B.B.B. 激闘編
135の馬鹿 〜天蓋てんがいあだ危機クライシス! その2〜



完全無欠、絶対無敵、熱血最強のカズラが欠席!?……それをもとに木美きび椎造はカズラの住居を訪れると
言い出し……ここに犯罪まがいな社会勉強の旅が始まった……
天四斗あまよと、朔の夜叉多目的宿泊施設・エルシオール前
生徒「せ……先生……」
木美きび椎造「ああ?何だ!どうした!?てめぇら……『地獄を見た!』みてえなツラしやがって……」
ボロボロな一行
……それもそのはず、椎造ら一行は相次ぐ兇刃を回避し、落とし穴を飛び越え、激戦区あり、地獄ありの道を
進んでやってきたのだ……
生徒「やはり朔の夜叉は裏社会の組織なんだなぁ……」
馬鹿「と、いうかこんな軍人みたいなヤツらが天四斗あまよとの治安を維持していたのか……」
ひや信子「と、言うか、カズラっていつもこんな道を歩いて学校に来ていたの?」
馬鹿「まぁ……カズラだから無傷で乗り越えられる……とは思うけど……」
椎造「おお!しまった……」
一同「はい!?」
突如椎造が叫ぶ
椎造「ついついいつもの修行コース、WWV訓練お手軽コース初級編を通ってきてしまった」
生徒「ちょ、マテこら!!」
椎造「そうか、今日は生徒諸君お前らが一緒だからいつもの修羅場編じゃなく無意識のうちに初級編を
 選んだのか……」
一同「……」
生徒「ちなみに、修羅場編ってのは!?」
一同「聞くな!聞くな!」
椎造「フッフ……世の中には知らないほうがいいということもあるのだよ……例えば……いや、やめて
 おこう」
一同「いや、すごく気になるんですが……」
椎造「あ〜〜、そう。じゃ、言うけどな、修行コース以外にもごく普通の道を辿ってここに来る事は可能だって
 ことをすっかり忘れていたとか……」
一同「マテコラ!!!」
凌霄花しのぎ・そうか「それは知らないほうがいい……と言うよりは……」
一同「むしろ先に言え!」
椎造「ま、ここまでで死者が出なかったのもひとえに毎日俺が『今日も死なない程度に頑張れ』と言っている
 おかげであるわな……」
一同「ンなわけあるかい!!」
※なんだか本筋とどんどん離れていっている気がするが気にしちゃダメだぞ!
椎造「さて……ここからが本番だ!!」
馬鹿「施設の中にもいろいろと死ぬような罠とかがあったりするんですか?」
椎造「馬鹿なことを……休む為の施設で訓練をしてどうなる?ああ?」
馬鹿「いや、あ〜〜もう、なんでもいいです」
と、言うわけで一行は中へと入る……
シ〜〜〜ン
偽馬鹿「……結構暗いのな……」
曼珠沙華まんじゅ・さか「やっぱり朔の夜叉の施設ってヘンなの……」
椎造「妙だな……」
馬鹿「ん?何がですか!?」
椎造「お前ら、ここは宿泊施設だぞ……」
一同「朔の夜叉のね……」
椎造「ンなことはどうでもいい!ここは寄宿舎みたいなモンだぞ……そんな場所がこんな真っ暗でどうする!
 誰も入居したいなどと思わないだろ!」
嘘阿呆「いやいや……朔の夜叉の作った施設に入居したいと思う人っているのかよ!」
椎造「ははぁ……カズラめ……俺に対する挑戦というわけか……面白ぇ……俺に対する挑戦は朔の夜叉に
 対する全面戦争でもある……いいだろう!受けて立つ!!」
嘘阿呆の素朴な突っ込みは無視して話を続ける椎造
一同「……いや、あの……」
呆れ果てる一行……
・
・・
・・・
そのころ、宇宙の果てでは……
*「どうやら、あの区域に破滅の因子も入り込んだようですが……」
*「ほう?」
*「……いかがいたいたします?」
*「フン、構わん……共に葬れ!」
*「はっ……かしこまりました……」
※ところでなぜに无疆むきょうともがら天蓋てんがいあだに攻撃を仕掛けたのかって!?……そりゃもう今までに邪魔された事が
 あったからですよ……
……そして……戦火は訪れる……


続

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