B.B.B. 激闘編
144の馬鹿 〜雪辱リベンジ!…黒帝団! その6〜



LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まった。現在、馬脱まぬけじょうと、奴柱どじ奈那子ななこと、狗訴くそ区段間くだんまと死合っており……
天四斗あまよと、郊外・ルクシオール建設予定地
點才馬区段間てんさいば・くだんま「ハッ!炎星殺えんせいさつ!」
ゴゴゴゴゴオウッ
5つの炎の弾が五芒星を描きながら狗訴くそに迫る
狗訴くそ「フンッ冱狼牙鐫ころうがせん!」
キュコオオオオオオッ
冷気の波動で出来た狼が五芒星を噛み砕き、勢い殺がれず、区段間くだんまに迫る
区段間くだんま「……輝炎衝きえんしょう炸巖鬼さくがんき!」
ババッ
突如、何かを撒く区段間くだんま
狗訴くそ(な……んだ!?)
ズギャカアッ
ズグオオオオオオムッ
そして炎の刃の一閃!爆発が巻き起こる
狗訴くそ「くっ……火薬……だと!?」
ザザザザザッ
爆発に巻き込まれないように距離を取る狗訴くそ……
※ってか火薬は冷気で湿気ないのか!?(をいをい)
区段間くだんま「フッ……貴様のために態々開発した寒冷地専用火薬!篤と味わえ!!」
バザアアアッ
そして火薬を振りまく区段間くだんま
狗訴くそ(寒冷地仕様だと!?……これもLODの力か!?)
※と言うか、シリカゲルで包み込んだ、水分を含むと発熱するような火薬です。(何ぃ!?)
波吼趨パークス(……化学反応……ね……)
狗訴くそ(……なるほど……化学火災には水では消せないものもある……そういうことか……)
波吼趨パークス(……しかし、問題はあるまい……)
狗訴くそ(……????)
波吼趨パークス(……火薬を水分で湿気らせるのではなく、冷気により壊死させる……)
※ものに壊死って言葉も何かヘンだよなぁ……
そんな狗訴くそ波吼趨パークスの会話の中……
区段間くだんま「ふふん……これで打つ手なしだな……」
ゴゴウッ
炎の刃を手にほくそえむ区段間くだんま
狗訴くそ「どうだかな……」
キュオオオオオオオッ
冷気を高めながら狗訴くそが言う
区段間くだんま狗訴くそ「ハァッ!」
ドドッ
そして、両者は再び激突する……
・
・・
・・・
さて、ここで、話は嘘阿呆の視点に変わります……
嘘阿呆「……」
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま「……」
ゴウゴウゴウゴウ……
両者、炎を纏いながら対峙する……
卯鎌うかま「……前回と同じだと思っているぞ、死ぬぞ!?」
ゴギャウアアアッ
言った瞬間、炎の弾が嘘阿呆に襲い掛かる
嘘阿呆「ソックリお返しするぜ!」
ゴバウウンッ
刀に纏った炎で迫り来る炎を吸収していく
卯鎌うかま「……炎華蝕えんかしょく!」
ドドドドドドドッ
巨大な炎のチャクラムが次々と嘘阿呆に迫る
嘘阿呆「おおおおお!!」
コアアアアアッ
一気に3段階ブースト……
嘘阿呆「爍蠍殲陣しゃっかつせんじん!!」
炎のオーラが辺りを走るが……
ブスブスブスブスブスッ
嘘阿呆「な……にぃ!?」
直に炎は消えていく
ヒュオアッ
間合いを侵食する卯鎌うかま
卯鎌うかま「炎が燃えるのに必要な物が何か……分からないわけではあるまい!?」
ドズオッ
嘘阿呆「ぐっ……」
ザガガガガガガガッ
炎を纏った拳が嘘阿呆を弾き飛ばす。刀でガードしつつも弾き飛ばされる嘘阿呆……それは卯鎌うかまの力の強さが
伺える一撃でもある……
嘘阿呆(くっ……酸素を奪っている……とでも!?)
筌聚覃ウェスタ(LODの力で、酸素、水素を上げ、二酸化炭素、窒素を下げている……)
嘘阿呆(チッ……なんて野郎だ!)
※だったら嘘阿呆は窒息するんじゃないのかなぁ?……う〜〜ん……そこは筌聚覃ウェスタの力でどうにかこうにか
 ってことで……
嘘阿呆(……酸素の確保は……?)
筌聚覃ウェスタ(勿論可能)
嘘阿呆(ならば……行くぞ!!)
筌聚覃ウェスタ(ええ……)
卯鎌うかま「……ふふ……」
ドドッ
筌聚覃ウェスタの力を借りた嘘阿呆、LODの力を借りた卯鎌うかま……勝つのは……どっちだ!?


続

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