B.B.B. 激闘編
90の馬鹿 〜ツキマ全面戦争! その6〜



ついに月夜の魔獣との最終決戦が始まった……アジト、五行相克へと出向いた馬鹿一行だが、突如馬鹿は
トラップに引っかかる……
某所、月夜の魔獣本部・五行相克
馬鹿「くっ……いてて……」
落とし穴に落ちた馬鹿……その安否は……
馬鹿「ちぃ……しかしアレだな……落とし穴の癖にクッションがおいてあるなんざ……」
ブラッドストーン「フン、勝手に死んでもらっては死合えないからな……」
馬鹿「ぬ!?」
キンッ
抜刀する馬鹿
ブラッドストーン「ようこそ、馬鹿……」
馬鹿「てめぇがツキマのトップってワケか!?」
ジキッ
刀を突きつけて馬鹿が言う
ブラッドストーン「いや、私はNo.2……月夜の魔獣のトップではない……」
チャキッ
やけに無数の刃がせり出している刀を持っているブラッド
ブラッドストーン「五行七振ごぎょうななふりが1つ、屍貪したん……貴様を斬り刻む武器の名だ……」
馬鹿「ヘッ……」
ブラッドストーン「そして我が名はブラッドストーン……貴様を殺す漢の名だ!」
ゴッ
言い終わる前に一足飛び掛かるブラッド
馬鹿「うおう!」
ガギイッ
だが馬鹿も同じく飛び掛り、そのまま組み合う2人
ブラッドストーン「ぬう……」
馬鹿「ハッ!」
ギュオンッ
ブラッドストーン「ぬぅ!?」
まずは馬鹿が力勝ち。
馬鹿「光破一文字こうはいちもんじ!」
キュインッ
そして光の剣閃がブラッドに飛ぶ
ブラッドストーン「ハッ!水辰陰陽陣すいしんおんみょうじん!」
バシィン
だが、見えない刃にて斬り裂かれる
馬鹿「何っ」
ブラッドストーン「火螢陰陽陣かけいおんみょうじん!」
ジュゴウッ
さらに見えざる炎の一閃を放つブラッド
※急冷、急熱すると刀が壊れると思うんですけど……
馬鹿「くっ」
ダダンッ
気を察知して回避する馬鹿
ブラッドストーン「ハハハ……どうした?馬鹿……その程度ではコランダム様には遠く及ばないぞ?」
ゴッ
さらに間合いを詰めてくるブラッド
ブラッドストーン「土鎮陰陽陣どちんおんみょうじん!」
ドドンッ
馬鹿の目の前に土の壁が競りあがる
ブラッドストーン「ハッ!」
ザムッ
そして横薙ぎ……
ガギイッ
ブラッドストーン「何!?」
だが、馬鹿も同じく横薙ぎを繰り出し、土の壁の真ん中で刃同士が衝突する
馬鹿「お……りゃああ!!光破二文字こうはにもんじ」
コオオオッババッ
ブーストレベルの上がった馬鹿の連撃、そのままブラッドを弾き飛ばす
ブラッドストーン「ぬ……ぬぅ!?」
馬鹿「おおっ!瑩龍輝刃えいりゅうきじん」
キュゴアッ
光のオーラを収束させて作った刃がブラッドに迫る
ブラッドストーン「ちぃっ金太陰陽陣こんたいおんみょうじん!」
チッ
ズドゴオオオオオムッ
馬鹿とブラッドの中間にて粉塵爆発が巻き起こる
馬鹿、ブラッドストーン「ぬぐああ!!?」
ドダダンッ
当然、馬鹿はおろかブラッドまで爆発の衝撃を受け、吹き飛ぶ
馬鹿「くっ……何だ!?今の……爆発!!?」
ブラッドストーン(ちぃっ……やはり直前で粉塵爆発を起こすのは得策では無いな……)
馬鹿(またあんな爆発が起こっちゃたまったモンじゃねぇ……さて、次はどう攻めるか……)
ブラッドストーン「さて……そろそろ死んでもらおうか……」
馬鹿「ぬかせ!」
ブラッドストーン「木歳陰陽陣もくさいおんみょうじん!」
ズアアアアアッ
馬鹿「なっ!?」
馬鹿を囲うように分身を作るブラッド
ブラッドストーン「屍貪したんに斬り刻まれて死ぬがいいわ!!」
ドッ
そして飛び掛るブラッド
馬鹿「そ……こだあ!!!瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
キュゴアアアッ
だが、いち早く本体を見極めた馬鹿が光の龍をブラッドに解き放つ
ブラッド「ぬ!?……な……」
バアンッズドムッ
瞬間、分身が掻き消され、そしてブラッドは吹き飛ばされ壁に叩き付けられる
馬鹿「はぁ……はぁ……残り……1人か!?」
……馬鹿……疲労しているみたいだけど……コランダムを斃せるのか!?


続

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