B.B.B. 激闘編
89の馬鹿 〜ツキマ全面戦争! その5〜



ついに月夜の魔獣との最終決戦が始まった……五行相克に乗り込んだ馬鹿一行だが、突如馬鹿がトラップに
はまり、落とし穴へ……馬鹿の安否を気遣いつつ5人は5つの扉をそれぞれくぐったのだが……
某所、五行相克・橄欖カンラン石の間
馬脱まぬけ「覚悟しろィ!橄欖カンラン石ィ!」
ペリドット「……笑えん冗談だ……」
トパシオス「我ら木の部隊に挑んだことをあの世で後悔するがいいわ!」
馬脱まぬけ「それはどっちになることやら……」
ペリドット「フン、おしゃべりは無駄だな……」
馬脱まぬけ「最初からそうだぜ!」
ヒュンッ
オリビン、トパシオス、クリソライト「木歳陰殺もくさいおんさつよう!!」
バババババババババッ
飛び掛る木の部隊3人、直後、木のオーラを纏った剣閃が無数に馬脱まぬけへと襲い掛かる
馬脱まぬけ「ハッ」
後方へ回避
ペリドット「ぬん!木歳陽刃もくさいみょうはこん」
ジャッ
五行七振ごぎょうななふりが1つ、堕束だそく馬脱まぬけを絡め取ろうと迫る
馬脱まぬけ雷電三叉爪らいでんさんさそう!」
チュギョオオオムッ
雷の刃が3つ走り、迫る剣閃、刃を打ち払う
オリビン「ぬぅ!?」
ペリドット「フン……木歳陰殺もくさいおんさつかん」
ズドムッ
地面を叩くように堕束だそくを振り下ろし、衝撃波を馬脱まぬけの足元から天空へと放つ
馬脱まぬけ「ぬ……お!?」
オリビン、トパシオス、クリソライト「木歳陽刃もくさいみょうは」
ゴギャウウッ
木のオーラを纏った3人が追い討ちをかけるべく馬脱まぬけへ突きかかる
馬脱まぬけ「ち……ちいい……霆虎刺縛ていこしばく!」
チュギャアアアンッ
オリビン、トパシオス、クリソライト「ごあああ!!?」
雷のオーラを纏った刃で刺突にかかり、迫る3人をまず感電させる……
馬脱まぬけ「どおお〜〜りゃあ!」
バッ
そして、そのままペリドットへと迫る
ペリドット「フン」
ジャッ
見越していたかのように堕束だそくがしなり、馬脱まぬけへと迫る
馬脱まぬけ「う……おおおお!!!!」
コオオアアッ
ペリドット「な……に!?」
馬脱まぬけの刀のブーストレベルが上がり
ギャリィ〜〜〜ン
堕束だそくは振り払われる
ペリドット「くっ……」
ザッドンッ
咄嗟に回避するペリドット、そこへ馬脱まぬけの刃が床を斬り裂く
ペリドット「小癪な……」
馬脱まぬけ「次は外さん!!」
今だ感電している木の部隊3人をチラっと見るペリドット
ペリドット(……ヤツら……当分動けん……か!?)
オリビン(す、すみません……ペリドット様……)
ペリドット(……良い……)
チキッ
刀を構えなおすペリドット
ペリドット「フン、そろそろ終わりにしてくれるわ!」
馬脱まぬけ「ハッ!それはこっちのセリフだ!霆虎墜戟ていこついげき!」
ゴロゴロゴロゴロッ
雷雲を呼び起こす馬脱まぬけ
ペリドット「木歳陰陽陣もくさいおんみょうじん」
ズアアアアアアッ
馬脱まぬけ「な!?」
突如馬脱まぬけを囲むかの如くペリドットが分身し……
ペリドット「死ね!」
ジャアアッ
一斉に堕束だそくの剣撃が馬脱まぬけへ迫る
堕束だそく同士が絡まないのかって?……そんなこと聞いちゃダメです。
馬脱まぬけ「ハッ!」
ゴッ
馬脱まぬけは突如天空に刀を投げ捨て……
ペリドット「フン……何を小細工を……」
チュギョオオオッ
ペリドット「うごおああ!!?」
避雷針代わりに雷を落とし、ペリドットの分身を全て掻き消す
馬脱まぬけ「そこか!霆虎吼鳴ていここうめい!」
ピギャアアアアアアアンッ
雷のオーラで具現化した虎をペリドットへ向けて放つ
オリビン、トパシオス、クリソライト「ぬ……おおお!!!」
ダッ
動けぬペリドットに変わり、まだ痺れが残っているにも関わらず3人が飛び出す
馬脱まぬけ、オリビン、トパシオス、クリソライト「うおおおお!!!!」
ビシィッドゴアッ
ペリドット「ぐ……」
堕束だそくの刃1枚1枚が砕け散り、そのまま壁に激突する4人
馬脱まぬけ「……終わったのはそっちだったな!」
木の部隊……沈黙……


続

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