B.B.B. 激闘編
130の馬鹿 〜猛襲!妄執の朱人章チュー・レンチャン!〜



馬鹿と朱人章チュー・レンチャン……この2人の因縁も……ついに決着!?
某所、黎夜宮れいやきゅう
朱人章チュー・レンチャン「H・T!!」
H・T「……どうした?人章レンチャン?」
人章レンチャン「俺の方はこの通り泯屠燦睹カッサンドラを使いこなせるようになった」
ザバシュッ
ボシュアアッ
近くの机を両断し、消滅させる……
H・T「ほう、見事なものだな……それで……今日はそれを報告しにここへ来たわけではないだろう?」
人章レンチャン「当然だ!……俺の方は準備が出来たと言っているんだ……分かるか?この意味」
H・T「ああ、つまり、そろそろ馬鹿を殺しに行きたい……そういうことだろう?」
人章レンチャン「分かっているじゃねぇか……ならば……」
H・T「それは出来ないよ……」
人章レンチャン「何故だ!?」
H・T「なぜなら、今準備が出来ているのはお前だけだからだ……いや、私も出来てはいるがな……」
人章レンチャン「だったら……」
H・T「全員の準備が整うのを待つのはイヤだと……?」
人章レンチャン「当たり前だ!」
H・T「……フン……そうか……ならば……お前1人で出撃するか?」
人章レンチャン「ああ、やってやろうじゃねぇか!!」
H・T「……だが、失敗は許されんぞ?」
人章レンチャン「ハッ……死を予言するこの泯屠燦睹カッサンドラがあって失敗などありえんわ!」
H・T「……」
ひゅおっ
人章レンチャン「!!!?」
いつの間にか間合いを詰められ刀を突きつけられる人章レンチャン
人章レンチャン「キ……さま!?」
H・T「どうした?死を予言できるのではなかったのか!?」
人章レンチャン(馬鹿な……ヤツの動きが……見えない!?……)
サッ
刀を納めるH・T
H・T「行くがいい……人章レンチャン……馬鹿を斃しに……だがな……失敗は許されんぞ?」
人章レンチャン「……クソッ……」
ダダッ
……そして、人章レンチャンは最後の出陣を行ったのであった……
・
・・
・・・
零零奈那子ななこ「行かせてよかったのかな?」
H・T「……遅かれ早かれ、こうなることは見えていた……」
奈那子ななこ「へぇ……」
H・T「……ヤツは最後の出陣をした……そうなった以上もうここへは戻ってこない……いや、戻って
 来れないさ……」
奈那子ななこ「恐(おっそ)ろし〜」
H・T「……それよりも……お前の方は……準備は出来ているのか!?」
奈那子ななこ「うんにゃ、もうちょっとかな……」
H・T「……そうか……」
※アルェ!?何か態度が違いませんか……H・Tさん……もしかして……フェミニンか……あるいは
 奈那子ななこと相思相愛の……(どこがだ!?)
H・T「さて、では2人の死合をじっくりと鑑賞しようじゃないか……」
ヴオムッ
持っていたカオスプレートに手をかざすと空間にスクリーンが広がり、人章レンチャンが馬鹿の元へ向かっている姿が
映し出されていた……
奈那子ななこ「わおっ!こんなのもあるんだ……」
H・T「……ヒマなら見ていくか!?」
奈那子ななこ「当然」
……一方……
人章レンチャン「馬鹿!!馬鹿!!今日こそは……貴様を殺す!!この泯屠燦睹カッサンドラが貴様に絶対なる死を予言して……
 貴様をブチ殺してくれるわ!!フフ……フハハハ……ハァ〜〜〜〜ッハッハッハッハッハ!!」
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
人章レンチャン「馬鹿ぁ!!!」
馬鹿「……しつこいな……お前も……」
ひや信子「ダーリン?」
馬鹿「信子は下がってろ……」
信子「うん」
人章レンチャン「……馬鹿……今日こそ……貴様をブチ殺す!!」
馬鹿「……はぁ……やれやれ……そろそろ馴れ合いも飽きてきたしな……いいかげんにケリをつける
 か……」
スラッ
抜刀しつつ馬鹿が言う
人章レンチャン「おうよ!望むところだぁ!」
バッ
人章レンチャンも刀を抜き……
木美きび椎造「おう!馬鹿!この学校にケンカを売ってきたあのイカレポンチに地獄すら生温い死を見せてやれ!」
一同「……なぜ居るんですか!?アンタ……」
……ともかく、戦いの火蓋は切って落とされた……


続

前の話へ 戻る 次の話へ