B.B.B. 激闘編
98の馬鹿 〜怒零湖ドレイコ工業神隠し その5〜



怒零湖ドレイコ工業に纏わる神隠し伝説……馬鹿一行は神隠しを解決すべく、彼岸、ヘイ・スーへと赴き……
彼岸、ヘイ・スー、兌翳渦ダエーワの居城
兌翳渦ダエーワ「ハッ!驪龍抹盡りりょうばつじん!」
馬鹿「瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
ゴバウッ
邪悪なオーラで具現化した龍と光を収束して作られた龍とがぶつかり合う
馬鹿、兌翳渦ダエーワ「うおおお!!!」
カッ
ズドゴオオオムッ
光と闇の龍はぶつかり合い、そして爆発が巻き起こる
ひや信子「ダーリン……?」
馬鹿「ぬ……おりゃああ!」
ドッ
爆発にもめげず、馬鹿が飛び掛る
兌翳渦ダエーワ「小僧ぅうう!!」
ドッ
そして爆心地跡で激突する両者
兌翳渦ダエーワ「ぬ……ぬあああああああ!!!」
ズズズズズッ
徐々に圧されていく兌翳渦ダエーワ
兌翳渦ダエーワ「な……馬鹿な……」
兌翳渦ダエーワ(この……我が……こんな……小僧に……)
ビキビキッ
兌翳渦ダエーワの持つ刀にヒビが入っていく
兌翳渦ダエーワ「ぐ……ぐおおおお!!!!」
ビキンッズバウッ
馬鹿、兌翳渦ダエーワを刀ごと叩き斬る
兌翳渦ダエーワ「フッ……我を斬ったか……小僧……」
馬鹿「はぁ……はぁ……」
ぐらりっ
信子「ダーリンっ」
ダダッ
倒れそうになった馬鹿を助けに信子が走る
兌翳渦ダエーワ「……負けを認めるとしよう……だがな……消えたヤツは……返さん!!」
馬鹿「な……何いぃ!?」
兌翳渦ダエーワ「フ……フフ……貴様もここから出ること敵わず……永遠に……ヘイ・スーを彷徨うがいい」
馬鹿「ぐっ……そんなこと……」
兌翳渦ダエーワ「フフフ……ハハハハ……貴様如きがどう足掻こうと……この状況を切り抜けることは敵わん!
 ハハハ……ハァ〜〜〜ッハッハッハッハッハ!!」
笑いながら崩壊していく兌翳渦ダエーワ
馬鹿「ぐ……くそぅ……」
初雪そゆきカズラ「……心配は要らない……」
馬鹿「え!?」
と、そこへ、万能宇宙人、カズラ登場……
兌翳渦ダエーワ「キ……貴様……どうやって……」
カズラ「……あなたの能力の解析は終了した……この勝負……あなたの負け……」
兌翳渦ダエーワ「……馬鹿な……こんな……こんな……貴様ら……何だ!!?」
ボシュアアアアッ
その断末魔を最後に……兌翳渦ダエーワは消滅する……
信子「……で、みんなは?」
カズラ「……もうじき来る……」
シュパアアッ
一同「うおう!!?」
ドダダンッ
その瞬間、消えていたみなが登場する
一同「な……何だ!?……ここ!?」
馬鹿「……ところで……」
カズラ「帰りも心配ない……行くときに漆黒の板の解析も終了している」
※本当に万能だな……カズラさん……
ヴオムッ
そして……再び空間がゆがみだす
一同「なっ……これは……」
素口龕スプリガン「はいはい、ご一同様お帰りです〜〜」
・
・・
・・・
そして……一行は現実世界へと戻ってくる
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
木美きび椎造「……さて、てめぇら……今日も1日……」
信子「先生、何かもう、放課後みたいですけど……」
何故か日が暮れている……
一同「んなにぃ!!?」
カズラ「……彼岸と此岸とでは時間の流れが違う……これはそのせい」
淡々と語るカズラ
一同「……さいですか……」
椎造「しっかし、神隠しから無事に帰ってこられるなんざ……奇蹟だな……」
馬鹿(わぁ……やっぱり今まで帰ってこられなかったんだ……)
偽馬鹿(じゃ、やっぱもみ消してたのか?)
嘘阿呆(……あまり、深く言及しない方がいいかも……)
……その後、怒零湖ドレイコ工業で神隠しが起きたという話は聞かなくなった……
ところで……神隠し……の直接的では無いが原因となったあの漆黒の板だが……それは今後深く馬鹿達に
関わる物質でもあったのだが……それはまだ先の話……


END

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