月夜の魔獣との最終決戦！……馬鹿一行は各部隊、Ｎｏ．２をも撃破し、残すところコランダム１人……
が、馬鹿が死合うも、劣勢をしいられ……
某所、月夜の魔獣本部・五行相克・最深部
コランダム「フン……どうした！？馬鹿……まさかこれしきで終わりだと言うまいな？」
ギュオアッ
一気に馬鹿の間合いを侵食するコランダム
馬鹿「くっ！」
ガギンッギギギンギギンギンッ
そして鍔迫り合いへと移行する
馬鹿（ちいっ……重い太刀筋だぜ……こんちきしょう……）
コランダム「フフフ……」
ギンギンッ
馬鹿（くっ……どう……する！？）
＊（手は１つしかないだろ？）
と、そのとき、またナゾの声が……
馬鹿（くっ……またお前か……一体、お前は何なんだ！？）
＊（だから……言っているだろ……それはお前が自分自身で見つけ出せ……とな？）
馬鹿（大体な……貴様今回限りだとか言いながらしょっちゅう手を貸しているのは……どういうこった！）
ギンッ
コランダムの剣を返しつつ馬鹿が叫ぶ（心の中でだけど……）
＊（ハッハッハッハッ……痛いところをついてくるじゃねぇか……だがな、それはお前が弱いからだ！）
馬鹿（何ぃ！？）
＊（確かに……今回限り……１回限り力を貸してやろう……とそのときは思った……だがなぁ……
　お前があまりにも弱いせいで……俺は再び……三度……お前に力を貸すことになるんだよ……）
馬鹿（勝手なことを……）
＊（フン……）
馬鹿（……もう１つ聞きたい……）
＊（何だ？）
馬鹿（……破滅の因子とやらとお前には……何か関連性があるのか？）
＊（ハッ……无疆（むきょう）の儕（ともがら）の言葉を気にしているのか！？……フフフ……）
馬鹿（答えろ！）
＊（それも……お前が自分自身で見つけ出すんだな……）
馬鹿（くっ……）
コランダム「ハッ！」
ドオムッ
馬鹿「ぐっ……」
ザザザザッ
ナゾの声との会話に夢中になり、コランダムの剣撃に弾き飛ばされる馬鹿
コランダム「……そろそろ終わりにしてやろう……」
グオオオオオッ
コランダムの殺気が増す
馬鹿「ちっ……」
＊（……ふぅ……やはり俺が力を貸さないと切り抜けないようだな……）
馬鹿（何ぃ！？）
＊（……まだお前にはここで死んでもらっては困るんでね……）
グオンッ
コランダム「ぬぅ！？」
馬鹿の殺気が高まったことに驚くコランダム
コランダム「……フン……そうこなくてはなぁ！はああ！！天屍陽刃（てんしみょうは）・�s（きょう）」
ドオオンッ
禍々しい白きオーラを刃に纏い、馬鹿に突撃して横薙ぎを放つコランダム
馬鹿「ぬん！瑩龍輝刃（えいりゅうきじん）！」
キュゴガッ
馬鹿も馬鹿で光を収束した刃で両断にかかる
馬鹿、コランダム「ぬううああああ！！！！」
ガカアアアッ
そのまま２人は組み合い……
ズドムッ
コランダム「ぬ……おああああ！！！？」
ザザザッ
今度はコランダムが圧し負け、吹き飛ばされる
コランダム「な……何ぃ！？馬鹿な……この……俺が！？」
馬鹿「おおああ！！」
コアアアアアッ
さらにブーストレベルが上がる馬鹿……すぐさまコランダムの懐に飛び込み瞬速の斬り込みが入る
コランダム「ぬ……ぬぬ……ぬうう……」
ガガガガガガッ
馬鹿（……さっきとは……まるで逆だな……）
ピキッ
コランダム「な……何！？」
ザッ
隙麟（げきりん）にヒビが入り、咄嗟に後退りするコランダム
コランダム（馬鹿な……我が隙麟（げきりん）に……）
ジキッ
隙麟（げきりん）を構えなおすコランダム
コランダム「……いいだろう……そろそろケリをつけてやる！」
馬鹿「それはこっちのセリフだぜ！！！」
ドンッ
両雄……さらに殺気が増す……
……果たして……両者の死合の結末は？！


続