B.B.B. 激闘編
100の馬鹿 〜妄執…黄水晶シトリン脱獄 中編〜



東京に留置されていたシトリンがH・Tの力をかりて脱獄……馬鹿を斃すべく天四斗あまよとへとやってきた?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
馬鹿「シトリン!!」
シトリン「フフフ……馬鹿……待っていたぜ!」
グオオオオッ
異様な邪気を纏う刀を持ち、立っているシトリン
馬鹿「なっ……アレは……屍貪したん……?しかし……色が……」
狗訴くそ「……くっ……凄まじい邪気だ……」
シトリン「フッ……これは屍貪したんであって屍貪したんではない……その名も屍貪したん・改!馬鹿!!てめぇを殺すために
 俺は舞い戻った!!早速死んでもらおうか!!」
馬鹿「ちっ……下がってろ……アレの狙いは俺だけだ!」
ひや信子「ダーリン?」
シトリン「おりゃあ!!」
ズドオオンッ
馬鹿「ぐ……ぐおおああ!!?」
ザザザザッ
組み合う以前に剣圧だけで弾き飛ばされる馬鹿
一同「ば……馬鹿!?」
馬鹿(くっ……何てパワーだよ……)
コオオオオッ
馬鹿も2段階ブーストし、体勢を立て直す
シトリン「ハッ!!どうした!馬鹿……てめぇの力はこんなもんかぁ!!?」
ゴッ
馬鹿「なっ……速っ……」
瞬時に間合いを侵食される馬鹿
シトリン「おりゃあ!!」
馬鹿「くっ……瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
ゴギャアアアアッ
光を収束させて両断にかかる馬鹿……だが、それは屍貪したん・改の邪気に相殺され、互角……
馬鹿「ぐ……ぐぐぐ……」
シトリン「おいおい、遊びでやってるんじゃねぇんだよ……もちっと本気出せや!」
ドオオオンッ
馬鹿「ぐっ……」
ザザザザッ
狗訴くそ「そんな……馬鹿が……完全に圧されている!?」
信子「ダーリン!!?」
馬鹿(ちぃ……ヤバイぜ……限りなくヤバイぜ……シトリン……いや、ヤツじゃなくあの刀がヤバイ
 ……どんな原理か知らんが邪悪なパワーアップをしたもんだぜ……さて……どうしたモンか……)
シトリン「フフフ……ハハハハ……ハァ〜〜ッハッハッハッハ!!そろそろ死ね!駮窈破ばくようは!」
ズオムッ
巨大な邪悪な剣閃が馬鹿に走る
馬鹿「くっ……瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
キュゴアアアアッ
光のオーラを収束させ、龍を具現化し、応戦する馬鹿
シトリン「下らん技だ!」
バシュアアアッ
一同「なっ!?」
馬鹿の光の龍が、いとも簡単に斬り裂かれ、さらに剣閃は馬鹿の元へ……
馬鹿「ぐっ……おおおっ」
ズドオオオオオオッ
そしてクレーターが出来る
信子「だ……ダーリン!?」
馬鹿「ぐ……く……はぁ……はぁ……」
辛うじて回避は出来たが……刀を地面に突き刺し、ひざまずく馬鹿
*(フム。また俺の出番か……出ずっぱりだな……)
ナゾの力……の声が響く……
馬鹿(また……か……?)
*(そうだ……もう、説明はいらんだろう?)
馬鹿(……お前は……刀に宿る生命……のようなものなのか!?)
*(ハッ……だとしたら前使っていた刀が砕けしとき、俺も消えているはずだぜ?)
馬鹿(……)
*(さぁ、馬鹿……お前には大事な大事な役目がある……こんな場所で死ぬわけにはいかんだろう?)
馬鹿(くそっ……またか……またしても……俺は自分の力では立ち向かえないのか!?)
*(だから……強くなれ……と言ったはずだ……最も……今回の場合は別だがな……)
馬鹿(???)
*(ヤツの手にしているアレ……アレは人間が扱えるものではない……いや、扱えるのだがな……何しろ
 今、この世界の科学技術を用いたところで作成は出来ん代物だ……)
馬鹿(……まるで……怒零湖ドレイコ工業地下にあったあの黒い板のようなモンだな……)
*(フッ……そうだ……アレとソレとは同じ物質で作られている)
馬鹿(何ぃ!?)
ナゾの声の突然の真実!……さてさて、馬鹿はこの窮地を切り抜けることができるのか!?


続

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