B.B.B. 激闘編
87の馬鹿 〜ツキマ全面戦争! その3〜



ついに月夜の魔獣との最終決戦が始まった……五行相克に乗り込んだ馬鹿一行だが、突如馬鹿がトラップに
はまり、落とし穴へ……馬鹿の安否を気遣いつつ5人は5つの扉をそれぞれくぐったのだが……
某所、五行相克・火蛋白石の間
偽馬鹿「火蛋白石……沙華さかに聞いた話だとファイアー・オパールだとかというルビーのようなオパールらしく
 無いオパールだったような……」
ファイアオパール「オパールらしくないオパールとは言い様だな……」
偽馬鹿「ま、何でもいい……てめぇらをブチのめせばそれでな……」
ハイドロフェーン「ハッ……」
プラソパール「出来るか!?貴様に!?」
馬鹿「おうよ!早速真空滅斬しんくうとうめつざん!」
ドドドドドッ
無数の真空の刃を放って出方を見る偽馬鹿
ハイアライト、プラソパール、ハイドロフェーン「フン!土鎮陰殺どちんおんさつ」
ドバババッ
砂塵を含んだ剣閃で応戦する土の部隊の3人
ファイアオパール「ハッ!土鎮陽刃どちんみょうはげん」
ズドオオンッ
空気中の砂塵を集め、刃に岩の鞘を作りそのまま偽馬鹿に殴りかかる
偽馬鹿「ぐ……おお!!?……おりゃっ!」
ブンッ
さらに押し返し、ファイアオパールを弾き飛ばす偽馬鹿
ハイアライト、プラソパール、ハイドロフェーン「ファイア様!!?」
ザザッ
ファイアオパール「フン……やりおる……だが!」
ハイアライト、プラソパール、ハイドロフェーン「土鎮陰殺どちんおんさつせき」
ドバキャアアアッ
刀を地面にたたきつけるように振り下ろし、生じた剣閃で大地の破片を偽馬鹿に浴びせる
偽馬鹿「そんなものでぇ……」
ギギギギンッ
それを全て切り払う偽馬鹿
※『大地』……じゃなく、『床』だよな?……ってぇことは……タイルとかそんな類の破片が飛んで
 いったってことになる……うん。イタそう。
ファイアオパール「そこだ!」
ギュゴガッ
偽馬鹿「ぬっ!」
ギイインッ
懐に飛び込み、横薙ぎをかけるファイア……そしてそれを何とか受ける偽馬鹿
ハイアライト、プラソパール、ハイドロフェーン「ファイア様……土鎮陽刃どちんみょうはがん」
ドドドッ
3人が刀を逆手で持ち、地面に刃を突き刺してそのまま持ち上げ……
ファイアオパール「フッ」
バッ
偽馬鹿「うおっ!?」
ゴッ
ファイアが退避した頃合を見計らって膂力で剥離した大地の塊を投げつける
偽馬鹿「小賢しいことをっ!霄凰震鐶しょうおうしんかん!」
ズドオオオオンッ
せまる破片を真空の刃の渦に閉じ込めて斬り刻む
偽馬鹿「ハッ!霄凰寵停しょうおうちょうてい」
ヒイイイイイインッ
風1つない無風状態に土の部隊3人を追い込み、十文字に斬りかかろうとする偽馬鹿
ファイアオパール「土鎮陰陽陣どちんおんみょうじん」
ドドッ
偽馬鹿「ガッ!?」
突如偽馬鹿の前に土の壁がせり出し、偽馬鹿の動きを封じる
ファイアオパール「しゃっ!」
ズガギイイッ
そしてその壁ごと偽馬鹿を横に薙ぎ払うファイアオパール
偽馬鹿「ぐ……ぐぐ……」
ザザザザッ
ファイアオパール「フッ……行くぜ!トドメだ!」
偽馬鹿「それはこっちのセリフだぜ!」
コオオッ
偽馬鹿のブーストレベルが上がる
ハイアライト、プラソパール、ハイドロフェーン「土鎮陽刃どちんみょうはがん!」
ファイアオパール「土鎮陰陽陣どちんおんみょうじん」
ドドドンッドオンッ
3人が一斉に床に刀を突き刺し、膂力で床を刳り偽馬鹿に投げつけ、偽馬鹿の前に土の壁を出現させるファイア
※土の壁に阻まれて3人の技が偽馬鹿に当たらないと思うんですが……
偽馬鹿「霄凰天響しょうおうてんきょう!」
ズドギャッ
ハイアライト、プラソパール、ハイドロフェーン「な!?」
真空のオーラで具現化した鳳凰が土の壁をぶち破り、そのまま土の部隊4人へと襲い掛かる
偽馬鹿「うぉう!」
バキャアアッ
ファイアオパール「ぬ……ごあああ!!?」
黄幽きゆうを破壊しそのまま土の部隊を壁に激突させる偽馬鹿
偽馬鹿「詰めだ!」
……土の部隊……撃沈!


続

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