B.B.B. 激闘編
131の馬鹿 〜激剣!妄執の朱人章チュー・レンチャン!〜



妄執の人章レンチャン……ついに馬鹿との最終決戦に臨む!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
木美きび椎造「おい!馬鹿!負けたらどうなるか分かっているだろうなぁ!?ああ!?……テメェを殺してそこの
 女貰うぞ!」
と、信子を指さして叫ぶ椎造
ひや信子「ええ!!?」
馬鹿「んなっ!?」
朱人章チュー・レンチャン「ハッハッハッハ!んな心配いらねぇよ……なぜなら貴様は死ぬからだ!」
馬鹿「……大きく出たな……だがな……出来ない事を言うと後で恥をかくぜ」
人章レンチャン「ハッ!」
椎造「馬鹿!ゴチャゴチャ言ってないでとっとと死合え!!」
※……木美きび先生はちょっと黙ってろ……
馬鹿「うおう!」
コオオッ
ブースト……そのまま飛びかかる馬鹿
人章レンチャン「ハッ!」
すっ
馬鹿「なっ!?」
斬り下ろしを軽がる回避する人章レンチャン
馬鹿「……だが、甘い!」
ギュアッ
すぐさま横薙ぎを繰り出す馬鹿
すすっ
馬鹿「にぃ!?」
人章レンチャンヌルいぜ!馬鹿!」
だが、こちらも軽々と回避させる
馬鹿「……チッ」
人章レンチャン「ハッ!」
ドゴアッ
そして、人章レンチャンの繰り出す一撃を退避して回避
馬鹿(チッ……何か知らんが妙な能力を……)
四星天剣(……あの刀のせいだ……)
馬鹿(刀!?)
刀に目をやる馬鹿
馬鹿(……神器ってヤツか!?)
四星天剣(ああ、泯屠燦睹カッサンドラ……久遠の果てより死を予言する刀……)
馬鹿(死を予言!?)
四星天剣(……自分、他人を問わず予言する。他人への予言は相手への致命のダメージを与えるために……
 自分への予言は自分の死を回避する為に……それを相手に闘うとなると……フム。厄介だな……)
馬鹿(んな簡単に!?)
四星天剣(まぁ、待て、それはあくまでも常人ならばの話だ……)
馬鹿(どういう意味だよ……)
四星天剣(つまり、俺、神の力を借りているお前が相手ならば多少は……)
ギュドンッ
馬鹿「うおっ!」
人章レンチャン「ハッ!逃げてばっかじゃ勝てないぜぇ!馬鹿!」
馬鹿(チッ……)
馬鹿「五月蝿いヤツだな!ちょっと黙ってろや!瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
ドキュオアッ
光を収束させて造った龍をとき放つ
人章レンチャン「ハッ!下らん!そんなもので俺を止められると思うな!駮滅燬刃ばくめつきじん!」
ズバウッ
黒き剣閃が光の龍を斬り裂き、消し飛ばす
馬鹿「なっ!?」
四星天剣(死を予言……いや、確実なる死を与えると言った方がいいか……とにかく、お前の持ち技じゃあ
 対抗できないぜ?)
馬鹿「うおおおお!!」
コアアアアッ
一気にブーストレベルを3段階まで引き上げ……
人章レンチャン「ハッ!やっと本気になったってか!?……だが遅い!」
馬鹿「擾悪覇王吼じょうおはおうこう!」
ドギュオアッ
青く光り輝く粒子を撒き散らしながら斬りかかる
人章レンチャン「消えろ!馬鹿!駮滅燬刃ばくめつきじん!」
ズガギイイッ
黒き気を纏った刃が馬鹿に迫り、そのまま組み合う
人章レンチャン「……何!?」
馬鹿「うおおおああ!!」
ドオンッ
そのまま人章レンチャンを弾き飛ばす馬鹿
人章レンチャン「くっ……」
ザザザザッ
飛ばされつつ体勢を立て直す人章レンチャン
人章レンチャン(馬鹿な……確かに今、馬鹿の死を予言した……のに……何故!?……ヘッ……ヤツに宿る力
 のおかげってか!?……面白い!!……)
人章レンチャン「そうだよなあ……簡単に死んでもらっちゃ俺の怨みが晴れないからなぁ……貴様は……甚振って
 ……甚振って……甚振り尽くしてから殺してくれるわぁ!」
馬鹿「ハッ!戯言を……」
ガギンッ
ギギギンッガガガガッ
そして、両者の剣撃は鍔迫り合いへと移行する
人章レンチャン「おおおおお!!!」
馬鹿「はあああ!!!」
黒き気と蒼き粒子とがぶつかり合い、虚空へと消える……
この両者の戦いは……どう決着付くと言うのか!?


続

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