……とでも!?」
H・T「……ふふ……」
コオオオオオッ
巌華爛曦げんからんきの輝きが増し……
馬鹿「いいだろう、じょうってやる!!」
コオオオオオオッ
馬鹿の刀も輝きを増す
H・T「辜磊刄寰こらいじんかん!」
ぎょるんっ!
馬鹿「はっ!!!」
ズドオンンッ
突如、馬鹿の周囲に剣閃が現れ、一気に馬鹿に斬りかかる……すんでのところで回避した馬鹿は……
馬鹿「……な……何だ……今の!?」
H・T「……絶望に踊れ!」
ギュオアアアッ
馬鹿の居た場所を切り刻んだ剣閃がさらに宙を舞い、馬鹿に襲い掛かる
馬鹿「なっ!?……マジかよ!!」
ガギギギギギッ
迫る剣閃を切り払う、切り払う、切り払う……
四星天剣(……夷鷙甦イシスの叡智が1つ……あらゆる金属に永遠の輝きを……)
馬鹿(は!?……こんなときに何を!?)
四星天剣(……永遠の輝きを齎すためにはどうすればいいか……)
馬鹿(だから……何を!?)
四星天剣(……答えは簡単だ……それに意志を持たせればいい……)
馬鹿(……は!?)
四星天剣(……輝く意志があるからこそ、輝く……簡単な話だろう?)
馬鹿(……何……を!?……ま……さか!?)
つまり、意志ある剣閃は……防御に徹していては破れない……そういうことだ……四星天剣はそれを馬鹿
に伝えたかったのだ……
馬鹿(……だったら……)
四星天剣(それを止めるには意志を断てばいい……)
馬鹿「ハッ!擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
ギュコオオオオオオッ
蒼き光を纏いながら迫る剣閃を横に薙ぎ払い、意志を断つ
H・T「辜磊搶攘こらいそうじょう!」
バキバキバキバキバキッ
そして、横薙ぎは石化される。
馬鹿(……距離があればあるほど石化される……)
四星天剣(……)
馬鹿(接近戦ならば、奴の石化の力よりこっちの神の力の方が上回る……)
四星天剣(……ああ……そうなるな……神器よりも神の方が力が上なのは当然の理だ……)
馬鹿「……はっ!」
ダダッ
一足飛びに掛かる馬鹿
H・T「馬鹿が!辜磊刄寰こらいじんかん!」
ぎゅるううっ
そこへ意志を持つ剣閃が迫る
馬鹿「うおおおお!!」
バシュインッ
H・T「クッ!」
ギイインッ
馬鹿の読みどおり、意志持つ剣閃は神の力に競り負け、掻き消える
H・T「ぬ……ぬううう!!!」
馬鹿「おおおおお!!!」
ズズズズズズッ
そして……馬鹿の膂力に圧されていくH・T
馬鹿「ハッ!」
ドオオンッ
H・T「ぐ……ぐううう……」
そして……攻撃力よりも魔力に特化した巌華爛曦げんからんきは四星天剣の力の込められた馬鹿の刀に弾き飛ばされるの
であった……
馬鹿「行くぞ!!H・T!!」
ドッ
さらに飛び込みをかける馬鹿
H・T「味なまねをっ!!」
それを迎え撃つH・T……
……両者の戦いはさらに熾烈さを極める……!?


続

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