B.B.B. 激闘編
150の馬鹿 〜黎は…どこへ消えた?〜
雪辱戦の後姿を暗ませた黒帝団……彼らは一体……どこへ消えたというのか……
天四斗(、馬鹿研究所
偽馬鹿「……と、言うわけでだ……あれから1週間くらい経つが……再戦を申し込んでくる素振りも
無い……」
奴柱(「そもそも、ぱったりと足取りが途絶えてしまって……」
馬鹿「……黒帝団……一体どこへ消えたというんだ!?」
嘘阿呆「……彼らはLODやら色々と詳しそうだったが……もしや、今はこの世界に居ないのでは!?」
馬鹿「むぅ!?」
偽馬鹿「なるほど、異世界にて虎視眈々と技術を磨いている……と!?」
馬鹿「だったら……」
一同「おう!」
風(信子「ダーリン、私も行く〜〜〜」
馬鹿(行楽じゃないんだから……)
・
・・
・・・
観光気分の信子を引き連れ、一行は威隻(研究所へと赴く
天四斗(、威隻(研究所
四又(百合「今日はどういったご用件ですかね?」
馬鹿「黒帝団についてだが……博士は?」
百合「はい、いますよ。どうぞ奥へ……」
奥へと通される一行……そして……
威隻法腱(「……ふん……なるほどな……」
話を聞いた法腱(は……語りだす……
法腱(「ならば……歴史の墓場にいる可能性が一番高いだろうな……」
偽馬鹿「やはり……そこに……?」
嘘阿呆「博士……どうにかして乗り込むことは出来ないのですか!?」
法腱(「歴史の墓場にか!?」
馬鹿「ああ」
法腱(「……出来ないことは無いが……」
偽馬鹿「だったら……」
法腱(「奴等がどこにいるのか……分かっているのか!?」
嘘阿呆「そんなもの……あっちにいってから探せばいいことだろうが!」
三枝苧環(「それは不可能というものです」
そこへ口を出す苧環(
信子「何で?」
法腱(「……そもそも歴史の墓場とは……それ1つが世界であり、宇宙であり……他の無数の空間と
リンクするための空間である」
馬鹿「空間……?」
法腱(「見渡す限りの地平線……そんな空間から何かがいる一点を探し出すことは不可能だ……」
信子「う〜〜ん……そうなんだ……」
偽馬鹿「くそっ……絶対の安全地帯ってワケかい……」
法腱(「ああ、やつらがその空間座標を知らせてくるか、やつらがその空間から出てくるかしないと……攻撃
の仕様が無い……」
馬鹿「……」
一同、沈黙す……
信子「ねぇ、博士……歴史の墓場って……」
苧環(「あらゆる歴史の終着点にてそこへ行けばあらゆる歴史的真実が発掘出来る場所……」
信子「虚偽が無いのはどうしてなの?凄く不思議なんだけど……」
法腱(「……まだ、歴史の墓場については不明な点も多いが……この世界……いや、この世界だけでは無い
のかもしれんが……全ての事象……その結果は記録されている……」
馬鹿「……誰によって?」
法腱(「神……と呼べる存在か……それとも、歴史の墓場の管理者か……ともかく、全てが記録され、
歴史の墓場に集約されるのであるからこそ……そこへ行けばある事象の結果が得られる」
狗訴(「でも、それが真実とは限らないんじゃ?」
法腱(「……結果は何も1つだけでは無い……いや、全ての結果がそこに集約されるからこそ、そこから
万人が思う真実が得られる……」
苧環(「虚偽が無い……のではなく、誰しもが真実と思える解がある世界……そこが歴史の墓場であると
思ってもらえれば……」
偽馬鹿「……なるほどな……」
法腱(「では、次に誰が歴史の墓場を発見し、誰が『歴史の墓場』と名づけたかについてだが……」
馬鹿「いや、博士……俺たちは忙しいので今日はこのへんで……」
長話を察知した馬鹿一行はそそくさと研究所を後にする……
法腱(「なんだ……つれないやつらだ……」
※でも、すっごく気になる内容な気もするんだけどなぁ……まぁ、この話はいつか、また……
END
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