B.B.B. 激闘編
132の馬鹿 〜終局!妄執の朱人章チュー・レンチャン!〜



馬鹿VS人章レンチャン……最終決戦!神の力と死を予言する神器……果たして勝つのはどっちだ!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
ギギギギンッガギギギギッ
なおも鍔迫り合いが繰り広げられ……
馬鹿「ぬうん!」
朱人章チュー・レンチャン「おおう!」
ズギャインッザザザザッ
互いに切り込んでそのまますれ違う
人章レンチャン(……死の予言の斬撃をうけても滅しないとは……フザけやがって……)
馬鹿(チィッ……このまま斬撃を繰り返していても埒があかない……)
四星天剣(フフ……ヤツを斃すにはヤツを殺すしかない……分かっているんだろう?)
馬鹿(……)
人章レンチャン「はあ!駮滅燬刃ばくめつきじん!」
ズオアッ
確実な死を予言する黒き剣閃が馬鹿に迫る
馬鹿「ぬん!擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
ビシュウウウッ
青く光り輝く粒子を刀に纏わせ、迫る『死』を横に薙ぎ払う
シュウウウウンッ
人章レンチャン「……また相殺か!?……」
馬鹿「……」
人章レンチャン「ならば……コレはどうだッ!駮滅断涯ばくめつだんがい!」
ギュドンッ
黒き気を刃に纏わせ上段から一気に振り下ろす
馬鹿「ハッ!擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう」
ギャイイイイインッ
青く光り輝く粒子を撒きながら横に薙ぎ払いそのまま刃同士が衝突する
馬鹿、人章レンチャン「ぬ……ぬううあああああ!!!!」
ズダアアアッ
そして、そのぶつかり合った反動にて双方は弾き飛ぶ
馬鹿「くっ……」
人章レンチャン「ぬうう……」
ザザザザザッ
四星天剣(……フム……戦力を削ぐ方法が1つあるな……)
馬鹿(何ぃ!?)
四星天剣(フローライトの印章……アレを叩き斬る!)
馬鹿(は!?)
四星天剣(そうすればヤツの闇の力の根源、LODの力は消失する……ならば後は神と人との戦いだ……)
馬鹿(……ヤツの右手を切り落とせ……と!?)
四星天剣(まぁ、そういうことだな……)
馬鹿(……)
四星天剣(ハッ……出来ないてか!?……とんだ甘ちゃんだな……お前は……それとも何か!?……
 剣の道に反するとでも言うのか!?)
馬鹿(……)
四星天剣(……まぁ、いい……じゃあもう1つ教えてやろう……お前が確実な死を予言する神器を相手に
 これまで死なないのは……)
馬鹿(お前の力があるからだろう!?)
四星天剣(……まぁ、それもあるが……ヤツが神器を使いこなせていないという点にもある……)
馬鹿(は!?)
四星天剣(ヤツは……ただ力任せに神器を振るっているだけに過ぎん……そんな相手に神器が力を貸すはず
 も無い……ただ、少し素質があるだけだ……)
馬鹿(……)
ギュオンッ
ドガギッ
その間にも迫る兇刃を回避しつつ馬鹿は四星天剣の言葉に耳を傾ける
人章レンチャン「おおおお!!!」
ドドドドドドッ
人章レンチャン(……馬鹿な……ヤツへの死の予言が薄れていく……何故だ!?……)
馬鹿「はあっ!」
ギュゴアッ
逡巡した隙を逃がさず馬鹿の横薙ぎが人章レンチャンに走る
人章レンチャン「くっ」
ザザザザッ
咄嗟に距離を取り、回避する人章レンチャン
人章レンチャン「……馬鹿!そろそろ遊びは終わりだ!消えろ!!」
ドドドドッ
人章レンチャンの邪気が高まり……
人章レンチャン駮滅断涯ばくめつだんがい!」
ズドンッ
黒き気を纏った刃が唸り縦一文字の剣閃が馬鹿に走る
馬鹿「う……おおおお!!!」
コオオオオッ
ブーストレベルを4段階に引き上げ、一気に距離を詰める馬鹿
チッ
人章レンチャン「なっ!?……」
剣閃は馬鹿を掠め、そしてさらに人章レンチャンとの間合いは詰まる
馬鹿「終わりだ!人章レンチャン!」
ドッ
青く輝く粒子を纏った刀のハラが人章レンチャンを弾き飛ばす
人章レンチャン「ぐふぅ!!?」
ズダガンッダダンダンダンッ
馬鹿「はぁ……はぁ……」
四星天剣(……甘いな……馬鹿……まだ……終わってないぞ……)
人章レンチャン「ぬ……ぬう……ううううう!!!」
刀を地面に突き刺し、何とか立ち上がる人章レンチャン
人章レンチャン「馬鹿……貴様は……絶対に殺す!!!」
馬鹿「チッ……」
……両者の死合はついに最終局面に!?


続

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