B.B.B. 激闘編
97の馬鹿 〜怒零湖ドレイコ工業神隠し その4〜



怒零湖ドレイコ工業で7年周期に起こる神隠し……馬鹿一行はその元を断ちに、彼岸、ヘイ・スーへと向かう……
そして、ナビゲーター・素口龕スプリガンの手で一行は兌翳渦ダエーワの元へと飛ばされる
彼岸、ヘイ・スー
ドシャンッ
一同「ぐうっ……」
13人が飛ばされた先は……兌翳渦ダエーワの居城であった……
兌翳渦ダエーワ「ふむ、我が能力ちからの干渉を受けず……案内人の導きによりここを訪れるか……」
馬鹿「て……テメェが……」
兌翳渦ダエーワ兌翳渦ダエーワだ……」
偽馬鹿「兌翳渦ダエーワ!!神隠しにあった連中を帰してもらおうか!」
兌翳渦ダエーワ「笑止!……態々隠し神の前までやってくる命知らずどもは……消えよ!」
ヴオムッ
馬鹿「な……何ぃ!?」
シュパアアッ
馬鹿の目の前で信子以外の11人が消える
兌翳渦ダエーワ「な……何!……何故だ!?何故……貴様ら消えん!?」
ひや信子「ふふん、そんなの私とダーリンの愛のパゥワーのおかげです!」
抱きっ
馬鹿「いや、絶対に違うと思うぞ……」
抱きつく信子を尻目にぼそっと呟く馬鹿
馬鹿「……信子、下がってろ!」
信子「は〜〜い」
すたすたっ
ジャキッ
馬鹿「兌翳渦ダエーワ!」
刃を突きつける馬鹿
兌翳渦ダエーワ「・・フン、よかろう……どの道我を退けない限り神隠しにあったヤツらは帰ってはこれない!」
馬鹿「だったら話は早い!てめぇをぶっ斃して全員助ける!」
兌翳渦ダエーワ「それも……無理な話だ!」
ギャギインッ
そして、組み合う2人
兌翳渦ダエーワ(何故だ?……なぜこの2人は我が力を持ってしても消えぬ!?……神の力でも……受けている
 というのか!?)
馬鹿「うおおおお!!!」
コオオオオオッ
馬鹿の雄叫びに刀がブーストして呼応する
馬鹿「でえりゃああ!!」
ズドムッ
兌翳渦ダエーワ「う……おお!?」
そして弾き飛ばされる兌翳渦ダエーワ
馬鹿「ハッ!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
キュゴアッ
そして光の刃での両断という大盤振る舞い
兌翳渦ダエーワ驪龍抹呪りりょうばつじゅ!」
ゴオンッ
邪悪な剣閃で相殺する兌翳渦ダエーワ
兌翳渦ダエーワ「何と!?我が闇を相殺するだと!?」
馬鹿「まだまだここからが本番だぜ!」
兌翳渦ダエーワ「減らず口を……驪龍抹歪りりょうばつわい!」
ゴギャウウウッ
邪悪な剣閃が空間を歪める
馬鹿「むっ!?」
兌翳渦ダエーワ「ハッ!」
ゴアッ
そして馬鹿から距離を置いて両断に掛かる兌翳渦ダエーワ
グニャリッ
馬鹿「ちっ!」
ザダンッ
歪まされた空間を縫い兌翳渦ダエーワの刃が馬鹿に届き、それを何とか躱す馬鹿
馬鹿「ハッ!瑩龍耀臨えいりゅうようりん」
ゴウンッ
空間の歪みを馬鹿も利用し、光で具現化した龍を解き放つ
兌翳渦ダエーワ「甘いわ!」
バシュアアアアッ
歪みを閉じ、その衝撃で光の龍を断ち切る兌翳渦ダエーワ
馬鹿「だったら……」
ダッ
その隙を逃さず間合いを詰める馬鹿
馬鹿「直接叩き斬るまでだ!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
兌翳渦ダエーワ「ぬん!驪龍抹呪りりょうばつじゅ!」
ドギャアアアアッ
光と闇の剣がぶつかり合う
馬鹿、兌翳渦ダエーワ「ぬううう……」
ギリギリギリギリギリッ
そのまま組み合い、動かない2人
信子(ダーリン……)
馬鹿「う……おおおおお!!!」
コアアアアアッ
と、そのとき……馬鹿の刀が一際輝く!
兌翳渦ダエーワ「な……何ぃ!?」
ドオンッ
そして弾き飛ばされる兌翳渦ダエーワ
ザザザザッ
兌翳渦ダエーワ(……納得できん……なぜ……こうもヤツに打ち負ける……そもそもなぜヤツには我が能力が
 及ばん!?)
馬鹿「兌翳渦ダエーワ!!」
ジキッ
刀を突きつけて叫ぶ馬鹿
兌翳渦ダエーワ「……よかろう……貴様が何であれ……次で殺す!!」
ズゴゴゴゴゴッ
馬鹿VS兌翳渦ダエーワ……この両者の戦い……どう決着付くのか……


続

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