B.B.B. 激闘編
133の馬鹿 〜脱落!妄執の朱人章チュー・レンチャン!〜



馬鹿VS人章レンチャン最終章……馬鹿の渾身の一撃が見事に人章レンチャンに決まる……が、まだ人章レンチャンは倒れない……
この死合……どうなる!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
朱人章チュー・レンチャン「う……おおおおお!!!!」
ドゴオオオオオオオッ
人章レンチャンの邪気がますます高まる
人章レンチャン「行くぞ!泯屠燦睹カッサンドラ!馬鹿に確実なる死の予言をおお!!」
コオオオオッ
と、泯屠燦睹カッサンドラの刃が光り輝き……
※あ〜〜、ちなみにブーストレベルは……まぁ、第1段階ではありませんよ……念の為……
人章レンチャン「消えろ!馬鹿!駮滅泯絶衝ばくめつびんぜつしょう!」
ゴギャアアアアアッ
確実な死を予言する黒き気で獣を具現化し、解き放つ
馬鹿「うおおおお!擾悪跫鍔吼じょうおきょうがくこう!」
ズバシャアアアアッ
一気に間合いを詰め、黒き獣を一刀両断、そのまま人章レンチャンもろとも蒼き光に包み込む
人章レンチャン「な……なぁ!!!?」
ゴカアアアアアアッ
……そして……光が収まると……
馬鹿「はぁ……はぁ……はぁ……」
ドスッ
地面に刀を突き刺し、それに寄りかかる馬鹿
人章レンチャン「ぐ……ば……馬鹿!!!」
ぐおおおっ
刀を大きく振りかぶり、馬鹿目掛けてふらつきながらも執念で歩み寄る人章レンチャン
ひや信子「だ、ダーリン!!」
人章レンチャン「あああああ!!!馬鹿!!!死ぃいい……ガハッ!」
ドサッ
だが、刃は馬鹿に届く事無く、人章レンチャンは力尽き、その場に倒れこむ
人章レンチャン「くっ……くそ……馬鹿!!」
ふおおおお〜〜
馬鹿「な……何だ!?」
と、そのとき……泯屠燦睹カッサンドラが宙を舞い……
信子「????」
人章レンチャン「フフ……馬鹿!俺が力尽きようとも……泯屠燦睹カッサンドラは違う!いけ!泯屠燦睹カッサンドラ!馬鹿に死を!!!」
ゴアッ
そして……泯屠燦睹カッサンドラは……天高く舞い……
一同「……」
2度と姿を現す事は無かった……
人章レンチャン「なっ……馬鹿な!?……どういうことだ!?」
四星天剣(……元の持ち主……すなわち靄嗚遠の手に戻ったという事だ……)
馬鹿(……なるほど……)
馬鹿「人章レンチャン……どうやら泯屠燦睹カッサンドラはお前の事を見捨てて持ち主へ帰っていったようだな……つまり、この
 勝負……お前の負けだ!」
ジキッ
刀を地面から引き抜き、そして人章レンチャンに突きつける馬鹿
人章レンチャン「……く……そ!!」
・
・・
・・・
一方、それを見ていたH・Tらは……
某所、黎夜宮れいやきゅう
H・T「フン……ここまでか……」
零零奈那子ななこ「いい線行ってたよね?」
H・T「……」
奈那子ななこ「負けたのは……」
H・T「ヤツは泯屠燦睹カッサンドラの全てを理解していなかった……だから、最後の最後で泯屠燦睹カッサンドラも愛想を尽かし、
 持ち主の下へ戻った……」
奈那子ななこ「……なるほど……」
H・T「ヤツは自分の手で、自分の力で馬鹿を殺したかったようだからな……その執念が泯屠燦睹カッサンドラを否定し、
 泯屠燦睹カッサンドラの力を信じなかったらしいな……」
奈那子ななこ(……なぜ、そこまで分かるんだろう……う〜〜ん、ナゾね……)
H・T「……いずれにせよ……これで黒帝団は6人か……」
……そして、人章レンチャンは警察の手により連行されていったのであった……
シュンッ
奈那子ななこ「あ、終わり?」
H・T「ああ、これ以上見ても仕方あるまい……」
映像をストップさせるH・T
そして……話は戻り……
信子「ダーリン、大丈夫?」
馬鹿「あ、ああ」
木美きび椎造「フン、やれば出来るじゃねぇか……馬鹿……どうだ……朔の夜叉に……」
馬鹿「結構です!!」
椎造「即答かよ!」
馬鹿「当然だあぁ!」
信子「ダーリン、帰って手当てしようね♪」
抱き付く信子……
馬鹿「ちょ、自分で出来るって……」
こうして……馬鹿と人章レンチャンとの因縁は終わった……が、しかし……人章レンチャンに残ったLODの力が……後々
禍根になろうとは……今はまだ、作者以外だれも知るよしもなかった……
※何だよ……『作者以外』って……


END

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