B.B.B. 激闘編
88の馬鹿 〜ツキマ全面戦争! その4〜



ついに月夜の魔獣との最終決戦が始まった……五行相克に乗り込んだ馬鹿一行だが、突如馬鹿がトラップに
はまり、落とし穴へ……馬鹿の安否を気遣いつつ5人は5つの扉をそれぞれくぐったのだが……
某所、五行相克・緑柱石の間
エメラルド「来たな……」
奴柱どじ「月夜の魔獣……年貢の納め時ってヤツだぜ……」
アクアマリン「ハッ……」
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「金太陰殺こんたいおんさつ」
ゴバウアアッ
イキナリ連鎖的に無数の剣閃を放つ金の部隊3人
奴柱どじ「おおっとぉ……風刃亂流斬ふうじんらんりゅうざん!」
バババババッ
風の刃を乱れ撃ちし、応戦する奴柱どじ
エメラルド「金太陽刃こんたいみょうはしん」
ドッ
突撃+刺突を繰り出すエメラルド……
奴柱どじ「くっ……」
ズザガガガガガッ
それを何とか受ける奴柱どじ、しかし、圧されてしまう
エメラルド「ほぉう……五行七振ごぎょうななふり破首はくびを受けてヒビが入らないとは……たいした業物だ」
奴柱どじ「余裕こいてるヒマなんて……無いぜ!風刃礫圧斬ふうじんれきあつざん!」
ズドオオンッ
風のオーラでエメラルドを弾き飛ばす
エメラルド「ぬ……ぬうう!!?」
ザザッ
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「金太陰殺こんたいおんさつきょ!」
ズザアアアアッ
エメラルドが飛ばされ、奴柱どじと距離を置いた刹那、空気中の金属片を集めて、奴柱どじに浴びせる金の部隊3人
奴柱どじ「ハッ」
ズガガガガガガッ
咄嗟に後退、奴柱どじが居た場所に引っかき傷が無数に出来上がる
奴柱どじ「……ふぅ……」
エメラルド「安心するのはまだ早いわ!金太陽刃こんたいみょうはソさん」
ドッ
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「金太陽刃こんたいみょうはしん」
ドドドッ
間合いを詰めて上段からの袈裟斬りを放つエメラルド、さらに突撃+刺突を繰り出す金の部隊3人
奴柱どじ「ぬ……うああああ!!飆獅穿嵐ひょうしせんらん!」
コアッドゴオアアアアッ
ブーストレベルを上げ、風のオーラを収束させて作った竜巻で弾き飛ばす
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「ぬぅっ!?」
エメラルド「ちいいっ……」
ザザザザザッ
部下3人は飛ばされ、エメラルドは飛ばされつつも体勢を立て直し、着地する
エメラルド「フン……風か……」
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「エメラルド様……」
エメラルド「ああ……」
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「金太陰殺こんたいおんさつきょ!」
ズザアアアアアッ
再び空気中の金属片を集めて奴柱どじに浴びせる金の部隊3人
エメラルド「金太陰陽陣こんたいおんみょうじん奴柱どじ「そんなものでぇ……」
チッ
ズドグオオオオムッ
奴柱どじ「おごああ!!!?」
突如粉塵爆発が起こる
奴柱どじ「くっ……何ぃ!?」
エメラルド「はあ!!?」
ブンッ
奴柱どじ「ぐっ」
ズダムッ
爆煙に紛れてエメラルドが両断に掛かる……が、辛うじてそれを回避する奴柱どじ
エメラルド「ちぃっ……外したか……だが……次はいかん!」
バッ
すぐさま後退……
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「金太陰殺こんたいおんさつきょ!」
ザアッ
と同時に金属片が奴柱どじに降り注ぐ
奴柱どじ飆獅咆咬ひょうしほうこう」
エメラルド「金太陰陽陣こんたいおんみょうじん」
カッ
ズグオオオオオオオオオンッ
再び粉塵爆発が巻き起こり……
エメラルド「くたばれ!!」
ズガシャアアッ
エメラルド「ぐ……なっ!?」
だが、爆煙の中から飛び出した風のオーラで具現化された獅子がエメラルドを弾き飛ばす
モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「エメラルド様!!?」
奴柱どじ「おおお〜〜〜りゃああ!!」
ズバギャキイイッ
さらに飛び込んできた奴柱どじはそのまま破首はくびを両断。その勢いはエメラルドを金の部隊とともに壁に叩きつける
エメラルド、モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン「ガハッ!!」
奴柱どじ「はぁ……はぁ……爆発の威力を逆に利用させてもらったのよ!!」
金の部隊……壊滅す!


続

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