B.B.B. 激闘編
137の馬鹿 〜天蓋てんがいあだ危機クライシス! その4〜



カズラ史上最大の危機!……朔の夜叉多目的宿泊施設・エルシオールは无疆むきょうともがらの手に落ち……この状況、
一体どう切り抜ける!?
天四斗あまよと、エルシオール302号室
*「フフフ……貴様も天蓋てんがいあだのバックアップがなければタダの女……我らが无疆むきょうともがらの敵では無いわ!」
初雪そゆきカズラ「……」
無口、無言で无疆むきょうともがらの使徒を見るカズラ
*「フフフ……貴様……我々无疆むきょうともがらの神聖なる目的を妨害してくれたことをあの世で後悔するがいい」
カズラ「……そう……」
*「だから……とっとと死ね!」
ドオウッ
数のデータを圧縮した気砲がカズラに飛ぶ
バアッシュッ
*「な……にぃ!?」
だが、それは簡単に阻まれる
カズラ「……日々使うデータに……いちいち大元からのDLダウンロード作業は不要」
*「馬鹿な……日々そんな人間を超えた能力を使うはずがない!?」
※まぁ、朔の夜叉の提供する施設……ってかきっとカズラは毎日修行コースを通って通学しているんじゃない
 ですか!?
カズラ「全力で……斃す!」
ゴゴゴゴゴゴッ
カズラの殺気が増す
*「なめおってぇ!!!」
ズオオオオッ
无疆むきょうともがらの使徒も相対する
・
・・
・・・
そのころ……
馬鹿「……くそっ……歩いても歩いても……キリがねぇ……」
ひや信子「無限回廊……だね、ダーリン」
馬鹿「……」
真っ暗闇な通路をただひたすら進む馬鹿と信子
馬鹿「……しっかし、アレだな……さっきから進んでいるのか退いているのか……さっぱり分からない
 ぜ……」
信子「ん〜〜、多分前進はしても後退はしてないと思うよダーリン♪」
抱きつきながら言う信子
馬鹿「……その根拠は?」
信子「女の勘!」
馬鹿「……」
そして……そのはるか後ろでは……
偽馬鹿「くそっ……歩けど歩けど何も見えやしない……」
嘘阿呆「と、言うか……无疆むきょうともがらすらいないような……」
金盞花こがね・せんか「きっと舞台裏でコッソリ監視しているのね!」
偽馬鹿「どこだよ!舞台裏って……」
盞花せんか「まぁ、深く考えないで……」
一同「さいですか……」
狗訴くそ「……しっかし、馬鹿に追いつくことも出来ない……いや、もしかしたら既に馬鹿を追い越している
 のか……」
曼珠沙華まんじゅ・さか「あるいは……別方向を進んでいるか……」
一同「……」
偽馬鹿「だ〜〜、こう真っ暗じゃあ何も見えやしない!!」
沙華さか「……でも、真っ暗なのなら、なぜこうして私達の顔や姿ははっきり捉えられるの?」
偽馬鹿「んむ!?」
素朴な疑問……
嘘阿呆「……確かに……」
真っ暗闇のはずなのにお互いの顔や姿に関しては昼間の街中で見るように鮮明に見える……
盞花せんか「これも无疆むきょうともがらの成せる技なのか……」
一同「……」
……さて、ここまで馬鹿一行に无疆むきょうともがらの魔手が伸びていないような……(真っ暗闇の空間をただひたすら
進むしかないってなことを考えれば既に魔手が伸びているとも考えられるが……)ここでカズラは今、どう
なっているのかといいますと……
シュオオオオ〜〜〜
*「ぐ……ぐごごごご……バ……馬鹿な……」
既にケリがついた模様……
*「我らの調査では……その技は……天蓋てんがいあだからデータを取得して……」
カズラ「最近使ったデータは履歴キャッシュとして残る……よっていちいち本国からリソースをDLダウンロードする必要は無い」
*「馬鹿な……」
カズラ「あなた方は判断を見誤った……この死合……あなた方の敗北は必至」
サラサラサラサラ……
崩れ往く无疆むきょうともがらの使徒……おそらくアレフシリーズの何番か……
*「なめるな!小娘が!我ら无疆むきょうともがらを……甘く見るなよ!」
ズオオオオオッ
そして、新たなるアレフシリーズたちがカズラの前に出現する
カズラ「……」
……う〜〜ん、この先どうなるのかなぁ!?……誰か考えて(ちょ、製作者!)


続

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