B.B.B. 激闘編
91の馬鹿 〜ツキマ全面戦争! その7〜



月夜の魔獣との最終決戦……馬鹿一行は月夜の魔獣のアジト、五行相克へと乗り込み、各部隊&No.2を
撃破……そして、今……最後の戦いが始まる……?
某所、月夜の魔獣本部・五行相克
偽馬鹿「……ぬぅ!?」
嘘阿呆「……これは!?」
ダダンッ
5つの部隊を撃破し、さらに道を進んだ一行は……馬鹿が落ち、そしてブラッドと闘った場所へとやって来た
※Q:五行相克ってどんな構造になっているの!?
 A:いや、だから階段とかいろいろ進んだんですって(おいおいその件は割愛ってか!?)
狗訴くそ「……馬鹿……は?」
ブラッドストーン「……フフフ……馬鹿なら今頃コランダム様の元にいる……フフフ……生きていたら
 の話だがな……」
馬脱まぬけ「誰だてめぇ!?」
とりあえず聞いてみる馬脱まぬけ
ブラッドストーン「……今しがた馬鹿に敗れた漢……月夜の魔獣No.2、ブラッドストーンだ……」
奴柱どじ「……何か丁寧な……」
偽馬鹿「おいおい、今はそんなことをやっている場合じゃねぇだろ……」
狗訴くそ「……ええ、そうですね……」
嘘阿呆「おい、ブラッドストーン……」
ブラッドストーン「……組織の中では縮めてブラッドと呼ばれたものだが……何だ?」
偽馬鹿「馬鹿はこの先にいるんだな?」
ブラッドストーン「それはお前らが直接たしかめろ……フフフ……」
その笑いは何を意味するのか……だが、今はそんなことを考えている場合ではない。
狗訴くそ「……行くぞ……」
一同「おう……」
ダダッ
かくて、一行は馬鹿のいるであろう場所へ……
・
・・
・・・
さて、ちょっと話は戻りまして……
馬鹿「……コランダムぅうう!!」
息を少し切らせながら馬鹿は五行相克の最深部へと足を運び入れる
コランダム「ほぉう……ブラッドを斃すとは……面白い!」
馬鹿「てめぇがコランダムか!」
ジキッ
刀を突きつけて馬鹿が叫ぶ
コランダム「いかにも……貴様の戦闘データは実に面白かった……まさかブラッドまでも斃してここまで
 来るとは……フフフ……五行七振ごぎょうななふり隙麟げきりんで相手をするに足る相手だな……」
ギシッ
大型殺人剣を担いでコランダムが言う
馬鹿「……ハッ!」
コランダム「ぬん!」
ギャギイイッ
一足飛び掛かる2人、そのまま刃を交え組み合い……
コランダム「ほう?……なかなかの力だな……並の漢なら今ので即死だ!」
馬鹿「余裕こいてんじゃねぇ……ぞ!」
コオオオッ
ブースト……と、同時に一気に押し切る馬鹿
馬鹿「光破一文字こうはいちもんじ」
キュインッ
ついで光の剣閃を放つ馬鹿
コランダム「フン、天屍陰殺てんしおんさつすい!」
ズドバウッ
緑色の剣閃が光の剣閃を掻き消す
馬鹿「なっ!?」
コランダム「ハッ!天屍陽刃てんしみょうはかく」
ゴウンッ
燃え盛る炎を刃に纏わせそのまま襲い掛かるコランダム
馬鹿「ちいいっ……瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
キュゴアアアアッ
光を収束させて作った刃で両断にかかる馬鹿
馬鹿、コランダム「うおおおお!!!!」
ドオオオオオンッ
馬鹿「ぐ……ぐう……」
ザザザザッ
しかし、隙麟げきりんの重量を秘めた剣圧に圧し負け、飛ばされる馬鹿
コランダム「ハハハハハ……ハハハハ……天屍陰殺てんしおんさつあん」
ズドオムッ
漆黒の剣閃が2つ、X字を描くように馬鹿に迫る
馬鹿「くっ……瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
キュゴアアアアアアッ
光のオーラで具現化した龍を放って応戦する馬鹿
カカッ
ドゴオオオオムッ
2つの技はぶつかり合い、大爆発を巻き起こす
コランダム「フフフ……やるなぁ……馬鹿……」
馬鹿(くっ……コイツぁ……ヤバイぜ……)
コランダム「ならば……次は……」
……馬鹿……劣勢に……こんなときこそあのナゾの力が目覚めればいいんだけど……


続

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