B.B.B. 激闘編
145の馬鹿 〜雪辱リベンジ!…黒帝団! その7〜



LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まった。現在、馬脱まぬけじょうと、奴柱どじ奈那子ななこと、狗訴くそ区段間くだんまと死合っており、嘘阿呆は卯鎌うかまとの死合を
行っている……
天四斗あまよと、郊外・ルクシオール建設予定地
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま炎華蝕えんかしょく!」
ゴドドドドドッ
嘘阿呆「爍蠍球砕しゃっかつきゅうさい!」
ゴバアアアッ
ガカアアッ
大量の炎のチャクラムと炎の玉とがぶつかり合う
卯鎌うかま「……酸素は確保したか……フム……これで勝負は振り出しに戻ったか……」
嘘阿呆(くっ……あくまで余裕か……)
ドンドンドンドンドンッ
嘘阿呆の炎の斬り込みを全て炎の気にて止める卯鎌うかま
卯鎌うかま炎星殺えんせいさつ!」
ゴゴゴゴゴオッ
五芒星を描きながら嘘阿呆に炎が迫る
嘘阿呆「はああ!爍蠍殲陣しゃっかつせんじん!」
ゴバウアアアアアッ
炎のオーラが辺りを包み、一面を燒いていく
嘘阿呆「これはどうだッ!爍蠍葬爛しゃっかつそうらん!」
ズドムッ
炎のオーラで具現化された蠍の尾が卯鎌うかまに迫る
卯鎌うかま「……お前と私とで一番の違いが何か分かるか!?」
ドオムッ
炎を纏った左手で蠍の尾を受け、卯鎌うかまが言う
嘘阿呆「なっ!?」
卯鎌うかま「経験だ!」
ボッ
そして、嘘阿呆の炎の蠍は卯鎌うかまの炎によって燃やし尽くされる
嘘阿呆「ウソだろ!?」
卯鎌うかま「……全米全土を震え上がらせた炎……味わってみるか?……輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート!!」
ギュオアッ
嘘阿呆「おおおっ!」
バジュアアアアッ
炎のワイヤーが嘘阿呆に襲い掛かるが、すんでのところでこれを回避する……
卯鎌うかま「未熟ッ!」
ズバウアッ
さらに炎のワイヤーが攻める
嘘阿呆(斬り付けられた地面が炭化、ガラス化!?……なんて熱量だ!?)
卯鎌うかま「いつまでも逃げ回れると思うな!」
ゴギュッ
嘘阿呆「くっ!」
そして、ついに嘘阿呆に炎のワイヤーの魔手が……
筌聚覃ウェスタ(……我の力を……使わないのか?)
嘘阿呆(筌聚覃ウェスタの力……)
筌聚覃ウェスタ(……お前は1人で闘っているわけではない……我がついている……)
嘘阿呆(……そうだった……)
ふおっ
刀を上段に構え、立ち止まる嘘阿呆
卯鎌うかま「覚悟を決めたか……よかろう!」
しゅあっ
嘘阿呆を両断せんと炎のワイヤーが走るが……
コオオオオッ
嘘阿呆「……行くぞ!」
ズダンッ
卯鎌うかま「ぬぅ!?」
突如刀の輝きが増し、炎のワイヤーが……切断される
嘘阿呆「……そっちにLODの力があるように……こっちにも神の力があるんだった……」
卯鎌うかま「そうです!神の力……見せてもらいましょう……私のLODの力と……どっちが上か……さぁ!
 真の死合はここからです!」
ドゴアアアアアアッ
両者の炎が猛る
卯鎌うかま輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート!」
バビュンッ
嘘阿呆「爍蠍葬爛しゃっかつそうらん!」
ゴギャウウウッ
炎のワイヤーと炎の蠍とがぶつかり合う
卯鎌うかま「……神の力……まだこんなものではないはずですよ!」
嘘阿呆「知ったようなことを!」
筌聚覃ウェスタ(……あの漢……手ごわい……全米全土を震え上がらせた炎の使い手というのは伊達では無い……
 そして、LODによりさらに炎を扱う術を高めている……)
卯鎌うかまの技を行動を見ながら筌聚覃ウェスタが(嘘阿呆には聞こえないように……)囁く
筌聚覃ウェスタ(……そして……アレはまだ何かを隠しているようだが……だが……こちらもまだ全力で死合って
 はいない……そう……勝負はまだまだここからだ……)
嘘阿呆「うおおおお!!」
卯鎌うかま「ふふふ……そうです!その域です!!」
ドドンッ
……嘘阿呆VS卯鎌うかま……この死合は熾烈さを増し、さらにヒートアップしていく……


続

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