B.B.B. 激闘編
147の馬鹿 〜雪辱リベンジ!…黒帝団! その9〜



LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まった。現在、馬脱まぬけじょうと、奴柱どじ奈那子ななこと、狗訴くそ区段間くだんまと死合っており、嘘阿呆は卯鎌うかまと死合い、
偽馬鹿は羅星斗らせいとと死合っている……
天四斗、郊外・ルクシオール建設予定地
坂牙羅星斗らせいと「少しは反撃してみせろ!!」
ドンッ
全ての攻撃は空を斬る……
偽馬鹿「……」
まだ動きを見せない偽馬鹿
羅星斗らせいと「……そうか……貴様……俺の疲労を待っているわけか……だが、LODの力を手にした俺に
 疲労なんてものは無いッ!」
偽馬鹿「……」
無言……
羅星斗らせいと「貴様……ナメてるのか!?」
偽馬鹿「……」
さらに無言
羅星斗らせいと「……よかろう……ならば……死ね!!舞い散る瑠璃偽燕鳳蝶チャイラサ・ラグライゼ!」
ドッ
LODの力で具現化された幻想的な蝶が偽馬鹿に襲い掛かる
偽馬鹿「遅い!霄凰寵停しょうおうちょうてい!」
ズガガッ
無風空間に蝶が誘い込まれ、十文字に斬り裂かれる
羅星斗らせいと「……馬鹿な……」
靡錬羽ミネルヴァ(力に溺れ、誇示するだけのものに勝機など無い……)
偽馬鹿「今度はこっちからだ!」
ヒュッ
羅星斗らせいと「……消え……」
ゴウッ
一気に間合いを侵食しての斬撃
羅星斗らせいと「だが……甘い!!!」
ガギイイッ
しかし、相手もLODの力を持つもの……そう簡単には挫けない……
靡錬羽ミネルヴァ(……速度と威力を兼ね備え……戦局を……流れを我が物にする……やるわね……)
偽馬鹿(それはどうも……)
羅星斗らせいと「……貴様ぁ!!!」
偽馬鹿「おおおお!!!」
ガガガガガガガガガッ
激しい鍔迫り合いが繰り広げられ……
……そして、偽馬鹿と羅生徒らせいと……両者の死合は白熱、加速する……
・
・・
・・・
さて、ではでは、ここで話の視点を馬鹿へと変えます……
H・T「……」
馬鹿「……」
両者、刀を構えたまま微動だにしない……
H・T、馬鹿「……」
コオオオオオッ
そして、両者、一気にブーストしたかと思いきや……
H・T「辜磊搶攘こらいそうじょう!」
馬鹿「擾悪覇王吼じょうおはおうこう!」
ドキュオアアアッ
一気に技を放つ……
H・T「ハッ!今のは挨拶に過ぎんぞ!」
馬鹿「それはこっちのセリフだ!」
2つの技は衝突し、そして相殺される……
四星天剣(……やはり、少しずつだが、確実にパワーアップしているようだな……だが……)
馬鹿には聞かせず、四星天剣が語る……
H・T「おおおお!!!」
馬鹿「はあああ!!!」
ガガガガガガガッ
両者、飛び込んでは鍔迫り合いを繰り広げる
H・T「フッ……」
馬鹿「何かおかしいことでもあるってか!?」
H・T「互角だな……」
馬鹿「……俺とお前との剣の力が……か!?」
H・T「ああ、そうだ!」
ババッ
馬鹿「そう思うならば……」
距離を取る馬鹿
馬鹿「擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
ゴキュオアアアアアッ
青く光り輝く粒子を刀に纏わせ横薙ぎを放つ馬鹿
H・T「……辜磊搶攘こらいそうじょう!」
バキバキバキバキバキバキッ
青く輝く横薙ぎが石に成り代わる
馬鹿(威力が……増している!?)
四星天剣(LODの力か……あるいは夷鷙甦イシスの力の片鱗を取り込んでいるのか……)
馬鹿(……)
四星天剣(だが……まだ我が敵では無い……)
馬鹿(……つまり、もっと強い力を引き出せる……と!?)
四星天剣(……見せてやれ……四星天剣の力!!)
馬鹿「……言われなくともだ!」
H・T「次……行くぞ!!」
ゴオオオオオッ
両者の殺気が高まり……
馬鹿、H・T「うおおおおお!!!」
……そして、馬鹿とH・T……両者の死合はまだまだ続く……


続

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