馬鹿一行ＶＳツキマ、最終章！コランダムとの死合で劣勢を強いられた馬鹿だが、やはりそのとき、ナゾの力
が手を貸し……勝負は馬鹿が優勢に……そして……今……！？
某所、月夜の魔獣本部・五行相克・最深部
馬鹿、コランダム「うおおお！！！」
ゴゴゴゴゴゴッ
両者、奥義発動のために気をためている……と、そこへ……
偽馬鹿「くっ……すげぇ……気だぜ……」
狗訴（くそ）「馬鹿……まさか……またあの！？」
嘘阿呆「何だ？何か知っていさげだな……」
狗訴（くそ）「……ヤミカリとの最終決戦でも……同じようなことがあったんです……」
奴柱（どじ）「あったか？そんなの？」
馬脱（まぬけ）「……確か、俺たちスピカにノックアウトされてよく覚えていなかったような……」
偽馬鹿「で？」
狗訴（くそ）「突然馬鹿の気が増幅し、スピカを一蹴した……んです」
一同「え！？そんだけ！？」
狗訴（くそ）「……ああ……」
偽馬鹿（馬鹿に……何か眠っている力があるとでも！？……）
嘘阿呆（……まさか……いや……）
奴柱（どじ）（……）
馬脱（まぬけ）（なぁ……）
※一同、破滅の因子との関わりについて疑問を抱いていたりするのですが……
狗訴（くそ）（ハッ……くっだらねぇ……俺達まで无疆（むきょう）の儕（ともがら）に感化されてどうすんだよ……）
偽馬鹿（狗訴（くそ）……）
嘘阿呆（……だな、アレは主人公特権とかそういうモンだって……）
奴柱（どじ）（ハハッ……違えねぇ……）
※んでもって丸く収まったようです……良かった良かった。（え！？）
そして、そんな観客はこの際どうでもよく、両者の死合に戻ります……
コランダム「消えろ！天屍陰陽陣（てんしおんみょうじん）！」
ズドオムッ
巨大な闇の剣圧が黒龍を具現化し、馬鹿に襲い掛かる
馬鹿「ハッ！瑩龍耀臨（えいりゅうようりん）！」
キュゴガッ
光のオーラを収束させ、龍を具現化しコランダムに応戦
馬鹿、コランダム「うおおお！！」
ガカッ
奴柱（どじ）「……奇しくも龍対決！？」
２匹の龍は激突し、そのまま動かず……と、そのとき……
ビキッ……ビキビキッ
隙麟（げきりん）のヒビが広がっていく。
コランダム「ぬ……ぐう！」
バッ
コランダム（くっ……こんな……こんな……）
左手を峰に当て、何とか持たせようと努力するコランダムだが……
馬鹿「はああ！！」
ドオオオンッ
コランダム「ぬ……ぬぐああああ！！！！？」
バキャアアッドムッ
努力むなしく、そのまま隙麟（げきりん）は砕け、コランダムも弾き飛ばされる
コランダム「ぐ……ぐぐぐ……」
ドサリッ
馬鹿「はぁ……はぁ……」
グラッ
そして……馬鹿も倒れる
狗訴（くそ）「ば……馬鹿！！！」
偽馬鹿、嘘阿呆「お、おい！」
ダダッ
そして馬鹿に駆けつける一行……
・
・・
・・・
馬鹿「……む……う！？」
天四斗（あまよと）、馬鹿研究所
風（ひや）信子「お帰りダーリン！！」
抱きっ
馬鹿「ちょっ……信子！！」
眼が覚めると、そこは研究所のベッドの上だった……
狗訴（くそ）「……月夜の魔獣……壊滅っす！馬鹿！！」
馬鹿「ん？……あ、ああ……勝った……んだな？俺たち？」
信子「ダーリン？記憶が飛んでるの？」
馬鹿「へ！？……いや、コランダムとの死合に集中する余り……ちょっとな……」
馬鹿（……あのナゾの声のせいでもある……かもしれんが……）
狗訴（くそ）「……それはそうと、授業の方は……？」
信子「ダーリンのことを想って受けてたから大丈夫！！」
一同（すっごく不安……）
凌霄花（しのぎ・そうか）「……心配しなくても、私が代わりに……」
狗訴（くそ）「あ、それなら……大丈夫かも……」
※うわっ……何ですか！？この差別……
……と、まぁ、何はともあれ……これにて（無駄に）永きに渡った月夜の魔獣との決戦も終わった。
※裏社会に残ったのは朔の夜叉と有象無象だけということになったのだが……やっぱこの先、朔の夜叉が全国
　展開していくんだろうか……


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