B.B.B. 激闘編
136の馬鹿 〜天蓋てんがいあだ危機クライシス! その3〜



无疆むきょうともがら天蓋てんがいあだに攻撃開始!?……そしてカズラは変調をきたし……一行はカズラの住まいを訪れる
も、そこは无疆むきょうともがらの仕掛けた罠の巣窟であった……
天四斗あまよと、エルシオール
木美きび椎造「待っていろ!カズラぁ!今日こそはテメェをぶち斃す!!!」
ドドッ
ズボッ
椎造「のほえああ!!?」
突如出現した落とし穴に落ちる椎造
椎造「お……のれぇ!!カズラぁ!!!」
一同「……」
偽馬鹿「何だよ……罠なんて無いとか言っておきながら結局あるんじゃねぇかよ……」
曼珠沙華まんじゅ・さか「先生の嘘つき……ですね?」
パアアッ
一同「くっ……何だ!?」
と、そのとき。突如馬鹿一行の前方の空間が光り輝き……
すすすすすっ……
光る文字が浮かび上がる
ひや信子「これって、カズラの能力のアレかなぁ?」
馬鹿「それよりも……これは……」
『无疆むきょうともがら』との文字が……
偽馬鹿「……まさか……ここに无疆むきょうともがらが!?」
嘘阿呆「カズラが无疆むきょうともがらに攻撃されている……ってのか!?」
生徒「お、おい、お前ら……俺たちが入ってきたはずの入り口が……ねぇぞ!」
一同「何ぃ!?」
確かに……玄関にあたる部分が消失していた……
生徒「じょ、冗談じゃねぇぞ!!」
生徒「おうよ!馬鹿!その无疆むきょうのなんたらはお前が狙いなんだろ?……とっとと始末して来ぉい!」
一同「おう!そりゃ言えてらぁ!」
馬鹿「……」
そして罵倒された馬鹿は無言で1人先を進む
信子「あ、ダーリン、待ってよ〜〜」
その後を信子も追う
てくてくてくてく……
偽馬鹿「って俺たちも追うぞ!」
嘘阿呆「おうよ!」
タタタタタッ
……そして馬鹿一行はその場を後にした……
生徒「……な、なぁ……」
生徒「何だ!?」
生徒「……ちょ〜〜っとさっきは言いすぎたって感があったんだけど……」
生徒「あ?お前も!?」
真っ暗闇の中に取り残される生徒達がどよめく……
生徒「どどど……どうするよ……ここから……」
聖血光潜ひじりち・こうせん「こういう時は下手に動かない方が得策である……」
生徒「お!?マジか!?」
光潜こうせん「ああ」
黒波砌奈せいな「あの〜〜、百合な姉妹が既にどっかいっちゃったんですけど……」
一同「……」
三神受理「ちょ、姉さん……や〜〜め〜〜てぇ〜〜〜!!!」
三神了承「う〜〜ふふ……い〜〜や〜〜よ〜〜♪」
どこからとも無くエコーのかかった声が聞こえる
生徒「アンタも近くに居たのなら止めろよな!」
となぜか平然としている却下に1人の生徒が叫ぶ
三神却下「却下。愛する2人の仲を引き裂く事なんて私には出来ないわ!」
一同「ちょっとマテ!!」
光潜こうせん「まぁ、こうなったら仕方ない……覗き……いや、助けに行こうとは思うなよ……ミイラ取りがミイラ
 にかるかも……だ!」
男子一同「クッ……」
※おい!そこの男子生徒……
生徒「……そういや……木美椎造あの野郎はどうなったんだろうな?」
生徒「……どっかでくたばっていて欲しいが……流石に……」
椎造「なぁにぃ!?……てめぇ……よくもこの俺様にそんな口が利けるな……いいだろう!!貴様は我が
 朔の夜叉が徹底的に……社会的に抹殺してくれよう!!」
生徒「うひぃいい!!!?」
どこからともなく聞こえる椎造の声に恐怖するその漢。
・
・・
・・・
まぁ、本筋とは関係無いそんな話はどうでもよく……馬鹿一行はと言うと……
偽馬鹿「おい……馬鹿……どこへ行った!?」
嘘阿呆「……知らん……」
凌霄花しのぎ・そうか「と、言いますか……この道……?……あっているの!?」
沙華さか「それ以前に……ここは……どこ!?」
一同「……」
馬鹿一行は……この罠を噛み切る事が出来るのか!?


続

前の話へ 戻る 次の話へ