B.B.B. 激闘編
82の馬鹿 〜緑柱石エメラルド颯爽出陣! 前編〜



月夜の魔獣……遂に5番目の部隊が出動!?……(とはいえ、また途中で帰っていくんだろうけど)……
まぁ、今回はそんなお話……
某所、月夜の魔獣本部・五行相克
エメラルド「やっと我ら金の部隊の登場か……」
ペリドット「話の流れからするとそうなるな……」
エメラルド「アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール……」
アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール「はっ……」
エメラルド「出陣だ……」
アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール「御意に……」
ダダッ
そして、3人は去っていく……
クリスタル「……やつらは強い……ぜ?」
エメラルド「フン……だからこそ、五行七振ごぎょうななふり破首はくびを使えるってモンだ……」
重厚な殺人剣を見ながら語るエメラルド
クリスタル「……フフ……確かにな……我が水鋼すいこうも血を求めているしな……」
流線型が美しい刃の殺人剣を手に取りクリスタルが言う……
ガーネット「……しかしよ、こんなまどろっこしいことをせずとっとと全面戦争とシャレこみたいところだ
 な……」
ファイアオパール「……仕方あるまい……それが上からの命令だ……」
クリスタル「フン……」
・
・・
・・・
天四斗あまよと、商店街
馬鹿「よぉ、こんな場所で逢うなんざ奇遇だな……」
偽馬鹿「おう、馬鹿か……ちぃっと買出しにな……」
馬鹿「ふ〜〜ん」
偽馬鹿「あ、そういやよぉ……」
馬鹿「ん?」
ゴッ
と、そのとき……殺気が……
馬鹿「偽馬鹿!」
偽馬鹿「おう!」
バッ
咄嗟に両者、刀を構える
アクアマリン「フッ……流石だな……馬鹿!!」
モルガナイト「我らの殺気を感じ取り、すぐさま臨戦態勢をとるとは……」
ズダダンッ
3人がやってくる
偽馬鹿「月夜の魔獣のお出ましってワケかい!?」
ヘリオドール「ご名答……我ら、月夜の魔獣、金の部隊!!馬鹿、貴様の力……見せてもらうぜ!!」
馬鹿「いいけど、多分ここじゃ無理だぜ!」
一同「は!?」
ドドドオッ
*「マテマテぇ!!!」
馬鹿「ほらね……」
木美きび椎造親衛隊の皆さん到着
偽馬鹿「……馬鹿……コイツらは!?」
馬鹿「朔の夜叉の特殊部隊で……裏の世界の住人のくせになぜか街の治安を守ってるんだよ……」
一同「……」
*「さぁて、場所を移動してもらおうか……天四斗あまよとを汚すヤツは誰一人として許さん!!!」
・
・・
・・・
と、言うわけで一同が移動した場所は……
偽馬鹿「朔の夜叉多目的宿舎・ヴィラ・エンジェル建設予定地……オカマの管理人募集中ってオイ……」
※朔の夜叉よ……アンタら天四斗あまよとをどうしたいわけ!?
*「では、存分に死合え!!さらばだ!!」
ドドッ
そして木美きび椎造親衛隊のみなさんは去っていく……
偽馬鹿「……」
アクアマリン「……馬鹿!!!」
モルガナイト「……気を取り直して……」
ヘリオドール「勝負だッ!」
馬鹿「いいぜ……どこからでも掛かってきな!!」
スララッ
抜刀し、対峙する一行……
モルガナイト、ヘリオドール「金太陰殺こんたいおんさつ!」
ドドドドドドッ
2人が連鎖的に無数の剣閃を放ってくる
偽馬鹿「ハッ!真空滅斬しんくうとうめつざん!」
ゴギャオオオオオッ
それに対抗して真空の刃を無数に放って応戦する偽馬鹿
アクアマリン「金太陽刃こんたいみょうはしん!」
ゴギャウウッ
突撃しつつ刺突を放つアクアマリン
馬鹿「おおっとぉ……光破一文字こうはいちもんじ」
バチュイイインッ
横薙ぎにてその刃を受ける馬鹿
馬鹿、偽馬鹿「うおおおおお!!!」
アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール「ぬううあああああ!!!」
ドンッ
……さてさて、この両者の死合……どう決着つくのだろうか!?


続

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