B.B.B. 激闘編
86の馬鹿 〜ツキマ全面戦争! その2〜



ついに月夜の魔獣との最終決戦が始まった……五行相克に乗り込んだ馬鹿一行だが、突如馬鹿がトラップに
はまり、落とし穴へ……馬鹿の安否を気遣いつつ5人は5つの扉をそれぞれくぐったのだが……
某所、五行相克・柘榴石の間
嘘阿呆「柘榴石……って何だ!?」
ガーネット「ガーネットのことだ……」
嘘阿呆「なるほど……」
パイロープ「さて、柘榴石のことも分かったことだ……」
アルマンディン、ディマントイド「早速死んでもらおうか……」
パイロープ、アルマンディン、ディマントイド「火螢陰殺かけいおんさつしょう」
ゴバウアアアッ
意志を持ったかのような炎の剣閃を飛ばすが3つ、嘘阿呆に飛ぶ
嘘阿呆「この俺に炎を浴びせたのは失策だったな……火流線壱牙かりゅうせんいつが!」
ズドウムッ
火の部隊の炎を吸収して炎の剣閃を打ち返す
アルマンディン「なっ!?」
ガーネット「フン」
ズパッ
だがその剣閃は簡単に斬り裂かれる。
ガーネット「五行七振ごぎょうななふり炯刻けいこくは燃え盛る炎すら斬り割く……よって問題は無い!」
嘘阿呆「ハン……」
チキッ
刀を構えなおす嘘阿呆
嘘阿呆「おおっ!火流貫焼牙かりゅうかんしょうが!」
ゴバウッ
炎を刃に纏わせそのままガーネット目掛けて突撃、刺突を放つ
パイロープ、アルマンディン、ディマントイド「くっ火螢陰殺かけいおんさつかい!」
ドドドッ
白く輝く炎の剣閃が3つ、迎え撃つように嘘阿呆に飛ぶ
嘘阿呆「無駄だ!」
ボボッ
白き炎を吸収し、さらにガーネットに向かう嘘阿呆
ガーネット「火螢陽刃かけいみょうはしゃく」
ゴバウッ
炎を纏った炎すら斬り割く刃でそれを受けるガーネット
嘘阿呆、ガーネット「ぬおおおお!!!!」
ドオオオンッ
嘘阿呆「ぐっ……」
ガーネット「チッ」
ザザザザッ
2つの技がぶつかり合い、その衝撃で弾き飛ばされる双方
ガーネット(ちぃ……流石に炯刻けいこくでも直接は斬れんか……)
パイロープ(炎の剣閃はヤツには無意味……)
アルマンディン(ならば……)
パイロープ、アルマンディン、ディマントイド「火螢陽刃かけいみょうはしゃく!」
ドドドッ
炎を纏った刃で一気に襲い掛かる3人
嘘阿呆「うおおおおっ!」
コオオオッ
嘘阿呆、咆哮!それに呼応してブーストレベルが上がり……
嘘阿呆「爍蠍球砕しゃっかつきゅうさい!」
ゴドオオンッ
炎のオーラを収束させて巨大な火の玉を作り、3人を弾き飛ばす
パイロープ、アルマンディン、ディマントイド「ぬ!?……ごぉ!!?」
ガーネット「……火螢陽刃かけいみょうはらく」
ドジュオオッ
真っ赤に燃える炎を刃に纏わせ、迫る火の玉を焼き斬るガーネット
嘘阿呆「まだだ!爍蠍殲陣しゃっかつせんじん!」
ドッ
炎のオーラを辺りに放ち、一面を焼け野原にする
パイロープ、アルマンディン、ディマントイド「ごおおあああ!!?」
ガーネット「フン」
バシュンッ
部下3人に手が回らず(と、言うか、見捨て?)自分だけ助かるガーネット
ガーネット「そろそろ終幕だな……」
ゴオウッ
炯刻けいこくの熱量が増す
嘘阿呆「ヘッ……」
ガーネット「火螢陰陽陣かけいおんみょうじん」
ボッ
突如、炯刻けいこくの炎が消え……
嘘阿呆「なっ!?」
バッ
ジュオアアアッ
危険を感じ、後退した瞬間に自分が居た場所が溶解する
ガーネット「見えざる炎の一閃を感知するとは……さすがな……だが、いつまでもよけられると思うなよ!」
ヒュンッ
一足飛び掛かるガーネット
嘘阿呆「そっちこそ……俺の力をなめるな!爍蠍葬爛しゃっかつそうらん!」
ズドムッ
炎のオーラで蠍を具現化し、尻尾の部分がガーネットに突き刺さる
ガーネット「これしきの炎で……」
嘘阿呆「ハッ!」
ジュオウッ
そして嘘阿呆の横薙ぎが炯刻けいこくを溶断する
ガーネット「な……何ぃい!!?」
ボッ
そのまま炎に包まれるガーネット
ガーネット「う……うごおお!!!?」
……火の部隊……壊滅!


続

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